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【グレとチビの章】
わたしチビ、よろしくね
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わたしは白ネコのチビって言うのよ、よろしくね。
わたしのチャームポイントは顔の耳との間に黒髪がある所なの。それで、わたしはご主人様の好意でこの家に住むことになったのよ。うふふ。
この家にはグレ兄さんが先に住んでいたんだけど、すんなり、わたしを受け入れてくれたの。でもわたしは小さな時に親に置いて行かれらたから、グレ兄さんにも疑惑の目を持ってたのよねぇ。バカよねぇ……。
そんな事、関係ないってグレ兄さんが言ってくれたから、仲良くなれたと思ってるの。でも最初はご主人様しか信用できなかったの。『お兄ちゃん』と呼ばれる人もグレ兄さん以上に信用出来なかったのよね。ハァ~。
でもね、だんだんとわかって来たの。ああ、この人達はわたしに危害を加えない人達だって……。
そう思える様になって、周りを見る事ができるようになって、やっと安心できる場所にいる事が実感できる様になったの。ふふふ。
もっと早くから、そう思えていたらまた違っていたんだろうなぁって思うのよね。わたしったら、本当になんであんなに意地を張っていたのかしらねぇ。バカみたいだわね。
わたしは何故あんなに意地を張って、周りを見なかったのかしらね……。自分で考えて見たけど、やっぱり、小さい頃に親に置き去りにされた事が尾をひい引いていたと思うの。ふう……。
わたしは親の事なんか覚えてもいないと言うのにね。本当、バカだったわ!……でも今からでも関係修復出来るわよね。わたしは修復出来る様に努力するわ。グレ兄さんも応援してくれるって言ってくれてるしね。
そうそう、グレ兄さんの事も言わなくっちゃね。グレ兄さんはわたしがこの家に来る前に、この家に迎えられたみたいなの。最初、グレ兄さんはわたしの事をオスだと思ってたらしいの。もう、グレ兄さんったら、酷いわ!!こんなに可愛らしい、わたしなのに……。
でも、ご主人様はわたしがメスだって事はわかってたみたい。流石だわ~。
本当にグレ兄さんの目は節穴よねぇ。
でもね、グレ兄さんだけど、今ではわたしに『可愛いぞ!』って言ってくれるぐらいわたしを溺愛してくれるのよ。フフフ!!嬉しいわ!
それにご主人様もわたしの事をグレ兄さんと同じ様に可愛がってくれるのよねぇ。だから今はご主人様もグレ兄さんの事も信頼してるの!こんなに心が満たされていた事は無かったから、今が一番、幸せだわ~!
こんな日がずうっと続くって思えるわ。昔の事から考えたら、信じられない事だわぁ~。ふふふ、グレ兄さんと一緒にご主人様の側を離れないから、ご主人様、覚悟してね!!
わたしのチャームポイントは顔の耳との間に黒髪がある所なの。それで、わたしはご主人様の好意でこの家に住むことになったのよ。うふふ。
この家にはグレ兄さんが先に住んでいたんだけど、すんなり、わたしを受け入れてくれたの。でもわたしは小さな時に親に置いて行かれらたから、グレ兄さんにも疑惑の目を持ってたのよねぇ。バカよねぇ……。
そんな事、関係ないってグレ兄さんが言ってくれたから、仲良くなれたと思ってるの。でも最初はご主人様しか信用できなかったの。『お兄ちゃん』と呼ばれる人もグレ兄さん以上に信用出来なかったのよね。ハァ~。
でもね、だんだんとわかって来たの。ああ、この人達はわたしに危害を加えない人達だって……。
そう思える様になって、周りを見る事ができるようになって、やっと安心できる場所にいる事が実感できる様になったの。ふふふ。
もっと早くから、そう思えていたらまた違っていたんだろうなぁって思うのよね。わたしったら、本当になんであんなに意地を張っていたのかしらねぇ。バカみたいだわね。
わたしは何故あんなに意地を張って、周りを見なかったのかしらね……。自分で考えて見たけど、やっぱり、小さい頃に親に置き去りにされた事が尾をひい引いていたと思うの。ふう……。
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そうそう、グレ兄さんの事も言わなくっちゃね。グレ兄さんはわたしがこの家に来る前に、この家に迎えられたみたいなの。最初、グレ兄さんはわたしの事をオスだと思ってたらしいの。もう、グレ兄さんったら、酷いわ!!こんなに可愛らしい、わたしなのに……。
でも、ご主人様はわたしがメスだって事はわかってたみたい。流石だわ~。
本当にグレ兄さんの目は節穴よねぇ。
でもね、グレ兄さんだけど、今ではわたしに『可愛いぞ!』って言ってくれるぐらいわたしを溺愛してくれるのよ。フフフ!!嬉しいわ!
それにご主人様もわたしの事をグレ兄さんと同じ様に可愛がってくれるのよねぇ。だから今はご主人様もグレ兄さんの事も信頼してるの!こんなに心が満たされていた事は無かったから、今が一番、幸せだわ~!
こんな日がずうっと続くって思えるわ。昔の事から考えたら、信じられない事だわぁ~。ふふふ、グレ兄さんと一緒にご主人様の側を離れないから、ご主人様、覚悟してね!!
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