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【トトの章】
オレ、トト
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オレトトって言うんだぜ。よろしくな!!オレはさよちゃんに連れられてきたんだ。生まれて半年で今の家に来たんだー!半年は母親と兄弟と一緒に暮らしてたんだ。楽しかったぜ。実家の家の庭で兄弟と遊んでたら、おじいちゃんが、キャリーって言うカゴみたいな物を持ってきて、オレを捕まえると、そのカゴに入れたんだ。
「んにゃーん、ニャアン(離せ、出せー)」っておじいちゃんに言ったけど、無視されたんだぜ。酷いよなー。そしたら、さよちゃんが来たんだよな。おじいちゃんが、「捕まえといたで」と言ってオレを渡したんだ!ううう、どこに連れてくんだよと思ったさ。さよちゃんはおじいちゃんに「ありがとうございます。連れて行きますね」と言ってオレを連れ出したんだよ!おいおい、オレはどこに連れてかれんだよ!と思っている間に、新しい家に着いてた。
新しい家にはオレを連れてきた、さよちゃんとお父さんがいた。オレを見たお父さんは《ミミに似てるな」と言うんだぜ。なに言ってんだよ。って思ったね。そのミミってヤツはどこにいるんだ!と怒れた。でも、家にはオレ以外、ネコはいなかった。なんだよ!オレ以外いないのかよ!と思ったら、体の力が抜けた!ハァ~~。
そうそう、実家では名前がなくて、おじいちゃん達がオレ達兄弟を呼ぶときは『オイ』と言われてたけど、さよちゃんが名前を付けてくれた。それが『トト』だったんだ。なんか、オレと体の模様が似てるネコがいたって言って、そのネコの名前を貰ったってさよちゃんが言ってた。なんだかなぁ~と思った。
それに、トイレやご飯の入れ物も、オレ専用に準備されたにしては、汚かったしよ~。匂いなんかしてなかったし、そんな事ないよなぁ~って思ったけど、さよちゃんが、「トトはミミに似てるから、ミミの兄弟の名前を貰ったんだよ」って言うし、もしかしてトイレやご飯の入れ物も、そのトトのお古かよ!と思ったぜ。
でもそれは違ったようだ。トトじゃぁなくて、ミミのお古だった。クー、やっぱりお古か!!でも、ちゃんと洗ってあったから、我慢することにした。ああ、そうだ、首輪だけは新品だった。まあ、ミミは名前の通り女みたいだしオレは男だからな。ふふふふ、オレはオトコなんだよ!!!ここ、大事!!!!
オレは実家では外で兄弟と走り回ってたんだよな。でもこの家は外に出れないんだよな!ふふふふ、そんなのなんとかなるさ!!勝手口の網戸がちょうどいい具合に穴が開いてたんだ。オレの頭が入るか入らないかの穴だったから、頭を入れて大きくしたぜ!へへへへ、これで外に行けるぜ!!!!やったぞ!
「んにゃーん、ニャアン(離せ、出せー)」っておじいちゃんに言ったけど、無視されたんだぜ。酷いよなー。そしたら、さよちゃんが来たんだよな。おじいちゃんが、「捕まえといたで」と言ってオレを渡したんだ!ううう、どこに連れてくんだよと思ったさ。さよちゃんはおじいちゃんに「ありがとうございます。連れて行きますね」と言ってオレを連れ出したんだよ!おいおい、オレはどこに連れてかれんだよ!と思っている間に、新しい家に着いてた。
新しい家にはオレを連れてきた、さよちゃんとお父さんがいた。オレを見たお父さんは《ミミに似てるな」と言うんだぜ。なに言ってんだよ。って思ったね。そのミミってヤツはどこにいるんだ!と怒れた。でも、家にはオレ以外、ネコはいなかった。なんだよ!オレ以外いないのかよ!と思ったら、体の力が抜けた!ハァ~~。
そうそう、実家では名前がなくて、おじいちゃん達がオレ達兄弟を呼ぶときは『オイ』と言われてたけど、さよちゃんが名前を付けてくれた。それが『トト』だったんだ。なんか、オレと体の模様が似てるネコがいたって言って、そのネコの名前を貰ったってさよちゃんが言ってた。なんだかなぁ~と思った。
それに、トイレやご飯の入れ物も、オレ専用に準備されたにしては、汚かったしよ~。匂いなんかしてなかったし、そんな事ないよなぁ~って思ったけど、さよちゃんが、「トトはミミに似てるから、ミミの兄弟の名前を貰ったんだよ」って言うし、もしかしてトイレやご飯の入れ物も、そのトトのお古かよ!と思ったぜ。
でもそれは違ったようだ。トトじゃぁなくて、ミミのお古だった。クー、やっぱりお古か!!でも、ちゃんと洗ってあったから、我慢することにした。ああ、そうだ、首輪だけは新品だった。まあ、ミミは名前の通り女みたいだしオレは男だからな。ふふふふ、オレはオトコなんだよ!!!ここ、大事!!!!
オレは実家では外で兄弟と走り回ってたんだよな。でもこの家は外に出れないんだよな!ふふふふ、そんなのなんとかなるさ!!勝手口の網戸がちょうどいい具合に穴が開いてたんだ。オレの頭が入るか入らないかの穴だったから、頭を入れて大きくしたぜ!へへへへ、これで外に行けるぜ!!!!やったぞ!
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