208 / 343
Ⅱ‐47 黒い思惑 1
しおりを挟む
■ボルケーノ火山 洞窟
入り組んだ洞窟の奥で二人の男がテーブルの上の水晶石を眺めながら顔をしかめていた。壁のランプの光で揺れるように見える肌は白く、二人とも血の気が感じられないが、目鼻立ちの整った美少年と言っていい面立ちだろう。
水晶石の中には術を施して送った男が見ているものが映っていたが、そこに映ったものは二人の男には理解できないものがいくつもあった。
「ギリウも追い払われたか・・・」
「ああ、やはりあの氷魔法の力を見ると勇者の一族、マリアンヌという女は恐ろしい魔力を持っている。だが、もっと気になのは・・・」
「そうだ、突然現れた箱のようなものや、ギリウを切り裂いた弾けるもの・・・、それに手に持っていた黒い筒からも矢のようなものが飛んでいくようだな」
男たちはユーリの目を通じてサトル達の戦いを見て、単なる魔法以外の何かが自分たちの敵にあることをはっきりと理解していた。
「火の国が敗れたことにも、あの黒い筒等が関係しているのだろう。何百もの兵が肩や足を怪我したというからな」
「あの女はエルフだな、エルフが新しい武器を手に入れたのか?」
「うむ、そうかもしれんが、もう一人の若い男も使っていた・・・、あの男が投げた弾けるものでギリウは逃げ出したのだ」
「・・・」
男たちは人を食らう地中の怪物―ギリウ―が簡単に追い払われたことにショックを受けていた。見た目は少年のようだが、二人は数百年の時を生きる死人で話しぶりは老成している。
「まあ、今回の件で敵の情報が得られたのは収穫だろう。これまでは知らぬ間にアジトを襲われていたからな。これからはこちらが襲撃を繰り返す番だ。手はいくらでもあるし、次の手も用意してある」
「それに、10万の金貨は確かに持ってきていたからな。あれはいただくことにしよう」
「影の者の用意はできておるのだ。いつでも、大丈夫だろう」
「こいつらは、この後どうするだろうか?」
「息子の無事が確認できたのだ、金を持ってセントレアに戻るだろう」
「ならば」
「そうだな・・・」
■火の国へ向かう街道脇 炭焼き小屋
俺は必要な情報を得てどうするかを考えていた。すぐにでもルッツへ向かって、エルとアナを助けに行くべきだが、イースタン達をセントレアに送ってやる必要もある。それに、ユーリの状態も気になっていた。
―あれは洗脳か? ひょっとすると敵に操られているかもしれない・・・
時間はまだ19時を回ったところだが、どうするべきか・・・、二手に分かれるか。俺はみんなをイースタン達が入っているシェルターから離れた場所に集めて、小声で計画を話し始めた
「サリナ、お前は今から車でセントレアへイースタンさんたちを送ってくれ。ハンスとショーイも護衛でついて行ってくれ。金は・・・1万枚ぐらいなら積めるだろう。残りは俺が預かっておくよ。馬車と馬はここに置いていこう」
「サトル達はどうするの?」
「俺達はエルとアナが連れていかれたところへ向かう。この話はイースタンさんとユーリの前ではするなよ」
「なんで! サリナもエル達を助けに行きたいよ! それに、なんでイースタンさんの前でしゃべっちゃダメなの?」
「声がでかい! ユーリは・・・、洗脳・・・、操られているかもしれないからな、俺たちの行動が伝わるかもしれない。まだ、20時だから車で行けば今日中にセントレアに戻れるだろう」
「でも・・・」
「サリナ、サトルさんの言う通りになさい。あなたでないと車の運転ができないのですよ」
「そっか・・・。うん、わかった!じゃあ、サトルがエル達を必ず連れて帰ってね」
「ああ、見つけてくるよ」
「私もサトルさんと一緒に行きますよ」
「あたしも行くよ」
ママさんとリンネは当然のように言ったが、リンネはともかくママさんにはサリナと一緒に戻ってもらうつもりだった。
「ですが、セントレアに戻るほうも心配なので、マリアンヌさんにはセントレアに一緒に戻ってもらったほうが良いと思います」
「大丈夫でしょう。ショーイもいますからね。ショーイ、あなたがいれば大丈夫ですよね」
「ああ、任せてください」
―ショーイか・・・、化け物相手に大丈夫か?
俺の心配をよそにショーイは誇らしげにママさんに返事をしていた。
■セントレアに戻る街道
サリナは4WDミニバンに金貨1万枚と大人4人を乗せてセントレアに向かう街道を東へと向かっていた。いつもより重い車重でブレーキが効きにくかったがすぐに慣れてきた。
―エルとアナ・・・、大丈夫かな・・・
イースタン、ユーリ、そしてハンスは疲れたのか後ろの座席で寝ている。ショーイは横の座席で警戒を怠らないようにあちこちを見てくれている。お母さんに言われたから頑張ろうとしてくれているのだろう。
―おかあさん・・・、どうしてサトルについて行ったんだろう? 心配なのかな?
―理由はよくわからないけど、あっちも危ないってことかな?
―サトルは戦が終わったらお休みでどこかに連れて行ってくれるって言ってたのに・・・。
―でもエル達を見つけなきゃ!あの子たちは私が守るんだもん!
サリナが運転しながら悶々としているときに、車中ではユーリの影の中から二つの目が覗いていた。車の中に明かりは無いが、ヘッドライトの照り返しで車内にはうっすらと光が入ってきている。薄いユーリの影でその目が周りを見回すように動き始めた。動いていた目が止まると影の形が変わり始め、黒い塊となって影から剥がれるように床を移動し始めた。
―これは?ここは、何処なのだ?
影は戸惑っていた。見たことの無い形の椅子があり、周りの景色が凄い速さで流れていく。
―新しい馬車のようなものか?
影は足元を移動しながら、座席で寝ている男達を確認して後ろの荷台に回った。
―金貨の袋が5つしかない・・・、残りはどこだ?
「サリナ、ちょっと車を止めてくれよ。小便がしたいんだ」
「えー! もう少し我慢できないのー。あと一時間ぐらいで着くよ」
「ああ、急にしたくなったんだよ。頼むよ」
「そっか、わかった。早くしてよね」
黒い塊となっていた影はショーイとサリナの話を聞いて、慌ててユーリの影に戻った。最後列のシートで眠っているユーリは全く起きる気配がなく、静かな寝息を立てている。サリナが車を街道の端に寄せて車を止めると、ショーイはすぐにドアを開けて降りていき、近くの木に向かって立った。
「もーう、こんなところでおしっこなんて!」
運転を使命と感じているサリナは不満そうにぼやいて、車のハンドルを軽くたたいて待っている。ショーイは用を足すと、ぶらりと車の後ろに戻り始めたが、足取りを変えずに肌身離さず持っている炎の剣を静かに抜き、炎を纏わせると同時に車の後ろからドアをいきなり刺し貫いた!
入り組んだ洞窟の奥で二人の男がテーブルの上の水晶石を眺めながら顔をしかめていた。壁のランプの光で揺れるように見える肌は白く、二人とも血の気が感じられないが、目鼻立ちの整った美少年と言っていい面立ちだろう。
水晶石の中には術を施して送った男が見ているものが映っていたが、そこに映ったものは二人の男には理解できないものがいくつもあった。
「ギリウも追い払われたか・・・」
「ああ、やはりあの氷魔法の力を見ると勇者の一族、マリアンヌという女は恐ろしい魔力を持っている。だが、もっと気になのは・・・」
「そうだ、突然現れた箱のようなものや、ギリウを切り裂いた弾けるもの・・・、それに手に持っていた黒い筒からも矢のようなものが飛んでいくようだな」
男たちはユーリの目を通じてサトル達の戦いを見て、単なる魔法以外の何かが自分たちの敵にあることをはっきりと理解していた。
「火の国が敗れたことにも、あの黒い筒等が関係しているのだろう。何百もの兵が肩や足を怪我したというからな」
「あの女はエルフだな、エルフが新しい武器を手に入れたのか?」
「うむ、そうかもしれんが、もう一人の若い男も使っていた・・・、あの男が投げた弾けるものでギリウは逃げ出したのだ」
「・・・」
男たちは人を食らう地中の怪物―ギリウ―が簡単に追い払われたことにショックを受けていた。見た目は少年のようだが、二人は数百年の時を生きる死人で話しぶりは老成している。
「まあ、今回の件で敵の情報が得られたのは収穫だろう。これまでは知らぬ間にアジトを襲われていたからな。これからはこちらが襲撃を繰り返す番だ。手はいくらでもあるし、次の手も用意してある」
「それに、10万の金貨は確かに持ってきていたからな。あれはいただくことにしよう」
「影の者の用意はできておるのだ。いつでも、大丈夫だろう」
「こいつらは、この後どうするだろうか?」
「息子の無事が確認できたのだ、金を持ってセントレアに戻るだろう」
「ならば」
「そうだな・・・」
■火の国へ向かう街道脇 炭焼き小屋
俺は必要な情報を得てどうするかを考えていた。すぐにでもルッツへ向かって、エルとアナを助けに行くべきだが、イースタン達をセントレアに送ってやる必要もある。それに、ユーリの状態も気になっていた。
―あれは洗脳か? ひょっとすると敵に操られているかもしれない・・・
時間はまだ19時を回ったところだが、どうするべきか・・・、二手に分かれるか。俺はみんなをイースタン達が入っているシェルターから離れた場所に集めて、小声で計画を話し始めた
「サリナ、お前は今から車でセントレアへイースタンさんたちを送ってくれ。ハンスとショーイも護衛でついて行ってくれ。金は・・・1万枚ぐらいなら積めるだろう。残りは俺が預かっておくよ。馬車と馬はここに置いていこう」
「サトル達はどうするの?」
「俺達はエルとアナが連れていかれたところへ向かう。この話はイースタンさんとユーリの前ではするなよ」
「なんで! サリナもエル達を助けに行きたいよ! それに、なんでイースタンさんの前でしゃべっちゃダメなの?」
「声がでかい! ユーリは・・・、洗脳・・・、操られているかもしれないからな、俺たちの行動が伝わるかもしれない。まだ、20時だから車で行けば今日中にセントレアに戻れるだろう」
「でも・・・」
「サリナ、サトルさんの言う通りになさい。あなたでないと車の運転ができないのですよ」
「そっか・・・。うん、わかった!じゃあ、サトルがエル達を必ず連れて帰ってね」
「ああ、見つけてくるよ」
「私もサトルさんと一緒に行きますよ」
「あたしも行くよ」
ママさんとリンネは当然のように言ったが、リンネはともかくママさんにはサリナと一緒に戻ってもらうつもりだった。
「ですが、セントレアに戻るほうも心配なので、マリアンヌさんにはセントレアに一緒に戻ってもらったほうが良いと思います」
「大丈夫でしょう。ショーイもいますからね。ショーイ、あなたがいれば大丈夫ですよね」
「ああ、任せてください」
―ショーイか・・・、化け物相手に大丈夫か?
俺の心配をよそにショーイは誇らしげにママさんに返事をしていた。
■セントレアに戻る街道
サリナは4WDミニバンに金貨1万枚と大人4人を乗せてセントレアに向かう街道を東へと向かっていた。いつもより重い車重でブレーキが効きにくかったがすぐに慣れてきた。
―エルとアナ・・・、大丈夫かな・・・
イースタン、ユーリ、そしてハンスは疲れたのか後ろの座席で寝ている。ショーイは横の座席で警戒を怠らないようにあちこちを見てくれている。お母さんに言われたから頑張ろうとしてくれているのだろう。
―おかあさん・・・、どうしてサトルについて行ったんだろう? 心配なのかな?
―理由はよくわからないけど、あっちも危ないってことかな?
―サトルは戦が終わったらお休みでどこかに連れて行ってくれるって言ってたのに・・・。
―でもエル達を見つけなきゃ!あの子たちは私が守るんだもん!
サリナが運転しながら悶々としているときに、車中ではユーリの影の中から二つの目が覗いていた。車の中に明かりは無いが、ヘッドライトの照り返しで車内にはうっすらと光が入ってきている。薄いユーリの影でその目が周りを見回すように動き始めた。動いていた目が止まると影の形が変わり始め、黒い塊となって影から剥がれるように床を移動し始めた。
―これは?ここは、何処なのだ?
影は戸惑っていた。見たことの無い形の椅子があり、周りの景色が凄い速さで流れていく。
―新しい馬車のようなものか?
影は足元を移動しながら、座席で寝ている男達を確認して後ろの荷台に回った。
―金貨の袋が5つしかない・・・、残りはどこだ?
「サリナ、ちょっと車を止めてくれよ。小便がしたいんだ」
「えー! もう少し我慢できないのー。あと一時間ぐらいで着くよ」
「ああ、急にしたくなったんだよ。頼むよ」
「そっか、わかった。早くしてよね」
黒い塊となっていた影はショーイとサリナの話を聞いて、慌ててユーリの影に戻った。最後列のシートで眠っているユーリは全く起きる気配がなく、静かな寝息を立てている。サリナが車を街道の端に寄せて車を止めると、ショーイはすぐにドアを開けて降りていき、近くの木に向かって立った。
「もーう、こんなところでおしっこなんて!」
運転を使命と感じているサリナは不満そうにぼやいて、車のハンドルを軽くたたいて待っている。ショーイは用を足すと、ぶらりと車の後ろに戻り始めたが、足取りを変えずに肌身離さず持っている炎の剣を静かに抜き、炎を纏わせると同時に車の後ろからドアをいきなり刺し貫いた!
0
お気に入りに追加
909
あなたにおすすめの小説
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる