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第8章
第393話 変態令息になりそうな悪役令息⑤※
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「ひぁ……」
とろとろになったところに、クライスのペニスが入ってくる。先っぽだけ入れて、出て、入れて、出てが繰り返され、やっと半分くらい入ったと思ったら、また出ていく。
「ふぇ? なんで?」
「久しぶりだからゆっくりしよう」
焦ったい動きに、啜り泣いた。やっと全部挿れてもらえた時にはその満足感にほぉっと息が漏れる。
「あ…すごぃ……おほしさまがみえる」
「くっすごい締め付けだな。出すぞ」
「ふぁああああ」
体の中にぶわあっとクライスの魔力が広がっていく。唾液だけでは間に合わず、魔力不足で干からびそうだった身体にそれは染み込んでいき、力が漲ってくる。冷たくなっていた身体が温かくなっていく。
ううん、これは…温かいを通り越して、
「あ…あつい」
「すまない。我慢できずに中に出しすぎてしまった」
今度は多すぎる魔力を吐き出すために何度も扱かれるけど、僕の僕の中はもう空っぽになっていて、タラタラと雫を出すことしかできなくなっていた。
「……や……でな…もぅ…むり」
「ああ、頑張ったな。まだ体力は戻ってないし、今日は無理をさせないと決めていたんだが」
「ぼくが…さそったのだし…いいよ……」
お尻を振ってはしたなく誘った僕が悪い。お互い久しぶりだったから盛り上がってしまったのやも。
「キルナは優しいな。あと一回出したら終わりにしよう」
え?
確実に終わりだと思っていたこの流れで、もう一回出せと言われ、震えた。最近魔王クライスを見ることがなかったから忘れていたけど、そうだったと思い出す。
彼はドSで鬼畜。人間には考えられない所業をしちゃうのだった。くったりして力のないペニスに媚薬入りローションたっぷりのオナホ魔道具を被せ、振動させるなんて。そしてそれを上下に動かしてしまうなんて。これデジャブなんじゃ。
ブブブブブ……こちゅこちゅこちゅ…
「ゔあっちょ…っとまっ…あ゛あああああああぁぁ……」
最後に出たものが何だったかは、もうわからなかった。
しばらくお昼寝をして目覚めると、開いたドアの向こうにあるソファにクライスが座っているのが見えた。書類仕事をしているみたい。もそもそとベッドから身体を起こすと、気づいた彼がこっちにやって来る。その手には僕の分のピアスがあった。
「つけるからじっとしていろ」
「うん」
ちょっと痛むかもしれないが、すぐ済む、そう言って耳に手を当てると、彼は風魔法の呪文を唱えた。生じた風にふわりと髪が靡く。
「できた」
「え、もう?」
バルコニーであんなに時間がかかったのはなんだったのか、と思うほど一瞬で、全然痛みも感じなかった。触ってみると、そこにはたしかに丸いピアスがついている。
「お揃いだな」
「ん…うれしい」
ハンカチを目に当てられて、自分が泣いているのだと気づいた。
「ごめん、僕……ぅ…」
「最高のプレゼントを、ありがとう」
クライスが喜んでくれてよかった。アクセサリーはつけない派だと知っていても、どうしても身につけられるお揃いのものが欲しくてこれにした。
内側から突き刺すようなお腹の痛みは日に日に強くなり、以前より闇の魔力が増しているのを感じる。
ーーこれが、最後のプレゼントになるかもしれない。
とろとろになったところに、クライスのペニスが入ってくる。先っぽだけ入れて、出て、入れて、出てが繰り返され、やっと半分くらい入ったと思ったら、また出ていく。
「ふぇ? なんで?」
「久しぶりだからゆっくりしよう」
焦ったい動きに、啜り泣いた。やっと全部挿れてもらえた時にはその満足感にほぉっと息が漏れる。
「あ…すごぃ……おほしさまがみえる」
「くっすごい締め付けだな。出すぞ」
「ふぁああああ」
体の中にぶわあっとクライスの魔力が広がっていく。唾液だけでは間に合わず、魔力不足で干からびそうだった身体にそれは染み込んでいき、力が漲ってくる。冷たくなっていた身体が温かくなっていく。
ううん、これは…温かいを通り越して、
「あ…あつい」
「すまない。我慢できずに中に出しすぎてしまった」
今度は多すぎる魔力を吐き出すために何度も扱かれるけど、僕の僕の中はもう空っぽになっていて、タラタラと雫を出すことしかできなくなっていた。
「……や……でな…もぅ…むり」
「ああ、頑張ったな。まだ体力は戻ってないし、今日は無理をさせないと決めていたんだが」
「ぼくが…さそったのだし…いいよ……」
お尻を振ってはしたなく誘った僕が悪い。お互い久しぶりだったから盛り上がってしまったのやも。
「キルナは優しいな。あと一回出したら終わりにしよう」
え?
確実に終わりだと思っていたこの流れで、もう一回出せと言われ、震えた。最近魔王クライスを見ることがなかったから忘れていたけど、そうだったと思い出す。
彼はドSで鬼畜。人間には考えられない所業をしちゃうのだった。くったりして力のないペニスに媚薬入りローションたっぷりのオナホ魔道具を被せ、振動させるなんて。そしてそれを上下に動かしてしまうなんて。これデジャブなんじゃ。
ブブブブブ……こちゅこちゅこちゅ…
「ゔあっちょ…っとまっ…あ゛あああああああぁぁ……」
最後に出たものが何だったかは、もうわからなかった。
しばらくお昼寝をして目覚めると、開いたドアの向こうにあるソファにクライスが座っているのが見えた。書類仕事をしているみたい。もそもそとベッドから身体を起こすと、気づいた彼がこっちにやって来る。その手には僕の分のピアスがあった。
「つけるからじっとしていろ」
「うん」
ちょっと痛むかもしれないが、すぐ済む、そう言って耳に手を当てると、彼は風魔法の呪文を唱えた。生じた風にふわりと髪が靡く。
「できた」
「え、もう?」
バルコニーであんなに時間がかかったのはなんだったのか、と思うほど一瞬で、全然痛みも感じなかった。触ってみると、そこにはたしかに丸いピアスがついている。
「お揃いだな」
「ん…うれしい」
ハンカチを目に当てられて、自分が泣いているのだと気づいた。
「ごめん、僕……ぅ…」
「最高のプレゼントを、ありがとう」
クライスが喜んでくれてよかった。アクセサリーはつけない派だと知っていても、どうしても身につけられるお揃いのものが欲しくてこれにした。
内側から突き刺すようなお腹の痛みは日に日に強くなり、以前より闇の魔力が増しているのを感じる。
ーーこれが、最後のプレゼントになるかもしれない。
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