いらない子の悪役令息はラスボスになる前に消えます

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第7章

第363話 番外編:ねことうさぎとりすの物語※ ifのお話 夢の温泉郷

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感想500記念の番外編です。以下の注意書きをよく読んでから、それでもいいよ!と思った方だけお読みください。

※ifのお話です。本編とは全く関係ありませんのでご注意ください。
※メインカップル以外との挿入があります!
※二輪挿しです。ご自衛ください。


***


「はぁ…リリー、テア、もっと触って」

「もう、限界……リリー。ちょ……出る」

「んぁああ。ちょっとテア……や…だぁ」

ねっちゃねっちゃと粘着質な音と僕の喘ぎ声が響く。


ここは夢の温泉郷!

『ミライアてんねん露天風呂パーク』で僕たちはスライム風呂に入って体を擦りあっていた。ここには美容にいいお風呂がたくさんあるから、美意識高い系の人たちに人気があるのだって。

「キルナサマ~、このスライムってね、お肌をツルツルうるうるにするんだよぉ」
「んぅ……。それはいいけど、そんなとこまで塗らなくても……。はぁ、はぁ」
「ふふ、お尻の奥までコレ塗っておけば、腸まで綺麗になるよ~」
「それに、ここをたっぷり解しておいたら、いちゃいちゃできるじゃない。僕たちと朝までするんでしょ? メガネ」
「ん……そ…だね…んはぁ! そこはだめぇ!! イっちゃうからぁ」

後ろの穴を弄るテアの指は的確で、嘘みたいに一番気持ちいいところがバレて体がふにゃふにゃになっていく。

「あはっ、キルナサマのイイトコみ~つけたぁ。ここで出してもスライムが綺麗に処理してくれるから大丈夫だよ」

美容成分のたっぷり入ったスライムはピンクで可愛らしい色をしているけれど、実は媚薬成分も含まれている。身体中にこんな風に塗りつけられたら、当然気持ちよくなっちゃうわけで…うう、これやばい、早く上がらなきゃ。

「体、熱くなってきた……も、出ようよ」
「ふふふ、まだダメだよ。熱くなってきたのは気持ち良くなってきたからでしょ? ここからがいいとこなんだから」

色気たっぷりのリリーにたじろいでいると、ぬるっとペニスに何かが押し付けられた。

え? スライムがピンク色なせいで見えにくいけど、この感触……もしやアレでは?

「何か、当たってるよ、リリー」
「うん。メガネのに僕のを重ねてるの。一緒に擦って気持ち良くなろ?」
「やめて。恥ずかしいからぁ…アア……ん」

逃げようとすると、後ろからテアに抱きしめられてしまう。恥ずかしい声が漏れないように僕は自分の口を手で塞いだ。

「んんっ……ふ……」

なのに、キルナサマの耐える声が可愛いだの、メガネが我慢する姿はなかなかそそるね、だの好き放題言われて顔が真っ赤になる。喘ぐのも恥ずかしいし耐えてもそう言われるならどうしたらいいの? 

「キルナサマが可愛いすぎて、テアのももう限界。挿れていい~?」

(え? ダメだけど)

「もうしっかり解れてトロトロになってるし、いいでしょ~?」
「いいよね?」

(あ、そんなっ二人同時に!?)

と思った時にはもう遅かった。

ぐぷぅっとスライムの滑りによって簡単に入り込むものを、拒むことができない。前からリリー後ろからテアの二本のペニスが、僕のお尻の穴に入っていく。口に当てていた手も衝撃に耐えるのに必死で、外れて声が出てしまう。

ぬちゅ…ごちゅっ…くちゅう……

「ああ。やあ……すごっ。はぁ、ダメなのにこすれてきもちいよぉ」
「すごい素敵。キルナサマの中。絡みついてくるぅ」
「僕も、あぁ、出そう。中でテアのと擦れて、ああんイくっ」
「アアッ、テアも……」
「やあああん。も、だめえぇえええええええ!!!」





「って夢を見たんだけどさ。メガネどう思う?」
「アッ、それ~テアも同じ夢見た~」

ウキウキしながら話をする二人におののきき、僕は一歩下がった。

(どう思うって言われても……なにそのやばい夢)

「だからさ、ね。今度の休みに3人で『ミライアてんねん露天風呂パーク』行かない? スライム風呂に入ろうよ!」
「行きたい~~!! リリーと一緒にキルナサマの中に入ってみたい~~~!!」

んぇ!? 

「ね?いいでしょメガネ」
「いいよね~キルナサマ」


もうもうもう! 

「そんなのいくわけ……」

ないでしょ!! と言おうとしたのだけど、二人が泣きそうになっているのを見て、僕は言葉を切った。

「ダメ~?」
「メガネと行きたかったな……」

「……変なことしないなら……行く」
「変なことなんてしないよ、やったぁあ~~!!」

大喜びする二人を見て、まぁいいか夢は夢だし、夢の温泉郷って気になるし、と安易に頷いた僕。


しかし、忘れていた。
そもそもリリーは(僕の経験上すっごい)嘘つきで、テアは(リリーいわく)ビッチだということを。

「ああん。もう!! 変なことしないって言ったぁ」
「変なことじゃないでしょ? ね、テア」
「うん。だってこれってテアたちの愛情表現だし~」
「やあああん。も、だめえぇえええええええ!!!」

ねっちゃねっちゃと粘着質な音と僕の喘ぎ声が、夢の温泉郷に響き渡っていた。
                    
  
                         🐱🐰🐿🛁(おしまい)

***

これは、正夢??(´⊙ω⊙`)いつも感想ありがとうございます!一言でも泣いて喜びますので、どうぞよろしくお願いします😊✨
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