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第7章

第322話 番外編:魔力風邪(割愛部分)※

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※魔力風邪の番外編です。最初は本編としてかいていたのですが、あまりにも長々しいえちえち看病でうまくまとめきれず、大幅にカットした部分です。321話5行目(スマホでは8行目)で、クライスが色々あった……詳しくは割愛する……と言葉を濁した部分。Twitterで「見たいよ~✨」の声をいただき嬉しかったので、載せてみます🌸

それでは魔力風邪最初の一週間のクライスの奮闘をどうぞ(笑)
 
 ***


数日で体力の限界を感じ、別々のベッドで眠ることにした。
しかし、一時間もしないうちに目を覚ました。

「クライス、どこ? ふぇえん寂しいよぉ……」

しくしくと涙を流し、辛そうに俺を探すキルナ。これを放っておくなど誰にできるというのだろう。すぐに駆け寄り頬の涙を手でそっと拭った。

「ここにいるから泣くな」
「あ…よかったぁ」

キルナは俺を見つけると嬉しそうに微笑み、隣で寝て~と甘え、懐いた猫のようにすりすりと擦り寄ってくる。とてもじゃないが眠れない。相手は病人だ。どれだけ我慢していると思っているんだ! と注意するわけにもいかず、宥めるように背中をトントン撫でてあやした。

「キルナ、大人しく寝ろ」
「……もうどっかいかない?」
「ああ、ずっとここにいるから」
「ん…じゃぁ寝る。お腹触っててもいい? クライスの体触ってたら僕…すごく安心するの」

砂糖菓子のように甘ったるいその声は一体どこから出てくるのか。体もその蜜も甘いのに声まで甘いとは。

「……わかった、触ってていいから早く寝るんだぞ」
「やったぁ。クライス好き」
「……」

(好き……か。くそ、押し倒したい)

「あれ? きこえなかった? だ~いすき!」
「聞こえてる。俺もキルナのことが大好きだ」
「ふふっ。うれしぃ……」

こんな時でもどんな時でもキルナに大好きと言われると嬉しい。嬉しすぎて悶え死にそうだ。だからまたしてもソコが元気になっていることは許してほしい。

「あれ? ちょっとごりごり硬いのがあたってるよ? どしたの?」
「どうもしてない。寝ろ」
「ふふふ、出したいのでしょ? 触ってあげる」

「いい、やめろ」と言っているのに躊躇いなくズボンを脱がせてくるキルナ。体は弱ってフラフラなくせに押しが強すぎる。

くそ、なんだ? 強弱の付け方にメリハリがあり、俺の好きな裏筋を中心に責める彼の手淫は……かなりうまい。キルナはもともと手先が器用だから、覚えがいいのかもしれない。

「あ…くっ…イク……はぁ」

しまった……出してしまった! 
慌てて彼を見ると白濁に塗れ上気した顔がそこにある。

「顔にかかっちゃった……」

てへっと照れたように小首を傾けるエロ可愛い婚約者に「俺の天使!」と叫びそうになった。さすがにそれは我慢したが、正直意味がわからない。なぜフェラをしていたわけでもないのに、かかるほど近くに顔を寄せていたんだ?

彼は俺の疑問をよそに、顔から垂れるそれをミルクを舐める子猫みたいにペロペロと舐めとっている。

「んぅ~やっぱ苦いよぉ。おいしくなぁい」
「コラッ! もう舐めるな。拭いてやるからこっちに顔を向……」
「これがクライスの味らよっ。んちゅ~」

白濁に塗れたまま俺に濃厚なキスをして、「ほら、苦いでしょ~?」とクスクスと笑う姿は……『淫魔』のようだ。この可愛く妖艶な魔物に何もかも搾り取られそうな気がする。ベタベタになった顔を綺麗にして、隣に寝かせた。



そして数時間後。また彼の泣き声で目を覚ました。

「ん…ん…うぇえん熱い、出したいよぉ。うまくできない……。手伝ってクライスぅ」
「ああ、服を脱げ」

触ってやると数度扱いただけで、キルナは「はぁあああん……」と高い嬌声を上げて果てた。衣服を着せようとすると、彼はフルフルと首を横に振る。

「まだ着たくない。あのね、おしりもムズムズするから触ってほしいの」

尻の穴が疼くらしい。後ろの開発も随分進んでいるから、これは仕方がない(自分のせいでもある)と思い付き合うことにする。

「ああ……触ってやるから四つん這いになれ」

くちゅ……くちゅ……

湿った音と甘い声。指に絡みつくような彼の媚肉は熱のせいかいつもより熱い。

「あ…あ……あ…あ……」

(この中に入れたら気持ちがいいだろうな……)

眠さでぼんやりした頭で考え数秒後に否定した。何を考えているんだこんな時に。これは医療行為なんだ!ここで突っ込むなんて野蛮なことはできない!

猛獣のような自分の思考回路をどうにか正常に戻すため、キルナが好きなポイントをくにくにと揉み込むことに集中する。声はどんどん甘ったるく妖艶になっていき、尻の中に注ぎ込んだローションがくぷっと音を立てて溢れてくるのを、なんとか医者になりきった気持ちで見届けた。

中で彼がイッたのを見て、よし、治療完了、と気を緩ませた時だった。四つん這いになったまま彼がこちらに金の瞳を向ける。

「ねえ、クライスぅ、もっと太いのが欲しい」
「……」
「クライスの挿れて?」

(俺は今医者なんだ…、これは医療行為…だから…そんなことはできない)

固い意志で拒否をした。

「今は駄目だ。まだ熱があるし。中に射精するとまた魔力が溜まって熱くなる」
「ふえええん。挿れてくれないの? もしかして。僕のお尻の穴が、小さくて狭すぎるから!? いやらいやらああ」
「話を聞け、熱があるから無理だと……」
「かくちょーして! あの棒入れて! 僕頑張るからぁ!!」
「……!?」

サイドボードの引き出しから拡張棒を取り出し、俺の指の横にそれを突き入れようとするキルナを慌てて止める。

「待て。キルナ、穴の問題じゃないんだ!」
「穴の具合が悪いと相手が萎えるのだって、テアとリリーが言ってたもん!! 具合が良くないから。だから……ふえええん」

何度も説得するが納得せず。結局拡張棒を1番から一本ずつ入れて4番までいれたところで彼はくったりと力尽きて眠った。俺は滾った自分のモノを見て、挿れずに済んだのは奇跡だと思いながら使用済みの魔道具を片付けた。


「はぁ……眠い……今度こそ寝よう」

できる限り睡眠を取らなければ、と目をつぶるが、その短い眠りは卑猥な音によりすぐに妨害されてしまう。

ちゅ~ちゅ~~。じゅるうう~~。

「なんの音だ?」 

薄く目を開くと、脚の間に誰かがいる。

ああ、妖精がぶっといものに必死にしゃぶりついて……可愛らし……ん? 妖精ではなくキルナ。これは夢か? いや、この生々しい感触……夢じゃない。

「うっ……何を…して……」
「魔力ちょーらい」
「それはいいが…はぁ……くっ…ちょっと待て!!」

さっきから彼がちゅうちゅうと吸っているのは俺のアレで。

「ん…らっれここがいひばんまりょくれるれひょ」
「っ……、こんなことしなくても…魔力は口から…やる…から…はぁ」
「きもひい? やりはたおひえてもらっはろ……」

くそ、口淫がやたらと上達している。教えてもらった? そうか、あの小悪魔コンビか……。オレンジと青。目のぱっちりした二人の悪い笑みが脳裏をよぎる。

「ん、れそう? じゅっ」

吸引が強くなり、たまらず放出してしまう。俺のものを飲み込んだキルナは、満足したのかそのままぐっすりと眠りに入った。

あどけないキルナの寝顔……上品なピンクの口の周りにはべっとりと白濁がこびりつき、手には可愛らしいぬいぐるみ。このコントラストに出したばかりのソコが反応する。クリーンの魔法をかけて、きっちり布団をかぶせると、大急ぎでトイレに駆け込んだ。


その後も、

「あつい……出したいよぉ」
「触ってやる…から……泣くな。ほら」


「うああん寒いよぉ」
「ああ、今度は枯渇か。魔力をやるから、口を開けて」
「んぁ。あったかぁい。クライスの魔力…おいしい」

寝ては起き、起きては寝て、魔力を補給し、出させて……。何度もそんなことを繰り返しながら、怒涛の一週間が過ぎていった。
              
      🐰💕(おしまい)🦁💦

 ***

クライスの大変な看病の中身は……こんなかんじでした!割愛したのに書いてしまった(笑)読んでくださりありがとうございます✨
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