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Ⅱ‐88 部屋割り
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■セントレア 王家別邸
次の日の朝、セントレアに置いて行かれることでさらに機嫌が悪くなったサリナとおもり役のミーシャを王の別邸に連れて行った。別邸は王宮を一回り小さくした2階建ての建物だったが、二階には居室が12あり、それぞれに大きなベッドが二つ入っていた。1階には食堂、サロン、応接間等がある。使用人用の宿舎は別棟になっているらしいが、既に大勢のメイドと警備のための近衛兵が別邸の中に詰めていた。一国の王女を迎える為に水の国の王がぬかりなく手配したようだ。
メアリーは専属のメイドと従者を連れて別邸入りすることになっているらしいが、俺達が行った時にはまだ到着していなかった。
「みんなが使う部屋は先にメアリーさんに好きな部屋を決めてもらって、その後にミーシャが決めておいてよ」
「そうか、わかった。お前は何処を使いたいのだ?」
「俺? 俺はそこでは寝ないから何処でもいいよ」
「うん、承知した。気を付けて行って来いよ」
「ありがとう。サリナの事も頼んだぞ、へそを曲げているからな」
サリナにも聞こえるように言ったのだが本人は無反応で俯いている。
「あ、ああ・・・、だが、お前が慰めた方が良いんじゃないか?」
「慰める? そんな必要ないだろう。どうせ、2・3日で戻ってくるからな」
「そうか、まあ、お前がそう言うなら仕方ないが・・・」
なんとなく、駄々をこねているちびっ娘の面倒を見る気になれなかった。それは俺自身がメアリーを受け入れるのが嫌だったからだ。
―俺だって好きで預かった訳ではない。なのに、サリナに気を遣うのはバカバカしい。
■獣人の村
獣人の村には翌々日の夕方に着いた。村長たちはこんなに早く再開できたことを驚きながらも歓迎してくれた。
「おお、ようこそおいでくださった。さほど日も経っておりませんのに、どうしてまた・・・」
「ええ、今回は村おこしについて、ご相談したいと思います」
「村おこし・・・ですか?」
「ええ、皆さんはこの村を出ていくことを考えていたようですが、私はこの場所をもう一度居心地の良い場所にできないかと思っています」
「はぁ・・・、ですが、この通り、既に年寄りばかりの村になっていますから。何をするにも人手が足りません。村の建物もご覧の有様で・・・」
村長が指し示している建物はどれも痛みが激しかった。木造の壁はところどころ板が剥がれて、雨風が吹き込むのは間違いないだろう。
「当面の人出はこちらで何とかします。それに、腕の良い大工も手配しますよ」
「ありがとうございます。ですが、私どもにはお金も・・・」
「それも心配ありません。私が立て替えておきますから、その代わりにここで塩造りをさせてもらって、その塩を販売したお金で返してもらいます」
お金もいらないし、すべてのものをストレージから出しても良いのだが、それでは俺がいなくなれば終わりになってしまう。獣人たちに自立させるためには、稼ぐ手段を彼ら自身に持ってもらわないといけない。
「そこまで・・・、どうしてそこまでしてくださるんですか?」
「うーん・・・、みんなに幸せになって欲しいからですよ」
「幸せに? ふむ・・・ありがとうございます。我らも幸せに成って良いのですな・・・」
「もちろん、すべての人は幸せに成る権利がありますよ。私はその機会を与えようとしているだけです。塩づくりが上手くいけば、村にも大勢の人がやってきますし、出て行った獣人も戻ってくるでしょう」
「その塩づくりですが、もう何十年もやっておりませんし、詳しいものは村を出るか既に死んでおります。わしらは日々の漁で食いつないでおるだけなのです」
「大丈夫です。塩づくりをやってみたいと言う人がここに居ますから」
「?」
■セントレア王家別邸
昼からショーイがエルとアナを連れて別邸のミーシャに合流してきた。メイドに案内されて全員で1階2階と一通り見学を終え、応接間のソファに座って用意されたお茶を飲むことにした。
「しかし、ここもすごいお屋敷だな。イースタンのところに居たから、少し慣れちまったが、こんなところに住んでいいとは驚きだぜ」
「ああ、その通りだな。サトルと一緒にいると今までとは全く違う生活になってしまう」
「まあ、なんだかんだ言っても勇者様だからな。それで、お姫さまってのはもう・・・」
「うるさい! ショーイは黙ってて!」
「・・・なんだ? ミーシャ、サリナは何を怒ってるんだ?」
「ショーイ、こいつの前で“お姫様”は禁句だ」
「?・・・、ふん、生意気にお姫様にやきもちを焼いているのか?」
「うるさい! うるさい! うるさい! フゥ―ッ!」
サリナは両こぶしを握り締めて、にやにやしているショーイを威嚇するように唸り声をあげた。
「サリナ、そんなに怒るな。それよりも部屋の事だが、お前は私と同じ部屋が良いか? それとも、エルとアナと一緒が良いのか?ベッドをくっつければ、3人でも寝ることが出来るぞ」
「うん・・・、そのメアリーって人が部屋を決めてから考える」
サリナはミーシャにさえ目を合わせようとせずに俯いている。両手の拳はショーイに吠え掛かったときから握りしめたままだ。エルとアナは心配そうにサリナを横から見ていた。
「俺の部屋は階段に近いところにしてくれよ。面倒くさいからな」
「わかった。ショーイはハンスと同じ部屋だぞ」
「えっ!? そうなのか・・・、あいつのイビキは凄まじいからな。それなら、俺だけイースタンの屋敷に残ろうかな・・・」
「ふん、まだユーリの事が気になっているのか?」
イースタンの息子ユーリは相変わらず術の支配下に置かれているようだ。普段通りに生活しているが、常にぼんやりとした状態が続いている。
「そうだな、何とかしてやりたいとは思うがな。それよりも、イビキだよ。お前も一度一緒に寝てみればわかるぞ」
「ああ、知っているさ。サトルの車で何度も聞いたからな。だが、慣れの問題だ。酒を飲んで寝ればお前も大して変わらない」
「俺はあんなに大きなイビキはかかねえよ!」
ショーイの大きな声が応接間に響いたところで、ノックの音に続いてメイドが入って来た。
「メアリー様が到着されました。皆さまにご挨拶されるとのことです」
メイドに続いて入って来たのは長い金髪をカチューシャで止めて、白い額と目元が可愛らしい少女だった。ミーシャはソファから立ち上がってメアリーを迎えた。
「初めまして、メアリー様。私はエルフの戦士ミーシャです。サトルから留守中の事を任されています」
「私はメアリーです。それで・・・勇者様はどちらに行かれたのですか?」
「勇者の仕事をするために出かけました」
「勇者の仕事? では、いつお戻りになるのですか?」
「早ければ今日、遅くとも明日迄には戻ります」
「そうですか、判りました」
メアリーは勇者の事を聞くだけ聞くと、振り返って部屋から出て行った。代わりに30歳ぐらいのメイドが部屋に入って来た。
「メアリー様のお部屋はどこになりますか?」
「2階の部屋でお好きなところをお使いください」
「わかりました」
メイドのやり取りを聞いて、メアリーが部屋の中へ顔だけ戻した。
「勇者様のお部屋の横にしてください」
それだけ言うとメアリーは引っ込んだが、メイドは黙ってミーシャを見ている。ミーシャも黙っていると、少しのにらめっこの後にメイドが口を開いた。
「それで、勇者様のお部屋はどこになるのですか?」
「サトルは戻ってきて残っている部屋にすると言っていました」
「サトル? ミーシャ様は勇者様を呼び捨てにしているのですか?」
メイドは目を細めてミーシャを問い詰めるように尋ねた。
「え、ええ。友達なので、普段はサトルと呼んでいます」
「そうですか・・・、では、先にメアリー様の部屋を決めますので、その隣を勇者様の部屋にしてください」
「判りました」
メイドは軽く頭を下げると部屋から出て行った。
「フゥ―ッ! 何あれ! 感じ悪―い!! 腹立つわー!」
サリナはドアが閉まった瞬間に文句を言い始めた。ミーシャは何とも思わなかったが、サトルが言うように仲良くするのは難しいとは感じてていた。
「だけど、綺麗なお姫様だったじゃないか。サトルも気に入ってるんじゃないか?」
ショーイは火に油を注ぐ用にサリナをからかった。
「ショーイ! うるさーい! サトルは、サトルは・・・、もー!」
「ショーイ、からかうな。ただでなくても機嫌が悪いんだからな」
「ふん、俺も置いてけぼりで面白くないんだよ。それよりも・・・」
「外にいた従者の方だな」
「ああ、尋常な気配じゃないな・・・、あれは」
「うん、サトルが戻ったら相談しないと」
ミーシャもショーイもメアリーとメイドの後ろにいた従者とみられる女の抑えきれない“気”を感じていた。その“気”は何とも言えない圧迫感を与えるもので、いまにも部屋の中で爆発しそうになっていた。
「だが、これで面白くなってきたな。俺の部屋だが、サトルの部屋の近くにしてくれよ」
「ダメ―ッ! サトルの部屋の近くは嫌なの!」
「何だサリナ、俺でもダメなのか・・・、だったらお前がいっそのことサトルと同じ部屋にしてもらえよ」
「えっ!? ・・・、そっか!そうだね、うん。サトルに頼んでみる!」
サリナはショーイの言葉で急に笑顔を見せたが、ミーシャはサトルが同意することは無いと思っていた。
―ショーイめ、余計なことばかりを言う。だが、サトルの警護のためなら、いっそ私が・・・。
次の日の朝、セントレアに置いて行かれることでさらに機嫌が悪くなったサリナとおもり役のミーシャを王の別邸に連れて行った。別邸は王宮を一回り小さくした2階建ての建物だったが、二階には居室が12あり、それぞれに大きなベッドが二つ入っていた。1階には食堂、サロン、応接間等がある。使用人用の宿舎は別棟になっているらしいが、既に大勢のメイドと警備のための近衛兵が別邸の中に詰めていた。一国の王女を迎える為に水の国の王がぬかりなく手配したようだ。
メアリーは専属のメイドと従者を連れて別邸入りすることになっているらしいが、俺達が行った時にはまだ到着していなかった。
「みんなが使う部屋は先にメアリーさんに好きな部屋を決めてもらって、その後にミーシャが決めておいてよ」
「そうか、わかった。お前は何処を使いたいのだ?」
「俺? 俺はそこでは寝ないから何処でもいいよ」
「うん、承知した。気を付けて行って来いよ」
「ありがとう。サリナの事も頼んだぞ、へそを曲げているからな」
サリナにも聞こえるように言ったのだが本人は無反応で俯いている。
「あ、ああ・・・、だが、お前が慰めた方が良いんじゃないか?」
「慰める? そんな必要ないだろう。どうせ、2・3日で戻ってくるからな」
「そうか、まあ、お前がそう言うなら仕方ないが・・・」
なんとなく、駄々をこねているちびっ娘の面倒を見る気になれなかった。それは俺自身がメアリーを受け入れるのが嫌だったからだ。
―俺だって好きで預かった訳ではない。なのに、サリナに気を遣うのはバカバカしい。
■獣人の村
獣人の村には翌々日の夕方に着いた。村長たちはこんなに早く再開できたことを驚きながらも歓迎してくれた。
「おお、ようこそおいでくださった。さほど日も経っておりませんのに、どうしてまた・・・」
「ええ、今回は村おこしについて、ご相談したいと思います」
「村おこし・・・ですか?」
「ええ、皆さんはこの村を出ていくことを考えていたようですが、私はこの場所をもう一度居心地の良い場所にできないかと思っています」
「はぁ・・・、ですが、この通り、既に年寄りばかりの村になっていますから。何をするにも人手が足りません。村の建物もご覧の有様で・・・」
村長が指し示している建物はどれも痛みが激しかった。木造の壁はところどころ板が剥がれて、雨風が吹き込むのは間違いないだろう。
「当面の人出はこちらで何とかします。それに、腕の良い大工も手配しますよ」
「ありがとうございます。ですが、私どもにはお金も・・・」
「それも心配ありません。私が立て替えておきますから、その代わりにここで塩造りをさせてもらって、その塩を販売したお金で返してもらいます」
お金もいらないし、すべてのものをストレージから出しても良いのだが、それでは俺がいなくなれば終わりになってしまう。獣人たちに自立させるためには、稼ぐ手段を彼ら自身に持ってもらわないといけない。
「そこまで・・・、どうしてそこまでしてくださるんですか?」
「うーん・・・、みんなに幸せになって欲しいからですよ」
「幸せに? ふむ・・・ありがとうございます。我らも幸せに成って良いのですな・・・」
「もちろん、すべての人は幸せに成る権利がありますよ。私はその機会を与えようとしているだけです。塩づくりが上手くいけば、村にも大勢の人がやってきますし、出て行った獣人も戻ってくるでしょう」
「その塩づくりですが、もう何十年もやっておりませんし、詳しいものは村を出るか既に死んでおります。わしらは日々の漁で食いつないでおるだけなのです」
「大丈夫です。塩づくりをやってみたいと言う人がここに居ますから」
「?」
■セントレア王家別邸
昼からショーイがエルとアナを連れて別邸のミーシャに合流してきた。メイドに案内されて全員で1階2階と一通り見学を終え、応接間のソファに座って用意されたお茶を飲むことにした。
「しかし、ここもすごいお屋敷だな。イースタンのところに居たから、少し慣れちまったが、こんなところに住んでいいとは驚きだぜ」
「ああ、その通りだな。サトルと一緒にいると今までとは全く違う生活になってしまう」
「まあ、なんだかんだ言っても勇者様だからな。それで、お姫さまってのはもう・・・」
「うるさい! ショーイは黙ってて!」
「・・・なんだ? ミーシャ、サリナは何を怒ってるんだ?」
「ショーイ、こいつの前で“お姫様”は禁句だ」
「?・・・、ふん、生意気にお姫様にやきもちを焼いているのか?」
「うるさい! うるさい! うるさい! フゥ―ッ!」
サリナは両こぶしを握り締めて、にやにやしているショーイを威嚇するように唸り声をあげた。
「サリナ、そんなに怒るな。それよりも部屋の事だが、お前は私と同じ部屋が良いか? それとも、エルとアナと一緒が良いのか?ベッドをくっつければ、3人でも寝ることが出来るぞ」
「うん・・・、そのメアリーって人が部屋を決めてから考える」
サリナはミーシャにさえ目を合わせようとせずに俯いている。両手の拳はショーイに吠え掛かったときから握りしめたままだ。エルとアナは心配そうにサリナを横から見ていた。
「俺の部屋は階段に近いところにしてくれよ。面倒くさいからな」
「わかった。ショーイはハンスと同じ部屋だぞ」
「えっ!? そうなのか・・・、あいつのイビキは凄まじいからな。それなら、俺だけイースタンの屋敷に残ろうかな・・・」
「ふん、まだユーリの事が気になっているのか?」
イースタンの息子ユーリは相変わらず術の支配下に置かれているようだ。普段通りに生活しているが、常にぼんやりとした状態が続いている。
「そうだな、何とかしてやりたいとは思うがな。それよりも、イビキだよ。お前も一度一緒に寝てみればわかるぞ」
「ああ、知っているさ。サトルの車で何度も聞いたからな。だが、慣れの問題だ。酒を飲んで寝ればお前も大して変わらない」
「俺はあんなに大きなイビキはかかねえよ!」
ショーイの大きな声が応接間に響いたところで、ノックの音に続いてメイドが入って来た。
「メアリー様が到着されました。皆さまにご挨拶されるとのことです」
メイドに続いて入って来たのは長い金髪をカチューシャで止めて、白い額と目元が可愛らしい少女だった。ミーシャはソファから立ち上がってメアリーを迎えた。
「初めまして、メアリー様。私はエルフの戦士ミーシャです。サトルから留守中の事を任されています」
「私はメアリーです。それで・・・勇者様はどちらに行かれたのですか?」
「勇者の仕事をするために出かけました」
「勇者の仕事? では、いつお戻りになるのですか?」
「早ければ今日、遅くとも明日迄には戻ります」
「そうですか、判りました」
メアリーは勇者の事を聞くだけ聞くと、振り返って部屋から出て行った。代わりに30歳ぐらいのメイドが部屋に入って来た。
「メアリー様のお部屋はどこになりますか?」
「2階の部屋でお好きなところをお使いください」
「わかりました」
メイドのやり取りを聞いて、メアリーが部屋の中へ顔だけ戻した。
「勇者様のお部屋の横にしてください」
それだけ言うとメアリーは引っ込んだが、メイドは黙ってミーシャを見ている。ミーシャも黙っていると、少しのにらめっこの後にメイドが口を開いた。
「それで、勇者様のお部屋はどこになるのですか?」
「サトルは戻ってきて残っている部屋にすると言っていました」
「サトル? ミーシャ様は勇者様を呼び捨てにしているのですか?」
メイドは目を細めてミーシャを問い詰めるように尋ねた。
「え、ええ。友達なので、普段はサトルと呼んでいます」
「そうですか・・・、では、先にメアリー様の部屋を決めますので、その隣を勇者様の部屋にしてください」
「判りました」
メイドは軽く頭を下げると部屋から出て行った。
「フゥ―ッ! 何あれ! 感じ悪―い!! 腹立つわー!」
サリナはドアが閉まった瞬間に文句を言い始めた。ミーシャは何とも思わなかったが、サトルが言うように仲良くするのは難しいとは感じてていた。
「だけど、綺麗なお姫様だったじゃないか。サトルも気に入ってるんじゃないか?」
ショーイは火に油を注ぐ用にサリナをからかった。
「ショーイ! うるさーい! サトルは、サトルは・・・、もー!」
「ショーイ、からかうな。ただでなくても機嫌が悪いんだからな」
「ふん、俺も置いてけぼりで面白くないんだよ。それよりも・・・」
「外にいた従者の方だな」
「ああ、尋常な気配じゃないな・・・、あれは」
「うん、サトルが戻ったら相談しないと」
ミーシャもショーイもメアリーとメイドの後ろにいた従者とみられる女の抑えきれない“気”を感じていた。その“気”は何とも言えない圧迫感を与えるもので、いまにも部屋の中で爆発しそうになっていた。
「だが、これで面白くなってきたな。俺の部屋だが、サトルの部屋の近くにしてくれよ」
「ダメ―ッ! サトルの部屋の近くは嫌なの!」
「何だサリナ、俺でもダメなのか・・・、だったらお前がいっそのことサトルと同じ部屋にしてもらえよ」
「えっ!? ・・・、そっか!そうだね、うん。サトルに頼んでみる!」
サリナはショーイの言葉で急に笑顔を見せたが、ミーシャはサトルが同意することは無いと思っていた。
―ショーイめ、余計なことばかりを言う。だが、サトルの警護のためなら、いっそ私が・・・。
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