夢の果てで見たもの

赤田広雲

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夢のはじまり

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赤田神社には伝説がある。
それは赤田神社の敷地内の森の奥、そこには、小さな祠がある。その近くで息絶えたものは、夢と幻が共存する夢幻郷に辿りつくのだと、、、

俺こと赤田広雲は、今巨樹の目の前にいる。巨樹の頑丈そうな枝にロープを括りつける。
この世から、いなくなると思ったら考え深いが、  「もう疲れたよ。」
 誰もいないのにボソッと一言。
早くこの世から去ろうと、首にロープを掛け、自分が乗っていた。横60cm縦80cmの木の箱を蹴りとばした。 すると
「何回言ったら分かるんだ、やっぱりお前は無能だな」と、
赤田神社の神主で、広雲の祖父の声が聞こえた気がした。
その後次々にいじめをしていたクラスメイトなどの声が聞こえた気がした。これが走馬灯かと頭の片隅で思った。
徐々に意識がとうのいていく
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