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第7章
第350話 魔王様と一緒①※
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「ああ、キルナ、愛している」
「ああん……動かないで。中のが擦れるからぁ」
「今日は一日中一緒にいよう」
「ん……う……はぁ…わかったってば」
ベッドボードを背もたれにして座り、後ろからぎゅうっと抱きしめてくる王子様。
僕は彼の膝に座っている。裸で。
そこまでは、まぁ、あり得る状況かもしれない? でもね、すごいよ。だって、今僕の中には
グリグリ…コチュ……グプ
(あ…また動き出した…。もうダメって言ったのにぃ!!!)
彼が入っているのだ。
今日一日中彼のモノを挿れっぱなしで過ごすこと。
クライスを怒らせたせいで、なんかすごいお仕置きが始まってしまっているのだ。
「熱があるから寒くないように温めておかないと」
甲斐甲斐しく僕らの体に布団を巻き付けてくれる彼。こんなふうにアレが後ろに刺さっている状態で優しいことを言われても……。と思うわけだけど、ことの発端は僕が「クライスはユジンと、キスした?」と馬鹿な質問をしたことにあった。
『俺がキスするのはお前だけだ。今までも、これからも』と、以前ノエルとのキスを疑ったときにも聞いたのに、性懲りも無くまた同じ質問をした僕。ブチギレた王子様は、お仕置きする必要があると判断したらしい。
『俺の愛がわかるまで、挿れておこう。そうだな、最低一日は挿れておこうな』
そう氷のような笑顔で宣言され、この状況に。
うう、よく考えたら婚約者以外の人間とキスしたかどうか聞くなんて、不誠実な人間だと疑っているみたいだもんね。彼が怒るのも無理はない。とにかく謝らねば!
「ねぇ、クライス。あの、僕が悪かったよ。ノエルの時も僕の勘違いだったし、あの時クライスは僕としかキスしないって言ってくれてたのに……。また疑っちゃってごめん」
「あの時はともかく、今回は疑われるようなことをした覚えはない。いい加減俺の愛を、わかってもらわないと、な」
ぐちゅぐちゅ、ぐぷん。
腰を回すように動かされ、僕はあまりの気持ちよさに仰け反った。突き出した乳首を両手の人差し指でカリカリと引っ掻かれ、ただただ喘ぐ。
「んやあああ……あ……あ、そ……はぁ……ぼくが…わるかったからぁ、ゆるしてぇ」
相当怒っているらしい。何を言おうと彼の動きは止まらず、ぐぷぐぷと咥え込んだそこからは絶えず快感が送られてくる。うなじや肩に吸い付いて、さらに甘噛みし僕の体には彼の印がどんどん刻まれていく。
(やばい。これは、逃げられない!!)
お仕置きが始まってから数時間が経った。
首も肩も、たぶんもう隙なくピンクのキスマークで埋め尽くされていると思う。
「俺はお前だけのものだ。キルナ。お前は俺だけのものだろ?」
「ん、そう……だよ。はぁ……ぼくはぁ…はああああん。クライスの……クライスだけのもの」
「なら、キスも俺はお前にしかしないし、お前は俺にしかしない。そうだな」
「そう」
何度も繰り返しされる質問に「もちろん」「うん」「その通りだよ」と肯定の言葉を繰り返す。
「お前一人を愛している俺の気持ちを、わかってほしい」
「あん…。わかったよぉ……もうじゅうぶん、わかったからあ…ああああ!?」
ズンズンと突く動きは次第に激しくなり、彼が中でイった。魔力入りの精液が叩きつけられ目の前が真っ白になる。体を巡る彼の魔力は僕にとって快感の源だ。全身が真夏のアイスみたいにどろどろにとけていく。
「ひぁあああああああ。イくぅ」
「キルナ、好きだ。愛してる」
奥を太く長い棒でかき混ぜられながら、愛の言葉を何度も何度も耳元で囁かれる。何度も出され、もう気が狂いそうなほどの魔力と精液でお腹がいっぱいになっている。
(ああ、きもちちいい、きもちいい、きもちいい、だしたい!)
何時間も愛撫されこれ以上ないほど硬くなった僕のペニスがクライスの動きに合わせてゆらゆら揺れていた。
解放して絶頂に至ればすごい快楽に浸れるに違いない。
だけど出せない。一滴も。なぜなら、
「もうこれとってぇ」
射精管理用の金のリングが僕の大事なとこについているから。それだけじゃない。
「そろそろこの魔道具も動かしてやろう。触りやすいように足を広げて座れ。俺の足を跨ぐように。そうだ」
「そ、それだめええこんな、じょぅたい…で…うごかしちゃ……」
僕のペニスにはピンクの筒状のものが被さっていた。これ、前世で言うオナホみたいなものだと思う。使ったことはなかったけど知識はある。男はこれがあれば一人でやっても気持ち良くなる。それなのに、これを人が動かしたらどうなるか。
そんなのやってみなくてもわかるわけで。いや、実際にやられると、想像以上のやばさに身体中がビクビク震え、僕のペニスは出したくても出せないのに虐められ続けるという過去一可哀想な状態になっているわけで。
こちゅこちゅこちゅ
「ゔあっ…はぁああん。そえ、ぎ…もちよしゅぎて……しんじゃ……んぁまたイクぅっ」
上下に擦られると筒の中にびっしり生えた柔らかいスライム毛が当たって死ぬほど気持ちがいい。前を刺激されながら中だけで達するのは辛すぎる。
何度イっても出したい欲は収まらず、高まるばかり。強制的に与えられる強い快感に体はもうついていけてない。ブルブル痙攣するだけのモノみたいになっている。
「ああ、気持ちがいいのか。このままずっと可愛がってやるから、思う存分味わっていいぞ。俺の腕の中でビクビクしているキルナもかわいいな。泣き顔も可愛いし、乱れて喘ぐ声も甘い息も、溢れるよだれも全部可愛い」
「あ゛ぁ……ああああああああっ…」
可愛い可愛いと褒められている気はするし声も優しいのに、彼がやってることはどう考えても鬼畜な魔王の所業だった。硬いもので容赦なくイイトコロを責めながらオナホ魔道具を動かし、媚薬入りローションのついた手で(触られすぎて)ぷくりと腫れた乳首をクニクニと刺激する。
「っっ……ん…」
「お前は誰が好きなんだ?」
「んぁ、く、くらいしゅが…」
「俺が好きなのか?」
「しゅ、しゅきい……」
「どれくらい?」
「い、いち、いちばんんんん!! あっらめ、もううしろつかないれっ。いちばんくらいしゅが…しゅきらからぁあ!!」
「ああん……動かないで。中のが擦れるからぁ」
「今日は一日中一緒にいよう」
「ん……う……はぁ…わかったってば」
ベッドボードを背もたれにして座り、後ろからぎゅうっと抱きしめてくる王子様。
僕は彼の膝に座っている。裸で。
そこまでは、まぁ、あり得る状況かもしれない? でもね、すごいよ。だって、今僕の中には
グリグリ…コチュ……グプ
(あ…また動き出した…。もうダメって言ったのにぃ!!!)
彼が入っているのだ。
今日一日中彼のモノを挿れっぱなしで過ごすこと。
クライスを怒らせたせいで、なんかすごいお仕置きが始まってしまっているのだ。
「熱があるから寒くないように温めておかないと」
甲斐甲斐しく僕らの体に布団を巻き付けてくれる彼。こんなふうにアレが後ろに刺さっている状態で優しいことを言われても……。と思うわけだけど、ことの発端は僕が「クライスはユジンと、キスした?」と馬鹿な質問をしたことにあった。
『俺がキスするのはお前だけだ。今までも、これからも』と、以前ノエルとのキスを疑ったときにも聞いたのに、性懲りも無くまた同じ質問をした僕。ブチギレた王子様は、お仕置きする必要があると判断したらしい。
『俺の愛がわかるまで、挿れておこう。そうだな、最低一日は挿れておこうな』
そう氷のような笑顔で宣言され、この状況に。
うう、よく考えたら婚約者以外の人間とキスしたかどうか聞くなんて、不誠実な人間だと疑っているみたいだもんね。彼が怒るのも無理はない。とにかく謝らねば!
「ねぇ、クライス。あの、僕が悪かったよ。ノエルの時も僕の勘違いだったし、あの時クライスは僕としかキスしないって言ってくれてたのに……。また疑っちゃってごめん」
「あの時はともかく、今回は疑われるようなことをした覚えはない。いい加減俺の愛を、わかってもらわないと、な」
ぐちゅぐちゅ、ぐぷん。
腰を回すように動かされ、僕はあまりの気持ちよさに仰け反った。突き出した乳首を両手の人差し指でカリカリと引っ掻かれ、ただただ喘ぐ。
「んやあああ……あ……あ、そ……はぁ……ぼくが…わるかったからぁ、ゆるしてぇ」
相当怒っているらしい。何を言おうと彼の動きは止まらず、ぐぷぐぷと咥え込んだそこからは絶えず快感が送られてくる。うなじや肩に吸い付いて、さらに甘噛みし僕の体には彼の印がどんどん刻まれていく。
(やばい。これは、逃げられない!!)
お仕置きが始まってから数時間が経った。
首も肩も、たぶんもう隙なくピンクのキスマークで埋め尽くされていると思う。
「俺はお前だけのものだ。キルナ。お前は俺だけのものだろ?」
「ん、そう……だよ。はぁ……ぼくはぁ…はああああん。クライスの……クライスだけのもの」
「なら、キスも俺はお前にしかしないし、お前は俺にしかしない。そうだな」
「そう」
何度も繰り返しされる質問に「もちろん」「うん」「その通りだよ」と肯定の言葉を繰り返す。
「お前一人を愛している俺の気持ちを、わかってほしい」
「あん…。わかったよぉ……もうじゅうぶん、わかったからあ…ああああ!?」
ズンズンと突く動きは次第に激しくなり、彼が中でイった。魔力入りの精液が叩きつけられ目の前が真っ白になる。体を巡る彼の魔力は僕にとって快感の源だ。全身が真夏のアイスみたいにどろどろにとけていく。
「ひぁあああああああ。イくぅ」
「キルナ、好きだ。愛してる」
奥を太く長い棒でかき混ぜられながら、愛の言葉を何度も何度も耳元で囁かれる。何度も出され、もう気が狂いそうなほどの魔力と精液でお腹がいっぱいになっている。
(ああ、きもちちいい、きもちいい、きもちいい、だしたい!)
何時間も愛撫されこれ以上ないほど硬くなった僕のペニスがクライスの動きに合わせてゆらゆら揺れていた。
解放して絶頂に至ればすごい快楽に浸れるに違いない。
だけど出せない。一滴も。なぜなら、
「もうこれとってぇ」
射精管理用の金のリングが僕の大事なとこについているから。それだけじゃない。
「そろそろこの魔道具も動かしてやろう。触りやすいように足を広げて座れ。俺の足を跨ぐように。そうだ」
「そ、それだめええこんな、じょぅたい…で…うごかしちゃ……」
僕のペニスにはピンクの筒状のものが被さっていた。これ、前世で言うオナホみたいなものだと思う。使ったことはなかったけど知識はある。男はこれがあれば一人でやっても気持ち良くなる。それなのに、これを人が動かしたらどうなるか。
そんなのやってみなくてもわかるわけで。いや、実際にやられると、想像以上のやばさに身体中がビクビク震え、僕のペニスは出したくても出せないのに虐められ続けるという過去一可哀想な状態になっているわけで。
こちゅこちゅこちゅ
「ゔあっ…はぁああん。そえ、ぎ…もちよしゅぎて……しんじゃ……んぁまたイクぅっ」
上下に擦られると筒の中にびっしり生えた柔らかいスライム毛が当たって死ぬほど気持ちがいい。前を刺激されながら中だけで達するのは辛すぎる。
何度イっても出したい欲は収まらず、高まるばかり。強制的に与えられる強い快感に体はもうついていけてない。ブルブル痙攣するだけのモノみたいになっている。
「ああ、気持ちがいいのか。このままずっと可愛がってやるから、思う存分味わっていいぞ。俺の腕の中でビクビクしているキルナもかわいいな。泣き顔も可愛いし、乱れて喘ぐ声も甘い息も、溢れるよだれも全部可愛い」
「あ゛ぁ……ああああああああっ…」
可愛い可愛いと褒められている気はするし声も優しいのに、彼がやってることはどう考えても鬼畜な魔王の所業だった。硬いもので容赦なくイイトコロを責めながらオナホ魔道具を動かし、媚薬入りローションのついた手で(触られすぎて)ぷくりと腫れた乳首をクニクニと刺激する。
「っっ……ん…」
「お前は誰が好きなんだ?」
「んぁ、く、くらいしゅが…」
「俺が好きなのか?」
「しゅ、しゅきい……」
「どれくらい?」
「い、いち、いちばんんんん!! あっらめ、もううしろつかないれっ。いちばんくらいしゅが…しゅきらからぁあ!!」
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