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〈本編〉
ブチとミケの独立3
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「サム、アゴ母さんはいるか?」とサムに聞きました。
サムはブチに「部屋にいるよ」と言いました。
「ちょっとアゴ母さんに話があるから行ってくる。もう少しいい子にしてろよ」と言ってアゴ母さんのところに行きました。
「アゴ母さん、今いい」
『ブチかい、いいよ入っておいで」
アゴ母さんがブチに部屋に入る様に促します。
「今日はどうしたんだい」とブチに聞きます。
「アゴ母さん、もうそろそろ家を出る時期になるんだけだ、ミケとも相談して1か月後に出て行こうと思うんだ。どうかな」
「もうそんな時期になるんだねぇ。早いもんだ」
「サムもニセイも大きくなって、チビの面倒も見られる様になったからどうかと思って」
「そうだねぇ、もう住むところは決めたのかい?」
「うん、ミケと一緒に決めてきた。ここから近いからいつでも来られるよ」
アゴ母さんはブチの話を聞いて少し考え (この子の独立を止めっちゃあダメだ。ミケちゃんも一緒だし、サムやニセイも大きくなった。チビもあまり手が掛からなくなってきた。ここは賛成した方が良いね) 結論を出しました。
「ブチ、母さんは賛成だよ。ミケちゃんも同じところにしばらく一緒に住むんでしょ」
「ええと、ミケと一緒というか部屋は別々だよアゴ母さん」
「そうなの。ハナさんにも話はしたの?」
「ハナおばさんにはミケが話すって言ってた」
「そう、サム達にも話した?」
「サム達のはさっき家を出ることは話したよ。いつ家を出るかはまだだけだね」
「じゃぁ、このあとで話をしましょうかね。ブチ」
「うん、わかったよ。アゴ母さん」
ブチとアゴ母さんの話し合いは終わり、サム達にいつ家を出るかを話すことになりました。
まずアゴ母さんがサム達を居間に呼びました。
「サム、ニセイ、、チビを連れて居間にきて!」
「「は~い「にゃ~い」」」
サム、ニセイ、チビが返事をしながら居間に来ました。
「きたね。さっきブチから話を聞いたと思うけど、今度ブチが家を出ることになった」
「「うん、聞いたよ」」
「それでねぇ、家を出るのが1か月後になったからね」
「えっー!」サムはびっくりし、ニセイは「そうなの」とあっさりとしていました。
「だからブチは今から忙しくなるから、あまり甘えない様に。わかったね」
サムは(はい)と言いたくないけど、もう決まってしまった事はわかるので声を出さずにうなずくだけにしました。声を出せば泣き声になってしまうと思ったからです。でもニセイは「は~い」と返事をしています。チビは何を言っているのかわからないのでニセイを真似して「にゃ~い」と言っていました。
ブチはサムとニセイ、チビの反応を見ていて、ニセイとチビは大丈夫だなと思いましたが、サムの様子をみてフォローをしなくてはと思いました。
「サム、ちょっとこっちにおいで」ブチが呼びます。それに対してサムはブチの側に行きます。
「サム、さっき言っただろ、近くに住むって。1か月は忙しいから遊べないけど引っ越しが終わったら遊びに来ればいいから。そんな泣きそうな顔しなくていいんだよ」
「本当に。ブチ兄ちゃん。本当に遊びにいいっていいの」
「ああ、本当だ。さっき指切りしただろ、サム」
「うん、1か月は我慢する」
「いい子だな、サム」
アゴ母さんはブチとサムのやり取りを聞いて、サムとブチが笑顔になったのを見て兄弟仲がよくて良かったと思いました。今後1か月の忙しさにウンザリしながらも(ハナさんとも話をしないと)と思いました。
サムはブチに「部屋にいるよ」と言いました。
「ちょっとアゴ母さんに話があるから行ってくる。もう少しいい子にしてろよ」と言ってアゴ母さんのところに行きました。
「アゴ母さん、今いい」
『ブチかい、いいよ入っておいで」
アゴ母さんがブチに部屋に入る様に促します。
「今日はどうしたんだい」とブチに聞きます。
「アゴ母さん、もうそろそろ家を出る時期になるんだけだ、ミケとも相談して1か月後に出て行こうと思うんだ。どうかな」
「もうそんな時期になるんだねぇ。早いもんだ」
「サムもニセイも大きくなって、チビの面倒も見られる様になったからどうかと思って」
「そうだねぇ、もう住むところは決めたのかい?」
「うん、ミケと一緒に決めてきた。ここから近いからいつでも来られるよ」
アゴ母さんはブチの話を聞いて少し考え (この子の独立を止めっちゃあダメだ。ミケちゃんも一緒だし、サムやニセイも大きくなった。チビもあまり手が掛からなくなってきた。ここは賛成した方が良いね) 結論を出しました。
「ブチ、母さんは賛成だよ。ミケちゃんも同じところにしばらく一緒に住むんでしょ」
「ええと、ミケと一緒というか部屋は別々だよアゴ母さん」
「そうなの。ハナさんにも話はしたの?」
「ハナおばさんにはミケが話すって言ってた」
「そう、サム達にも話した?」
「サム達のはさっき家を出ることは話したよ。いつ家を出るかはまだだけだね」
「じゃぁ、このあとで話をしましょうかね。ブチ」
「うん、わかったよ。アゴ母さん」
ブチとアゴ母さんの話し合いは終わり、サム達にいつ家を出るかを話すことになりました。
まずアゴ母さんがサム達を居間に呼びました。
「サム、ニセイ、、チビを連れて居間にきて!」
「「は~い「にゃ~い」」」
サム、ニセイ、チビが返事をしながら居間に来ました。
「きたね。さっきブチから話を聞いたと思うけど、今度ブチが家を出ることになった」
「「うん、聞いたよ」」
「それでねぇ、家を出るのが1か月後になったからね」
「えっー!」サムはびっくりし、ニセイは「そうなの」とあっさりとしていました。
「だからブチは今から忙しくなるから、あまり甘えない様に。わかったね」
サムは(はい)と言いたくないけど、もう決まってしまった事はわかるので声を出さずにうなずくだけにしました。声を出せば泣き声になってしまうと思ったからです。でもニセイは「は~い」と返事をしています。チビは何を言っているのかわからないのでニセイを真似して「にゃ~い」と言っていました。
ブチはサムとニセイ、チビの反応を見ていて、ニセイとチビは大丈夫だなと思いましたが、サムの様子をみてフォローをしなくてはと思いました。
「サム、ちょっとこっちにおいで」ブチが呼びます。それに対してサムはブチの側に行きます。
「サム、さっき言っただろ、近くに住むって。1か月は忙しいから遊べないけど引っ越しが終わったら遊びに来ればいいから。そんな泣きそうな顔しなくていいんだよ」
「本当に。ブチ兄ちゃん。本当に遊びにいいっていいの」
「ああ、本当だ。さっき指切りしただろ、サム」
「うん、1か月は我慢する」
「いい子だな、サム」
アゴ母さんはブチとサムのやり取りを聞いて、サムとブチが笑顔になったのを見て兄弟仲がよくて良かったと思いました。今後1か月の忙しさにウンザリしながらも(ハナさんとも話をしないと)と思いました。
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★第14回ファンタジー小説大賞にエントリーしました。宜しくお願い致します。★
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