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Ⅰ-96 命名権
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■バーンの町
次の日起きてきたサリナは目の辺りが赤く腫れていた。朝食に出したロールパン、ゆで卵、サラダとカフェオレは黙って食べていたが、俺とは目を合わせようとしない。可哀そうだとは思うが・・・、強い心が必要だ。
バーンの町には10時前に到着した。町は人通りが多く今日も賑わっている。赤い旅団のヤツが俺達に気がつくと、足をとめてこちらを見るが、目が合った途端に目線を外して道の隅を歩き出す。先日のお返しは十分な効果があったようだ。
ギルドに立ち寄ってハンスからの手紙が届いてないか確認したが、俺達宛ての手紙は届いていなかったので、その足で役場のランディを尋ねた。受付に居たポッチャリしたお姉さんにサトルが名前を告げると、すぐに立ち上がってランディの部屋へ案内してくれた。
「ああ、サトル殿。無事にお帰りになられて良かったです。どうぞ、お掛けください」
大きなガラス窓から光が差し込んでいる部屋の奥から、ランディが笑顔で俺達を迎えてくれる。勧められた大きな応接セットにあるソファへ3人並んで座った。心なしか俺の左側に座ったサリナが離れているようだ。
「未開地はいかがでしたか?新しい魔獣を見つけて倒されたのですか?」
「ええ、いくつか初めて見た恐竜がいました」
「そうでしたか!それは素晴らしい、ギルドで名付けができる初物でしたか?」
「・・・」
-あれ? 名付け? そんな制度もあるの?
「ひょっとして名付けをご存知ありませんでしたか?サトル殿は異国の方ですから、当然かもしれませんね」
「えぇ、その名付け?と言うのは?」
「組合員証には倒した魔獣の記録がアカシックレコードから転記されますが、人が始めて倒した魔獣には名前がありません。ですから、組合員証には数だけが記録されているはずです」
サトルは、しばらく見ていなかった組合員証を取り出した。最初は良く見ていたが、迷宮を回り出してからは、種類と数がどんどん増えていくので、詳しく見るのをやめていた。確かに名前が無いのに数字が有る物があった。それに・・・やらかしたようだった。
「名付けはどうやってするんですか?」
「倒した方が決めていただくだけです。口に出していただいても、頭の中でお考えになっても、アシーネ様はちゃんとお聞きになっていますから。その名前になります」
-マジかい!
俺の組合員証には、『仮称クビナガ大トカゲ 7』『仮称ステゴもどき 5』『小ティラノ 1』と書かれてある。神は俺の決めた命名をそのまま採用して、仮称の意味は通じなかったようだ。数字が一つ残っているが、どれだろう?そうか、サリナがワンパンKOした大ティラノだな。俺が倒したわけじゃないから、サリナに命名権があるのだ。
「サリナ、お前の組合員証を見せてくれよ」
俺をじっと見た後に腰につけてあるポーチから組合員証を黙って取り出した。折りたたまれた組合員証を開くと、こいつも大量に蛇を焼き払っている実績が載っていたが、やはり名前の無い数字の1があった。
「サリナが倒した大きなのはお前が名前をつけるんだよ。何か考えておけよ」
「名前?・・・何て付ければ良いの?」
「何でもいいよ、好きな名前で良いんじゃないか?」
「好きな名前?・・・・・・サトル?」
-マズイ! このボケぇ!!
心の絶叫は既に手遅れだった、全ての文字が組合員証から消えて、もう一度浮かび上がってきた。その中には・・・
-『サトル 1』
「名前を付けられたら、ギルドに報告してください。魔獣について詳しいことを伝えれば、報酬が後ほどギルド本部から設定されるはずです」
俺の名前が大ティラノに名付けられたことを知らないランディは、明るい笑顔を見せたまま教えてくれる。
「それで、魔獣討伐に一区切りがついたので、先日のお話しを・・・」
「おお!王都へ行かれる決心がつきましたか!?」
「いえ、すみませんが、その話はお断りすることにします。しばらくは旅をして暮らす予定です」
「そうですか・・・、それは大変残念です・・・、ですが、旅の後でも結構ですので、お気が変わられたら、是非王都をお尋ねください。王宮宛の紹介状をご用意いたしますから、是非お持ちいただいて、必要な時にお使いください」
ランディは熱心だった。紹介状を貰っても損は無いだろうから、とりあえず礼を言って受け取っておいた。
■シグマのギルド
バーンからはサリナの運転でシグマまで移動させた。大好きな馬車を運転すれば少しは機嫌がよくなるかと思ったが黙ったままだ。ミーシャは元々無口だから、車内は重い空気のままシグマまでのドライブを続けることになった。
エルとアナはギルドホールで手伝いをしていた。客の少ないホールでエルがテーブルを拭き、アナは後ろを付いて歩いていた。入り口から入って来た俺達を見つけると嬉しそうに走ってくる。
「お兄ちゃん! お姉ちゃん!」
「おう! 二人とも元気か?」
未開地へ向かう前の日にも会っているが、未開地の出来事は密度が濃かったので、もっと時間が経った気がしていた。
「うん! ここの人たちはみんな優しいよ」
「そうか、チャーリーさんのいう事を良く聞くんだぞ」
「うん・・・、お兄ちゃんたちは又どこかに行くの?」
エルが少し不安げに俺を見上げている。アナもエルのスカートを掴んで俺を見た。屈みこんで目線の高さを合わせてから二人に話しかける。
「ああ、少し遠くまで行ってくるから、その間はここの仕事を頑張ってやるんだよ。アナはお姉ちゃんのいう事をちゃんと聞けよ。いいな?」
黙って頷いた二人を置いてギルドの受付に向かう。二人の不安が伝わってくるが、気にしないように頑張った。
受付のお姉さんに、名付けの話をすると組合員証と申請書の提出を求められた。申請書には魔獣の大きさや特徴を書くようになっていて、絵や図で説明することを求められている。俺はタブレットを操作して、スマホに取り込んであった獲物たちの写真を白黒でプリントアウトして、それぞれの名前を書いてからお姉さんに渡した。お姉さんはあまりに精緻な絵に驚きながらも、黙って俺の絵を申請書と一緒に受け取ってくれた。
「組合長とお話がしたいんですけど?」
「聞いてきますので、少々お待ちください」
お姉さんを待つ間に二人に換金しないのかと聞いたが、これ以上お金を持つのは危ないと言って換金しなかった。確かにそうかもしれない重さの問題もある。
チャーリーは前回よりも明るい笑顔で俺達を迎えてくれた、バーンのいざこざが解決したことも知っているのだろう。
「サトル様、お立ち寄りいただきありがとうございます。今日は名付けの申請までしていただいたと言うことで、お礼の言葉もございません!」
知らなかったが、名付けも組合のビジネスに役立ったみたいだ。
「いえ、エルとアナの件でお世話になっていますから、こちらこそありがとうございます」
「とんでもない、あの二人も素直でよい子達ですからね。助かっていますよ」
社交辞令だろうが、二人も良い人達と言っていたから、このまま預けても大丈夫だろう。
「それで、しばらく遠くに行くんですが、このまま二人を預かっていただけますか?」
「ええ、それは構いませんが、どのぐらいの期間になるのでしょうか?」
「そうですねぇ・・・2ヶ月ぐらいじゃないでしょうか? それまでには一度戻ってきますので」
「そうですか、分かりました。お戻りになるまでの間は私が責任を持ってお預かりします」
ギルドを出るときにエルとアナに手を振って笑顔で別れようとしたが、ちびっ娘が二人を抱き寄せて大きな目から涙を落とした。抱きしめられたエルとアナは驚いていたが、そのうち一緒に涙を流し始めた。ギルドの人達の視線が俺に集まってくるのを感じる。
やっぱり、俺って悪者なのかな?
次の日起きてきたサリナは目の辺りが赤く腫れていた。朝食に出したロールパン、ゆで卵、サラダとカフェオレは黙って食べていたが、俺とは目を合わせようとしない。可哀そうだとは思うが・・・、強い心が必要だ。
バーンの町には10時前に到着した。町は人通りが多く今日も賑わっている。赤い旅団のヤツが俺達に気がつくと、足をとめてこちらを見るが、目が合った途端に目線を外して道の隅を歩き出す。先日のお返しは十分な効果があったようだ。
ギルドに立ち寄ってハンスからの手紙が届いてないか確認したが、俺達宛ての手紙は届いていなかったので、その足で役場のランディを尋ねた。受付に居たポッチャリしたお姉さんにサトルが名前を告げると、すぐに立ち上がってランディの部屋へ案内してくれた。
「ああ、サトル殿。無事にお帰りになられて良かったです。どうぞ、お掛けください」
大きなガラス窓から光が差し込んでいる部屋の奥から、ランディが笑顔で俺達を迎えてくれる。勧められた大きな応接セットにあるソファへ3人並んで座った。心なしか俺の左側に座ったサリナが離れているようだ。
「未開地はいかがでしたか?新しい魔獣を見つけて倒されたのですか?」
「ええ、いくつか初めて見た恐竜がいました」
「そうでしたか!それは素晴らしい、ギルドで名付けができる初物でしたか?」
「・・・」
-あれ? 名付け? そんな制度もあるの?
「ひょっとして名付けをご存知ありませんでしたか?サトル殿は異国の方ですから、当然かもしれませんね」
「えぇ、その名付け?と言うのは?」
「組合員証には倒した魔獣の記録がアカシックレコードから転記されますが、人が始めて倒した魔獣には名前がありません。ですから、組合員証には数だけが記録されているはずです」
サトルは、しばらく見ていなかった組合員証を取り出した。最初は良く見ていたが、迷宮を回り出してからは、種類と数がどんどん増えていくので、詳しく見るのをやめていた。確かに名前が無いのに数字が有る物があった。それに・・・やらかしたようだった。
「名付けはどうやってするんですか?」
「倒した方が決めていただくだけです。口に出していただいても、頭の中でお考えになっても、アシーネ様はちゃんとお聞きになっていますから。その名前になります」
-マジかい!
俺の組合員証には、『仮称クビナガ大トカゲ 7』『仮称ステゴもどき 5』『小ティラノ 1』と書かれてある。神は俺の決めた命名をそのまま採用して、仮称の意味は通じなかったようだ。数字が一つ残っているが、どれだろう?そうか、サリナがワンパンKOした大ティラノだな。俺が倒したわけじゃないから、サリナに命名権があるのだ。
「サリナ、お前の組合員証を見せてくれよ」
俺をじっと見た後に腰につけてあるポーチから組合員証を黙って取り出した。折りたたまれた組合員証を開くと、こいつも大量に蛇を焼き払っている実績が載っていたが、やはり名前の無い数字の1があった。
「サリナが倒した大きなのはお前が名前をつけるんだよ。何か考えておけよ」
「名前?・・・何て付ければ良いの?」
「何でもいいよ、好きな名前で良いんじゃないか?」
「好きな名前?・・・・・・サトル?」
-マズイ! このボケぇ!!
心の絶叫は既に手遅れだった、全ての文字が組合員証から消えて、もう一度浮かび上がってきた。その中には・・・
-『サトル 1』
「名前を付けられたら、ギルドに報告してください。魔獣について詳しいことを伝えれば、報酬が後ほどギルド本部から設定されるはずです」
俺の名前が大ティラノに名付けられたことを知らないランディは、明るい笑顔を見せたまま教えてくれる。
「それで、魔獣討伐に一区切りがついたので、先日のお話しを・・・」
「おお!王都へ行かれる決心がつきましたか!?」
「いえ、すみませんが、その話はお断りすることにします。しばらくは旅をして暮らす予定です」
「そうですか・・・、それは大変残念です・・・、ですが、旅の後でも結構ですので、お気が変わられたら、是非王都をお尋ねください。王宮宛の紹介状をご用意いたしますから、是非お持ちいただいて、必要な時にお使いください」
ランディは熱心だった。紹介状を貰っても損は無いだろうから、とりあえず礼を言って受け取っておいた。
■シグマのギルド
バーンからはサリナの運転でシグマまで移動させた。大好きな馬車を運転すれば少しは機嫌がよくなるかと思ったが黙ったままだ。ミーシャは元々無口だから、車内は重い空気のままシグマまでのドライブを続けることになった。
エルとアナはギルドホールで手伝いをしていた。客の少ないホールでエルがテーブルを拭き、アナは後ろを付いて歩いていた。入り口から入って来た俺達を見つけると嬉しそうに走ってくる。
「お兄ちゃん! お姉ちゃん!」
「おう! 二人とも元気か?」
未開地へ向かう前の日にも会っているが、未開地の出来事は密度が濃かったので、もっと時間が経った気がしていた。
「うん! ここの人たちはみんな優しいよ」
「そうか、チャーリーさんのいう事を良く聞くんだぞ」
「うん・・・、お兄ちゃんたちは又どこかに行くの?」
エルが少し不安げに俺を見上げている。アナもエルのスカートを掴んで俺を見た。屈みこんで目線の高さを合わせてから二人に話しかける。
「ああ、少し遠くまで行ってくるから、その間はここの仕事を頑張ってやるんだよ。アナはお姉ちゃんのいう事をちゃんと聞けよ。いいな?」
黙って頷いた二人を置いてギルドの受付に向かう。二人の不安が伝わってくるが、気にしないように頑張った。
受付のお姉さんに、名付けの話をすると組合員証と申請書の提出を求められた。申請書には魔獣の大きさや特徴を書くようになっていて、絵や図で説明することを求められている。俺はタブレットを操作して、スマホに取り込んであった獲物たちの写真を白黒でプリントアウトして、それぞれの名前を書いてからお姉さんに渡した。お姉さんはあまりに精緻な絵に驚きながらも、黙って俺の絵を申請書と一緒に受け取ってくれた。
「組合長とお話がしたいんですけど?」
「聞いてきますので、少々お待ちください」
お姉さんを待つ間に二人に換金しないのかと聞いたが、これ以上お金を持つのは危ないと言って換金しなかった。確かにそうかもしれない重さの問題もある。
チャーリーは前回よりも明るい笑顔で俺達を迎えてくれた、バーンのいざこざが解決したことも知っているのだろう。
「サトル様、お立ち寄りいただきありがとうございます。今日は名付けの申請までしていただいたと言うことで、お礼の言葉もございません!」
知らなかったが、名付けも組合のビジネスに役立ったみたいだ。
「いえ、エルとアナの件でお世話になっていますから、こちらこそありがとうございます」
「とんでもない、あの二人も素直でよい子達ですからね。助かっていますよ」
社交辞令だろうが、二人も良い人達と言っていたから、このまま預けても大丈夫だろう。
「それで、しばらく遠くに行くんですが、このまま二人を預かっていただけますか?」
「ええ、それは構いませんが、どのぐらいの期間になるのでしょうか?」
「そうですねぇ・・・2ヶ月ぐらいじゃないでしょうか? それまでには一度戻ってきますので」
「そうですか、分かりました。お戻りになるまでの間は私が責任を持ってお預かりします」
ギルドを出るときにエルとアナに手を振って笑顔で別れようとしたが、ちびっ娘が二人を抱き寄せて大きな目から涙を落とした。抱きしめられたエルとアナは驚いていたが、そのうち一緒に涙を流し始めた。ギルドの人達の視線が俺に集まってくるのを感じる。
やっぱり、俺って悪者なのかな?
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