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第7章
第301話 成長期?
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「あたたかぁい」
僕の抱き人形……パワーアップして保温機能がついたみたい。嬉しい……。チチチチチと小鳥の鳴き声が聞こえる。もう朝? 起きないとダメかな?
「ん~まだちょっと眠い。あったかいし気持ちがいいの。もちょっと寝かせて、カーナ」
すやぁ…………。
チチチチチ、チュンチュン。
「ふああ~~」
二度寝ってなんて素敵なのだろう。そしてこの抱き人形……腕枕までしてくれるなんてサービスが行き届いて……って、あれ? 人形、じゃない。腕枕しながら僕のことをじっと見てるのは……。
「おはよう、キルナ。よかった、ようやく目が覚めたんだな」
「んはぁ! まぶしっ」
僕の目の前に、神々し過ぎて目に優しくないハイパーイケメンがいる……これは。
「だ…れ…?」
「キルナ……まさか、また俺のことを忘れて?」
「……」
声もちょっと低くなってる気がするけど……。
「えと、クライス、だよね……?」
「ああ、よかった。覚えていたのか」
「覚えてる…けど。なんか変」
クライスの顔が大人びてすごく凛々しくなっていて、僕の頭を撫でる手もなんだか前より大きい。ゲームで見たクライスと同じくらいの見た目になってる気がする。
驚いて彼の体をベタベタと触り変化をチェックしていると、自分の手も心なしか大きくなっていることに気が付いた。慌てて全身鏡で見てみると、そこに映ったのは、クライスほどじゃないけれど、成長している自分の姿。
なにこれ!?
「なんか僕たち、ちょっと大きくなってない!?」
僕の抱き人形……パワーアップして保温機能がついたみたい。嬉しい……。チチチチチと小鳥の鳴き声が聞こえる。もう朝? 起きないとダメかな?
「ん~まだちょっと眠い。あったかいし気持ちがいいの。もちょっと寝かせて、カーナ」
すやぁ…………。
チチチチチ、チュンチュン。
「ふああ~~」
二度寝ってなんて素敵なのだろう。そしてこの抱き人形……腕枕までしてくれるなんてサービスが行き届いて……って、あれ? 人形、じゃない。腕枕しながら僕のことをじっと見てるのは……。
「おはよう、キルナ。よかった、ようやく目が覚めたんだな」
「んはぁ! まぶしっ」
僕の目の前に、神々し過ぎて目に優しくないハイパーイケメンがいる……これは。
「だ…れ…?」
「キルナ……まさか、また俺のことを忘れて?」
「……」
声もちょっと低くなってる気がするけど……。
「えと、クライス、だよね……?」
「ああ、よかった。覚えていたのか」
「覚えてる…けど。なんか変」
クライスの顔が大人びてすごく凛々しくなっていて、僕の頭を撫でる手もなんだか前より大きい。ゲームで見たクライスと同じくらいの見た目になってる気がする。
驚いて彼の体をベタベタと触り変化をチェックしていると、自分の手も心なしか大きくなっていることに気が付いた。慌てて全身鏡で見てみると、そこに映ったのは、クライスほどじゃないけれど、成長している自分の姿。
なにこれ!?
「なんか僕たち、ちょっと大きくなってない!?」
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