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〈本編〉
ニセイとアゴ母さん 予防接種へ②
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サムとの連携でニセイを捕まえて病院へ向かったアゴ母さんは病気の先生に叱責を受けていました。昨年、ニセイを捕まえられなくて一年間が空いてしまったからです。ニセイも先生の剣幕に驚いてシュンとしてしまいました。
「アゴさん、毎年この時期に来て下さいと言った筈ですね。一年も間が空いてしまっては予防接種の効果が半減してしまうもですよ。仕方がないから今年はもう一度必ず来て下さいね。いいですね!」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
アゴ母さんは今年はもう一度来なければならない事に『はあ』と溜め息が出てしまいました。ニセイは先生に『もう一度来てください』と言われた事にショックを受けていました。
「ニセイちゃんも予防接種は大事なのよ。予防接種を受けていれば病気にならなくて済むんだから。来年からもちゃんとくる事。わかった!」
「はい、わかりました」
ニセイは先生の剣幕に驚いてシュンとしてしまいました。アゴ母さんは先生の剣幕には驚きましたが、ニセイの態度に今度からはちゃんと来られると安堵しました。
「じゃあ、この件はここまでね。今から予防接種をします。昨年来ていないからこの問診票に記入して下さい」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
アゴ母さんは先生から問診票を受け取り、記入していきます。先生はその間、ニセイに話を聞いていました。
「ところで、ニセイちゃんはどうして去年、予防接種に来なかったの?」
「だって先生、注射痛いんだもん!」
「痛いか。…まあ痛いな。でも去年来なかったから今年は今日ともう一回注射しないと行けないんだよ」
「えー、ほんと先生!痛いのヤダ!」
ニセイは先生の言う事に涙目になって聞き返しました。
「本当だよ。一度だと予防接種の効果が半減してしまうから、もう一度注射を打たないと予防出来ないんだよ」
「うー、今度からはちゃんとくる」
「そうして頂戴。お母さんだってここにニセイちゃんを連れて来るのも大変なんだからね」
ニセイが先生と話をしている間にアゴ母さんは問診票を書き終わっていました。書き終わった問診票を受け取り先生はニセイには問題ないと判断して注射をする為の準備を看護師に頼みました。
「先生、予防接種の準備出来ました」
「じゃあ、持って来て!」
「わかりました」
ニセイの予防接種の準備が出来た様です。ニセイは覚悟を決めて先生に腕を出しました。先生もニセイの腕を取って腕を消毒してから注射器をあてて、注射をしました。
「はい、チックとしますよ」
「イッタ」
「はい終わり」
ニセイは注射針が入った時にチックとした時に痛いと思いましたが、すぐに痛みは無くなった為に『ホット』息を吐いて安心しました。
アゴ母さんもニセイがもっと騒ぐかと思っていたので一瞬の内に終わっていて(良かった)と胸を撫で下ろしました。
「アゴさん、今日はコレで終わりです。来週また来て下さい。忘れない様にして下さい」
「はい、来週ですね。わかりました」
「ニセイちゃんも必ず来ないとダメだからね」
「うん、来る」
「じゃあ今日はもういいわ」
「はい、ありがとうございました」
アゴ母さんはニセイを連れて診察室を出て会計を済ませ帰路につきました。今日は散々先生に脅されたのでニセイが大人しく予防接種を受けていていたので早く終わりました。ニセイも先生の話を聞いて予防接種の大切さがわかった様でよかったとアゴ母さんは思いました。
「ニセイ、来週もだけど行ける?」
「うん、行く。約束したよ」
「そうね。先生と約束したね」
アゴ母さんは先生に予防接種の大切さを教えてもらって良かったと先生に感謝しました。
「アゴさん、毎年この時期に来て下さいと言った筈ですね。一年も間が空いてしまっては予防接種の効果が半減してしまうもですよ。仕方がないから今年はもう一度必ず来て下さいね。いいですね!」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
アゴ母さんは今年はもう一度来なければならない事に『はあ』と溜め息が出てしまいました。ニセイは先生に『もう一度来てください』と言われた事にショックを受けていました。
「ニセイちゃんも予防接種は大事なのよ。予防接種を受けていれば病気にならなくて済むんだから。来年からもちゃんとくる事。わかった!」
「はい、わかりました」
ニセイは先生の剣幕に驚いてシュンとしてしまいました。アゴ母さんは先生の剣幕には驚きましたが、ニセイの態度に今度からはちゃんと来られると安堵しました。
「じゃあ、この件はここまでね。今から予防接種をします。昨年来ていないからこの問診票に記入して下さい」
「はい、わかりました。よろしくお願いします」
アゴ母さんは先生から問診票を受け取り、記入していきます。先生はその間、ニセイに話を聞いていました。
「ところで、ニセイちゃんはどうして去年、予防接種に来なかったの?」
「だって先生、注射痛いんだもん!」
「痛いか。…まあ痛いな。でも去年来なかったから今年は今日ともう一回注射しないと行けないんだよ」
「えー、ほんと先生!痛いのヤダ!」
ニセイは先生の言う事に涙目になって聞き返しました。
「本当だよ。一度だと予防接種の効果が半減してしまうから、もう一度注射を打たないと予防出来ないんだよ」
「うー、今度からはちゃんとくる」
「そうして頂戴。お母さんだってここにニセイちゃんを連れて来るのも大変なんだからね」
ニセイが先生と話をしている間にアゴ母さんは問診票を書き終わっていました。書き終わった問診票を受け取り先生はニセイには問題ないと判断して注射をする為の準備を看護師に頼みました。
「先生、予防接種の準備出来ました」
「じゃあ、持って来て!」
「わかりました」
ニセイの予防接種の準備が出来た様です。ニセイは覚悟を決めて先生に腕を出しました。先生もニセイの腕を取って腕を消毒してから注射器をあてて、注射をしました。
「はい、チックとしますよ」
「イッタ」
「はい終わり」
ニセイは注射針が入った時にチックとした時に痛いと思いましたが、すぐに痛みは無くなった為に『ホット』息を吐いて安心しました。
アゴ母さんもニセイがもっと騒ぐかと思っていたので一瞬の内に終わっていて(良かった)と胸を撫で下ろしました。
「アゴさん、今日はコレで終わりです。来週また来て下さい。忘れない様にして下さい」
「はい、来週ですね。わかりました」
「ニセイちゃんも必ず来ないとダメだからね」
「うん、来る」
「じゃあ今日はもういいわ」
「はい、ありがとうございました」
アゴ母さんはニセイを連れて診察室を出て会計を済ませ帰路につきました。今日は散々先生に脅されたのでニセイが大人しく予防接種を受けていていたので早く終わりました。ニセイも先生の話を聞いて予防接種の大切さがわかった様でよかったとアゴ母さんは思いました。
「ニセイ、来週もだけど行ける?」
「うん、行く。約束したよ」
「そうね。先生と約束したね」
アゴ母さんは先生に予防接種の大切さを教えてもらって良かったと先生に感謝しました。
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