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第6章
第287話 気持ちの正体②※
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愛の告白を聞いたクライスはすごく驚いた顔をしている。
(もしかして、僕から好きって伝えるのはこれが初めてなのかな?)
訊こうと思って呼びかけてみるけど、反応がない。目の前で手をヒラヒラさせてみても無反応。妖精の家に置いてきた王子様人形みたいに動かなくなっちゃった。口元に耳を近づけると呼吸はしてるし大丈夫だとは思うのだけど。
「クライス? クライスったら、聞こえてないの?」
なぜか放心状態の彼は、ぽけっとしててなんだか可愛い。とりあえず、よしよしと彼の頭を撫でながら様子を見守ることにした。パシャパシャ水遊びをする妖精たちの水音、チチチチチと楽しげな鳥の鳴き声、サワサワと風に揺れて擦れ合う葉音に耳を澄ませる。
膝上に座る僕を柔らかく包む彼の腕がじんわりと温かくて、少し眠たくなってくる。
しばらくするとやっと彼が動き出した。
「あ……すまない」
いつでも平然としてそうなクライスをこんなにびっくりさせられるなんて、おもしろっ! 「愛してる」と言われて「愛してる」と言った。これって僕たち両想い……ってことだよね? 人を好きになって、相手も自分のことを好きだなんて。そんなの夢みたいだ。
うれしいうれしいうれしい! 幸せを噛み締める。
せっかくこんなロマンチックな場所でお互いの想いを伝え合ったのだから……キスとかしたいな。本当いうと、もっと先のことだってしたい。
ーー彼と愛し合いたい。
謎の気持ちの正体がわかってスッキリした上に、両想いだとわかったことで調子に乗った僕は、ワザとらしく上目遣いでお願いする。気持ちが昂っている今はなんだって言える気がしたから、脳内で編み出した必殺技のブリッ子モードで一気に迫ってみることにした。
「ね、クライスぅ、キスして?」
ん~っと唇を突き出してお願いする。
彼はまた一度硬直してから、ごくりと唾を飲み込んで問い返してきた。
「いい…のか? キルナは……俺のことを忘れているんだろう?」
不安そうに尋ねる彼に、僕はこの大発見について懇切丁寧に説明することにした。なんとしてもキスしてもらうために情熱を込めて。
「あのね、ずうっと考えてたの。クライスがここに来てから僕は変だった。クライスのことが気になって仕方なくて、クライスのことしか考えられなくて。優しくしてもらえると心にブワーッてお花が咲き乱れて、手を繋ぐと心がホカホカして、抱きしめられると温かくて満たされて。少し離れると辛くて切なくなるし、一緒にいると溢れてくる。これって何かなって」
僕はじりじりと彼に迫る。気づけば僕と彼の距離は数センチしかない。僕の気持ちを知って欲しい気持ちが止まらなくて、押し倒しそうな体勢になっている。ついに重みでトンと彼が後ろに倒れ、地面に肘と背中をついた。僕は気にせず彼の上に乗っかったまま続ける。
「で、やっとわかったの。これは、『愛』なんだって」
「愛……」
「クライスのことが好き。愛してる。だからキスして欲しいの。ダメ? もしかしてキスしたいのって僕だけ?」
そうだとしたらすごく恥ずかしいおねだりをしてしまったかもしれない。キスはちょっと嫌だと思われていたら泣いちゃいそう。
だけど、さっきクライスは僕のこと愛してるって言ってくれた。愛し合ってる二人ってキスするものだよね? そうお母さんが言ってたような。ん? お母さん? 映像が僕の頭の中に飛び込んでくる。
『もう! どうして二人ともお母さんにほっぺにチューさせてくれないの?』
『中学生にもなって母親にキスされるなんてやだよ。な、ナナミ』
『え? そうだな。さすがに恥ずかしい』
『ふふ、おませさんねぇ、ちっちゃい頃はナナミもユートもお母さんチューして~って言ってくれたのに。でも二人が将来好きな人と、どんなキスするのか想像するのも楽しいわねぇ』
『ちょ、母さん、俺たちで変な妄想するのやめろって!』
『僕好きな子なんて。ゴホッ…いないから。きっとキスなんて誰ともしないよ。別にしたいとも思わないし。ゴホッゴホッ』
『ああ、咳が出てきたわね。もう薬飲んで寝なさい。今はいなくても、いつかきっとあなたにも好きな人ができるわ。そしたら、キスしたい~って思うものよ』
『ナナミがキスする相手かぁ。それってもしかして男かも?』
『んな、なんで!? 僕男なのにそんなわけないだろ』
『だってナナミ可愛いし。腐目線でみると絶対無自覚美人受けだし』
『え? 何目線って?』
『あはっ。なんでもな~い』
『ほらもう寝なさいって。電気消すわよ』
パチッ
映像が止まる。さっきの映像に出てきた人たちもみんな整った顔をしていたけど。目の前にいるイケメンは顔立ちがはっきりしてまつ毛が驚くほど長くて鼻筋が通っていて、別格の美しさだと思った。
別格……ぼや~とべっかくイケメンについて考えていると、意識が次第にはっきりしてきた。そうだお話の途中だった。幸い彼も何かを真剣に考えていて、話は進んでいなかったみたい。
別格イケメン、クライスはやっと口を開いた。
「駄目な訳がない。俺ももちろんキルナとキスしたい。でもこういうのは全部思い出してからにした方がいいと思って」
「クライスは僕の気持ちを疑ってるの?」
「そうじゃない。だが記憶がまだ戻っていないうちは……」
「記憶が戻ったって僕はクライスのこと好きだよ、絶対!」
僕の言葉にクライスは視線を揺らしている。まだ何かを迷っているみたい。
むぅ、せっかく気づいた自分の気持ちを信じてもらえないなんて悔しい。
このままじゃ嫌だ、なんとかクライスに僕の気持ちを信じてもらわなきゃ。何があっても絶対変わらないくらい強い気持ちなんだって伝えたい。
いい方法はないかな? ウ~~~ン、なんか、こう、つべこべ言わずに彼を僕にのめり込ませる方法……。考えに集中するために目を閉じた。いつもの200倍頭を働かせる。
(ん? なんだろ、コレ)
何かあるのを見つけた。小さな白い紙……メモ用紙みたいだ。頭の中に落ちていたそのメモをぱらりと開くと、猫のマークの下に僕の字で色々書いてある。
〈シショーの教え~クラッとさせる方法~〉
・彼の、あそこを舐めてやればいい
・ゆっくり丁寧にしゃぶってあげたら気持ち良くなって、きっと僕のことを好きになる
ーークラッとさせる方法!?
僕はそのやり方まで事細かく書いた親切なメモを熟読し、カッと目を開いた。ふふふふふ、と僕は笑い、ぎゅっと彼の服を掴む。
「クライス。この服邪魔だから、脱いで!」
「は? 急に何だ? 水浴びでもするのか?」
「いいから早くっ!」
「ああ、わかった……」
「パンツも脱いでね」
「え?」
戸惑うクライスを他所に僕は着々と準備を進めていく。彼を裸にしてもう一度向かい合って座り直した。まじまじとソコを見つめる。
(これは……思ってたより大きい。大丈夫かな? ちょっと入るか心配だけど)
ん~~。でももうここまできたらやるしかない。それに、観察してるとドキドキしてきた。
早く…したい!
でもこのままじゃやりにくいな。僕は湖に入って、と。(あ、服が濡れないように僕も服を脱いでおこう。ぬぎぬぎ)彼は水のギリギリ近くに座らせ、足だけ水に浸かってもらう。うん。これで高さの調節もばっちり。目の前にちょうどアレが見える。
「よいしょ……」
クライスの足を大きく広げて、と。
足の間に僕の体を入れて、と。(ん、よし、いいかんじに用意が整った。)
ドキドキドキ……。
舌を伸ばして、
ぴちゃり。
彼のモノに口をつけた。
(もしかして、僕から好きって伝えるのはこれが初めてなのかな?)
訊こうと思って呼びかけてみるけど、反応がない。目の前で手をヒラヒラさせてみても無反応。妖精の家に置いてきた王子様人形みたいに動かなくなっちゃった。口元に耳を近づけると呼吸はしてるし大丈夫だとは思うのだけど。
「クライス? クライスったら、聞こえてないの?」
なぜか放心状態の彼は、ぽけっとしててなんだか可愛い。とりあえず、よしよしと彼の頭を撫でながら様子を見守ることにした。パシャパシャ水遊びをする妖精たちの水音、チチチチチと楽しげな鳥の鳴き声、サワサワと風に揺れて擦れ合う葉音に耳を澄ませる。
膝上に座る僕を柔らかく包む彼の腕がじんわりと温かくて、少し眠たくなってくる。
しばらくするとやっと彼が動き出した。
「あ……すまない」
いつでも平然としてそうなクライスをこんなにびっくりさせられるなんて、おもしろっ! 「愛してる」と言われて「愛してる」と言った。これって僕たち両想い……ってことだよね? 人を好きになって、相手も自分のことを好きだなんて。そんなの夢みたいだ。
うれしいうれしいうれしい! 幸せを噛み締める。
せっかくこんなロマンチックな場所でお互いの想いを伝え合ったのだから……キスとかしたいな。本当いうと、もっと先のことだってしたい。
ーー彼と愛し合いたい。
謎の気持ちの正体がわかってスッキリした上に、両想いだとわかったことで調子に乗った僕は、ワザとらしく上目遣いでお願いする。気持ちが昂っている今はなんだって言える気がしたから、脳内で編み出した必殺技のブリッ子モードで一気に迫ってみることにした。
「ね、クライスぅ、キスして?」
ん~っと唇を突き出してお願いする。
彼はまた一度硬直してから、ごくりと唾を飲み込んで問い返してきた。
「いい…のか? キルナは……俺のことを忘れているんだろう?」
不安そうに尋ねる彼に、僕はこの大発見について懇切丁寧に説明することにした。なんとしてもキスしてもらうために情熱を込めて。
「あのね、ずうっと考えてたの。クライスがここに来てから僕は変だった。クライスのことが気になって仕方なくて、クライスのことしか考えられなくて。優しくしてもらえると心にブワーッてお花が咲き乱れて、手を繋ぐと心がホカホカして、抱きしめられると温かくて満たされて。少し離れると辛くて切なくなるし、一緒にいると溢れてくる。これって何かなって」
僕はじりじりと彼に迫る。気づけば僕と彼の距離は数センチしかない。僕の気持ちを知って欲しい気持ちが止まらなくて、押し倒しそうな体勢になっている。ついに重みでトンと彼が後ろに倒れ、地面に肘と背中をついた。僕は気にせず彼の上に乗っかったまま続ける。
「で、やっとわかったの。これは、『愛』なんだって」
「愛……」
「クライスのことが好き。愛してる。だからキスして欲しいの。ダメ? もしかしてキスしたいのって僕だけ?」
そうだとしたらすごく恥ずかしいおねだりをしてしまったかもしれない。キスはちょっと嫌だと思われていたら泣いちゃいそう。
だけど、さっきクライスは僕のこと愛してるって言ってくれた。愛し合ってる二人ってキスするものだよね? そうお母さんが言ってたような。ん? お母さん? 映像が僕の頭の中に飛び込んでくる。
『もう! どうして二人ともお母さんにほっぺにチューさせてくれないの?』
『中学生にもなって母親にキスされるなんてやだよ。な、ナナミ』
『え? そうだな。さすがに恥ずかしい』
『ふふ、おませさんねぇ、ちっちゃい頃はナナミもユートもお母さんチューして~って言ってくれたのに。でも二人が将来好きな人と、どんなキスするのか想像するのも楽しいわねぇ』
『ちょ、母さん、俺たちで変な妄想するのやめろって!』
『僕好きな子なんて。ゴホッ…いないから。きっとキスなんて誰ともしないよ。別にしたいとも思わないし。ゴホッゴホッ』
『ああ、咳が出てきたわね。もう薬飲んで寝なさい。今はいなくても、いつかきっとあなたにも好きな人ができるわ。そしたら、キスしたい~って思うものよ』
『ナナミがキスする相手かぁ。それってもしかして男かも?』
『んな、なんで!? 僕男なのにそんなわけないだろ』
『だってナナミ可愛いし。腐目線でみると絶対無自覚美人受けだし』
『え? 何目線って?』
『あはっ。なんでもな~い』
『ほらもう寝なさいって。電気消すわよ』
パチッ
映像が止まる。さっきの映像に出てきた人たちもみんな整った顔をしていたけど。目の前にいるイケメンは顔立ちがはっきりしてまつ毛が驚くほど長くて鼻筋が通っていて、別格の美しさだと思った。
別格……ぼや~とべっかくイケメンについて考えていると、意識が次第にはっきりしてきた。そうだお話の途中だった。幸い彼も何かを真剣に考えていて、話は進んでいなかったみたい。
別格イケメン、クライスはやっと口を開いた。
「駄目な訳がない。俺ももちろんキルナとキスしたい。でもこういうのは全部思い出してからにした方がいいと思って」
「クライスは僕の気持ちを疑ってるの?」
「そうじゃない。だが記憶がまだ戻っていないうちは……」
「記憶が戻ったって僕はクライスのこと好きだよ、絶対!」
僕の言葉にクライスは視線を揺らしている。まだ何かを迷っているみたい。
むぅ、せっかく気づいた自分の気持ちを信じてもらえないなんて悔しい。
このままじゃ嫌だ、なんとかクライスに僕の気持ちを信じてもらわなきゃ。何があっても絶対変わらないくらい強い気持ちなんだって伝えたい。
いい方法はないかな? ウ~~~ン、なんか、こう、つべこべ言わずに彼を僕にのめり込ませる方法……。考えに集中するために目を閉じた。いつもの200倍頭を働かせる。
(ん? なんだろ、コレ)
何かあるのを見つけた。小さな白い紙……メモ用紙みたいだ。頭の中に落ちていたそのメモをぱらりと開くと、猫のマークの下に僕の字で色々書いてある。
〈シショーの教え~クラッとさせる方法~〉
・彼の、あそこを舐めてやればいい
・ゆっくり丁寧にしゃぶってあげたら気持ち良くなって、きっと僕のことを好きになる
ーークラッとさせる方法!?
僕はそのやり方まで事細かく書いた親切なメモを熟読し、カッと目を開いた。ふふふふふ、と僕は笑い、ぎゅっと彼の服を掴む。
「クライス。この服邪魔だから、脱いで!」
「は? 急に何だ? 水浴びでもするのか?」
「いいから早くっ!」
「ああ、わかった……」
「パンツも脱いでね」
「え?」
戸惑うクライスを他所に僕は着々と準備を進めていく。彼を裸にしてもう一度向かい合って座り直した。まじまじとソコを見つめる。
(これは……思ってたより大きい。大丈夫かな? ちょっと入るか心配だけど)
ん~~。でももうここまできたらやるしかない。それに、観察してるとドキドキしてきた。
早く…したい!
でもこのままじゃやりにくいな。僕は湖に入って、と。(あ、服が濡れないように僕も服を脱いでおこう。ぬぎぬぎ)彼は水のギリギリ近くに座らせ、足だけ水に浸かってもらう。うん。これで高さの調節もばっちり。目の前にちょうどアレが見える。
「よいしょ……」
クライスの足を大きく広げて、と。
足の間に僕の体を入れて、と。(ん、よし、いいかんじに用意が整った。)
ドキドキドキ……。
舌を伸ばして、
ぴちゃり。
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