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Ⅱ-96 迷子探し1
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■火の国 スローンの町
サリナ達は3日目の夕方には残すところ3か所の文書配布先を残すだけになっていた。一部の町では、法の内容に不満がある素振りを見せる町長がいたが、リンネが王命に逆らうと死罪になる旨を宣言すると素直に引き下がった。二人の若い女が紙を配りに来るだけだから、信用されないかと思っていたが、王宮で発行された身分証を疑う町長や村長は一人もいなかった。
スローンの町はボルケーノ火山の近くにある比較的大きな町だった。古い教会を改築した2階建ての建物が町役場兼町長の家になっていて、中に入ると大勢の人間が集まって何かを話し合っている。
「西の森で消えたと言うのは本当なのか?」
「ああ、最後に子供たちを見た男は5人が洞窟の方に向かっていたと言っている」
「洞窟! まずいぞ、もうすぐ日暮れだ。最近は魔獣が洞窟のあたりにも出始めているのに・・・」
「あなた! 早く何とかしないと!」
「わかっておる! かがり火を焚いて、森を探すのだ! 剣と槍をあるだけ集めろ!」
「わかった!」
集まっていた大人たちは長いあごひげを蓄えた大男を囲んでいたが、大男の指示で小走りに建物から走り出て行った。大男はその後ろ姿を見送りながら、ようやくサリナ達が入って来ていたことに気が付いた。
「あんたたちは? 役場に何か用かね?」
「私たちは王宮から法令の書状を持ってきたものです! これが証明書でこっちが書状です。町長さんはいますか?」
サリナは書類を開いて見せながら何度も繰り返したセリフを大男に告げた。
「王宮?・・・、ふむ、書状と証明書は本物のようだな。町長は私だ、内容は・・・、奴隷を禁ずる? 人の売買も禁止? 獣人が・・・? 王は一体何を考えているのか・・・、即位したばかりだと言うのに・・・」
「何か問題があるのかい?」
リンネが口元だけで笑みを浮かべながら、町長に問いただした。
「ああ、この町にも獣人の奴隷は50人近くいるが、そいつらを奴隷として扱わなければ、木の伐採や開拓は進まないだろう。それに、奴隷じゃないとしたら、俺達は奴らをここから追い出すしかない。そうすると、あいつらはどこに行くんだ? 王様は何か言っていたか?」
「ふん、獣人を人として扱うんだから、給金を払って雇えばいいじゃないか。給金があれば、住むところも食事も自分で都合できるだろう?」
リンネはサトルから教えられた通りに答えた。サトルは他にも質問と回答というものをいくつも用意していた。
「給金を? しかし! ・・・そうか、そういう風に変えろと言う事か・・・。わかった、町民全員に伝えることとしよう」
町長は不満そうだったが、それ以上言うことは無かった。今はそれ以外の事に気を取られているようだ。サリナが渡した受け取りの書状に町長の受領印を押すために、奥の部屋から刻印を持ち出して来た。
「ところで、何か騒ぎでもあったのかい? 子供がどうとか言っていたけどさ」
リンネは奥の部屋の扉が開いているときに目線を奥の壁に送りながら、さっきの騒ぎの内容を確認した。
「ああ・・・、うちの子たちが森から帰ってこないんだ。夕方までには必ず戻るようにキツク言いつけてあるんだが、この時間からだと大人でも危ない狼がうろついているのに・・・」
「子供達? 何人いるんですか? それに狼は何匹ぐらいですか?」
「うちの子はいつもの3人で遊びに行ったらしい、狼の数は判らんが10匹ぐらいの群れだと見ている」
サリナは町長の答えを聞いて、リンネを黙って見上げた。何も言わなくても、どうしたいのかが伝わる表情をしている。
「ふん、一緒に探しに行きたいんだね? 書状の配布はあと2か所だ。明日配布すれば、夕方までにはムーアまでは戻れるだろうさ。あんたが行きたいならそれでも良いよ」
「本当! じゃあ、私たちも探しに行きます!」
「えっ!? あんたたちが? 気持ちはありがたいが、言った通り狼が出て危ないんだよ。女のあんたたちが行ってもなぁ・・・」
「安心して下さい! 私は魔法が使えますから、皆さんよりもずっと強いんです!」
サリナは胸を張って町長を見返したが、町長はかえって不安になったようだ。
「魔法? だがね、かがり火はこちらで用意するからね。魔法で火を出したりしなくても良いんだよ。お嬢ちゃんはここで留守番してくれると助かるんだがね」
「ふん、この子の言っていることは本当だよ。この子一人で1000人、いや、1万人ぐらいの兵なら相手が出来るよ」
「・・・ふぅ。 そうまで言うなら、手伝ってもらおうか。だけど、怪我したり・・・、死んだりしても、私は責任が持てないからね」
「大丈夫です! ケガしても自分で治せるし!」
「・・・」
町長はサリナの言っていることを全く信じていないようだが、渋々と申し出を受け入れることにした。役場の外を見ると、既にかがり火を持った男たちが30人ぐらい集まってきているのが窓から見える。
「じゃあ、途中までは馬車で行くことになる。あんたたちも馬車でついて来てくれ」
「私の馬車の方が早いので先に行きます。洞窟はどのあたりにあるですか?」
「先に?・・・まあ、良いか。洞窟はボルケーノ火山に向かって真っすぐ行けば、馬車で15分、そこから歩いて20分ほどのところだ。だが、馬車を降りたところで待っていてくれ。そこから先は危ないからね」
「ボルケーノ火山・・・、まっすぐ・・・、大丈夫! 任せてよ! 行こう、リンネ!」
サリナは元気よく町役場を飛び出していき、リンネが慌ててそのあとを追いかけた。町長はその後ろ姿を見ながら、にやりと笑みを浮かべた。
「ここに残らなかったのは意外だったが、森に向かってくれるならそれも良しだな」
サリナ達は町長の不気味なセリフを聞くことも無く、町の男たちの横を駆け抜けて、ミニバンに乗り込んで西に向かっている馬車道へと車を乗り入れた。
サリナ達は3日目の夕方には残すところ3か所の文書配布先を残すだけになっていた。一部の町では、法の内容に不満がある素振りを見せる町長がいたが、リンネが王命に逆らうと死罪になる旨を宣言すると素直に引き下がった。二人の若い女が紙を配りに来るだけだから、信用されないかと思っていたが、王宮で発行された身分証を疑う町長や村長は一人もいなかった。
スローンの町はボルケーノ火山の近くにある比較的大きな町だった。古い教会を改築した2階建ての建物が町役場兼町長の家になっていて、中に入ると大勢の人間が集まって何かを話し合っている。
「西の森で消えたと言うのは本当なのか?」
「ああ、最後に子供たちを見た男は5人が洞窟の方に向かっていたと言っている」
「洞窟! まずいぞ、もうすぐ日暮れだ。最近は魔獣が洞窟のあたりにも出始めているのに・・・」
「あなた! 早く何とかしないと!」
「わかっておる! かがり火を焚いて、森を探すのだ! 剣と槍をあるだけ集めろ!」
「わかった!」
集まっていた大人たちは長いあごひげを蓄えた大男を囲んでいたが、大男の指示で小走りに建物から走り出て行った。大男はその後ろ姿を見送りながら、ようやくサリナ達が入って来ていたことに気が付いた。
「あんたたちは? 役場に何か用かね?」
「私たちは王宮から法令の書状を持ってきたものです! これが証明書でこっちが書状です。町長さんはいますか?」
サリナは書類を開いて見せながら何度も繰り返したセリフを大男に告げた。
「王宮?・・・、ふむ、書状と証明書は本物のようだな。町長は私だ、内容は・・・、奴隷を禁ずる? 人の売買も禁止? 獣人が・・・? 王は一体何を考えているのか・・・、即位したばかりだと言うのに・・・」
「何か問題があるのかい?」
リンネが口元だけで笑みを浮かべながら、町長に問いただした。
「ああ、この町にも獣人の奴隷は50人近くいるが、そいつらを奴隷として扱わなければ、木の伐採や開拓は進まないだろう。それに、奴隷じゃないとしたら、俺達は奴らをここから追い出すしかない。そうすると、あいつらはどこに行くんだ? 王様は何か言っていたか?」
「ふん、獣人を人として扱うんだから、給金を払って雇えばいいじゃないか。給金があれば、住むところも食事も自分で都合できるだろう?」
リンネはサトルから教えられた通りに答えた。サトルは他にも質問と回答というものをいくつも用意していた。
「給金を? しかし! ・・・そうか、そういう風に変えろと言う事か・・・。わかった、町民全員に伝えることとしよう」
町長は不満そうだったが、それ以上言うことは無かった。今はそれ以外の事に気を取られているようだ。サリナが渡した受け取りの書状に町長の受領印を押すために、奥の部屋から刻印を持ち出して来た。
「ところで、何か騒ぎでもあったのかい? 子供がどうとか言っていたけどさ」
リンネは奥の部屋の扉が開いているときに目線を奥の壁に送りながら、さっきの騒ぎの内容を確認した。
「ああ・・・、うちの子たちが森から帰ってこないんだ。夕方までには必ず戻るようにキツク言いつけてあるんだが、この時間からだと大人でも危ない狼がうろついているのに・・・」
「子供達? 何人いるんですか? それに狼は何匹ぐらいですか?」
「うちの子はいつもの3人で遊びに行ったらしい、狼の数は判らんが10匹ぐらいの群れだと見ている」
サリナは町長の答えを聞いて、リンネを黙って見上げた。何も言わなくても、どうしたいのかが伝わる表情をしている。
「ふん、一緒に探しに行きたいんだね? 書状の配布はあと2か所だ。明日配布すれば、夕方までにはムーアまでは戻れるだろうさ。あんたが行きたいならそれでも良いよ」
「本当! じゃあ、私たちも探しに行きます!」
「えっ!? あんたたちが? 気持ちはありがたいが、言った通り狼が出て危ないんだよ。女のあんたたちが行ってもなぁ・・・」
「安心して下さい! 私は魔法が使えますから、皆さんよりもずっと強いんです!」
サリナは胸を張って町長を見返したが、町長はかえって不安になったようだ。
「魔法? だがね、かがり火はこちらで用意するからね。魔法で火を出したりしなくても良いんだよ。お嬢ちゃんはここで留守番してくれると助かるんだがね」
「ふん、この子の言っていることは本当だよ。この子一人で1000人、いや、1万人ぐらいの兵なら相手が出来るよ」
「・・・ふぅ。 そうまで言うなら、手伝ってもらおうか。だけど、怪我したり・・・、死んだりしても、私は責任が持てないからね」
「大丈夫です! ケガしても自分で治せるし!」
「・・・」
町長はサリナの言っていることを全く信じていないようだが、渋々と申し出を受け入れることにした。役場の外を見ると、既にかがり火を持った男たちが30人ぐらい集まってきているのが窓から見える。
「じゃあ、途中までは馬車で行くことになる。あんたたちも馬車でついて来てくれ」
「私の馬車の方が早いので先に行きます。洞窟はどのあたりにあるですか?」
「先に?・・・まあ、良いか。洞窟はボルケーノ火山に向かって真っすぐ行けば、馬車で15分、そこから歩いて20分ほどのところだ。だが、馬車を降りたところで待っていてくれ。そこから先は危ないからね」
「ボルケーノ火山・・・、まっすぐ・・・、大丈夫! 任せてよ! 行こう、リンネ!」
サリナは元気よく町役場を飛び出していき、リンネが慌ててそのあとを追いかけた。町長はその後ろ姿を見ながら、にやりと笑みを浮かべた。
「ここに残らなかったのは意外だったが、森に向かってくれるならそれも良しだな」
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