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Ⅰ-55 二つ目のロッドで
しおりを挟む■第3迷宮 北の荒野
迷宮中心部からの脱出に大きな障害はなかった。
もちろん、何匹かの魔獣が出てきたが全てミーシャ様がやっつけてくれた。
炎のライオンも1匹出てきたが、サリナ様が水で消してくれた。
安全だったが俺にとっては正直物足りなさが残る迷宮攻略となった。
それでも魔法具の回収は無事に終ったので、安全な北に向かって10kmほど移動した。
場所は昨日野営したところに近いはずだ。
早めに野営地までたどり着いたので、周囲に地雷と投光器を沢山セットしてから外で焼肉をすることにした。
大き目のバーベキューコンロ、炭、テーブル、椅子をストレージから呼び出してサリナと一緒に並べた。
食材も肉だけでなく、魚介類と野菜、きのこ等をふんだんに用意する。
荒野に太陽が沈み世界がオレンジ色になった頃に、ちょうど炭に火が入ったので肉を焼き始めた。
食欲をそそる音と匂いが荒野に広がっていく、既に三人ともコンロの上から目を離さない。
「どんどん焼いていくから、自分で・・・」
俺が話し終わる前にサリナはトングで肉を挟んでいた。
「少し赤いぐらいが美味しいの♪」
ミーシャとハンスもサリナに続いた。
念のため4人分のご飯も用意してやる。
サリナとミーシャは持ち方を教えた箸を使って、肉と白飯が上手に食べられるようになっていた。
「サトル殿。いつも美味いですが、この焼き方で食べる肉は更に美味いですね」
「お兄ちゃん、外の焼肉は世界一って言ったでしょ♪」
確かに高品質で余分な油が落ちていった肉は美味かった。
エビやカニも用意してやると3人とも少し食べていたがやはり肉が良いようだ。
肉以外をもっと焼けとは言わずに、既に自分達でどんどん肉を焼いていく。
肉ならロースやカルビだけでなくホルモンも気に入ったようだ。ミソ味のホルモンと白飯をハンスはフォークでかき込むように食べていた。
焼肉の皿で言うと50人前ぐらいがあっという間に消えていった。
「ところで、今日見つけた水のロッドですけど、水が出るロッドなんですか?」
食べるピッチが落ち着いたタイミングで今日の戦利品についてハンスに尋ねた。
「ええ、水が出せるはずです、勇者様は雨を降らせることも出来たそうです」
-雨! もはや、御伽噺や!
しかし、雨は水だから出せても不思議は無いのか?
「それでも、水では攻撃できないんじゃないですかね?」
「その通りですが、今日のように火を纏った魔獣が居るとすれば、強い水が出せると役立つと思います。それに、もっと色々できるはずなのですが詳しいことは判りません」
「勇者は使い方を伝えていないのですか?」
「はい、敢えてそのようになされたようです。魔法も魔法具も自ら考えて使うものにしか使えないと」
-嫌がらせなのか? 鍛えようとしているのか?
「それと、ロッドには風の石も付いているんですよね?風の魔法ってどんな魔法なんですか?」
「風を出すことの出来る魔法ですが、私も使えませんので・・・」
風を出せる石が両方のロッドについている・・・そうか!
「サリナ、炎のロッドを持ってるか?」
「うん、持ってるよ」
「じゃあ、そのロッドで風の神様に風が出るようにお祈りして見ろ」
「ウィン様に? どんな風かな?」
「そうだな、あそこの岩にぶつかるような強い風を出してみろ」
50メートルは離れた岩を指してサリナにムチャ振りした。
「うん、わかったけど、強い風かぁ・・・」
首をかしげながらも椅子から立ち上がって、ロッドを岩の方に向けて目を瞑った。
サリナが目を開いた瞬間にロッドから風が迸ったのがわかった。
地面の砂を巻き上げて岩に風がぶつかった。
「おぉ、風の魔法も使えるようになったか!」
「うん♪ また大魔法士に近づいた!」
ハンスは驚き、サリナは喜んでいるが・・・これでは全然足りない。
風の強さは人間がよろめく程度の強さだろう。
もっと強い風がでるのか?
だが、炎のロッドなのだから・・・、 なんだ、一緒に出せば良いだけじゃないか!
「今度は、炎と風とを一緒に出してみろよ」
「一緒に? それは無理だよ、神様が違うのに!」
「そうなのか? ・・・だったら二人の神様にお願いしてみろよ、『グレン様、ウィン様、炎の風を出してください』ってさ」
「二人に? お兄ちゃん良いのかな? 神様は怒ったりしないの?」
「サリナ、サトル殿の言われた通りにやってみるのだ、それが自ら考えると言うことなのだろう」
「わかった!」
サリナはさっきと同じようにロッドを構えて、何かをつぶやきながら目を瞑っている。
「「ワァッ!!」」
俺達は大声を上げた!
サリナが目を開いた瞬間にロッドから炎が岩に向かって迸っていた!
紅蓮の炎が50メートル先の岩まで一気に伸びてぶつかった!
「サリナ! 凄いぞ!」
「お兄ちゃん、そうだよね!? やっぱりサリナは凄いよね!」
-アカン、余計なことを教えたかも!
ハンスは感動し、サリナはピョンピョン飛び跳ねて喜んでいる。
だが、俺は後悔していた。
ロッドの使い方に興味があったからやらせてみたが、このロッドは十分に危険な武器だ。
敵が持っているとしたら、かなり危ないだろう。
タンクの要らない火炎放射器があれば現代でも近接戦闘ではかなり強いはずだ。
50メートルが射程県内なら尚更だ・・・、いや、もっと遠くまで届くのかもしれないが・・・
「サトルも褒めてよ! サトルのおかげであんなに炎が飛んだのに!!」
「あぁ、すごいな。ビックリしすぎたよ」
「やっぱり凄い!? ヤッター!!」
いかんな、好奇心が猫を殺すってヤツが諺であったけど・・・
今はそんな気分っす。
迷宮中心部からの脱出に大きな障害はなかった。
もちろん、何匹かの魔獣が出てきたが全てミーシャ様がやっつけてくれた。
炎のライオンも1匹出てきたが、サリナ様が水で消してくれた。
安全だったが俺にとっては正直物足りなさが残る迷宮攻略となった。
それでも魔法具の回収は無事に終ったので、安全な北に向かって10kmほど移動した。
場所は昨日野営したところに近いはずだ。
早めに野営地までたどり着いたので、周囲に地雷と投光器を沢山セットしてから外で焼肉をすることにした。
大き目のバーベキューコンロ、炭、テーブル、椅子をストレージから呼び出してサリナと一緒に並べた。
食材も肉だけでなく、魚介類と野菜、きのこ等をふんだんに用意する。
荒野に太陽が沈み世界がオレンジ色になった頃に、ちょうど炭に火が入ったので肉を焼き始めた。
食欲をそそる音と匂いが荒野に広がっていく、既に三人ともコンロの上から目を離さない。
「どんどん焼いていくから、自分で・・・」
俺が話し終わる前にサリナはトングで肉を挟んでいた。
「少し赤いぐらいが美味しいの♪」
ミーシャとハンスもサリナに続いた。
念のため4人分のご飯も用意してやる。
サリナとミーシャは持ち方を教えた箸を使って、肉と白飯が上手に食べられるようになっていた。
「サトル殿。いつも美味いですが、この焼き方で食べる肉は更に美味いですね」
「お兄ちゃん、外の焼肉は世界一って言ったでしょ♪」
確かに高品質で余分な油が落ちていった肉は美味かった。
エビやカニも用意してやると3人とも少し食べていたがやはり肉が良いようだ。
肉以外をもっと焼けとは言わずに、既に自分達でどんどん肉を焼いていく。
肉ならロースやカルビだけでなくホルモンも気に入ったようだ。ミソ味のホルモンと白飯をハンスはフォークでかき込むように食べていた。
焼肉の皿で言うと50人前ぐらいがあっという間に消えていった。
「ところで、今日見つけた水のロッドですけど、水が出るロッドなんですか?」
食べるピッチが落ち着いたタイミングで今日の戦利品についてハンスに尋ねた。
「ええ、水が出せるはずです、勇者様は雨を降らせることも出来たそうです」
-雨! もはや、御伽噺や!
しかし、雨は水だから出せても不思議は無いのか?
「それでも、水では攻撃できないんじゃないですかね?」
「その通りですが、今日のように火を纏った魔獣が居るとすれば、強い水が出せると役立つと思います。それに、もっと色々できるはずなのですが詳しいことは判りません」
「勇者は使い方を伝えていないのですか?」
「はい、敢えてそのようになされたようです。魔法も魔法具も自ら考えて使うものにしか使えないと」
-嫌がらせなのか? 鍛えようとしているのか?
「それと、ロッドには風の石も付いているんですよね?風の魔法ってどんな魔法なんですか?」
「風を出すことの出来る魔法ですが、私も使えませんので・・・」
風を出せる石が両方のロッドについている・・・そうか!
「サリナ、炎のロッドを持ってるか?」
「うん、持ってるよ」
「じゃあ、そのロッドで風の神様に風が出るようにお祈りして見ろ」
「ウィン様に? どんな風かな?」
「そうだな、あそこの岩にぶつかるような強い風を出してみろ」
50メートルは離れた岩を指してサリナにムチャ振りした。
「うん、わかったけど、強い風かぁ・・・」
首をかしげながらも椅子から立ち上がって、ロッドを岩の方に向けて目を瞑った。
サリナが目を開いた瞬間にロッドから風が迸ったのがわかった。
地面の砂を巻き上げて岩に風がぶつかった。
「おぉ、風の魔法も使えるようになったか!」
「うん♪ また大魔法士に近づいた!」
ハンスは驚き、サリナは喜んでいるが・・・これでは全然足りない。
風の強さは人間がよろめく程度の強さだろう。
もっと強い風がでるのか?
だが、炎のロッドなのだから・・・、 なんだ、一緒に出せば良いだけじゃないか!
「今度は、炎と風とを一緒に出してみろよ」
「一緒に? それは無理だよ、神様が違うのに!」
「そうなのか? ・・・だったら二人の神様にお願いしてみろよ、『グレン様、ウィン様、炎の風を出してください』ってさ」
「二人に? お兄ちゃん良いのかな? 神様は怒ったりしないの?」
「サリナ、サトル殿の言われた通りにやってみるのだ、それが自ら考えると言うことなのだろう」
「わかった!」
サリナはさっきと同じようにロッドを構えて、何かをつぶやきながら目を瞑っている。
「「ワァッ!!」」
俺達は大声を上げた!
サリナが目を開いた瞬間にロッドから炎が岩に向かって迸っていた!
紅蓮の炎が50メートル先の岩まで一気に伸びてぶつかった!
「サリナ! 凄いぞ!」
「お兄ちゃん、そうだよね!? やっぱりサリナは凄いよね!」
-アカン、余計なことを教えたかも!
ハンスは感動し、サリナはピョンピョン飛び跳ねて喜んでいる。
だが、俺は後悔していた。
ロッドの使い方に興味があったからやらせてみたが、このロッドは十分に危険な武器だ。
敵が持っているとしたら、かなり危ないだろう。
タンクの要らない火炎放射器があれば現代でも近接戦闘ではかなり強いはずだ。
50メートルが射程県内なら尚更だ・・・、いや、もっと遠くまで届くのかもしれないが・・・
「サトルも褒めてよ! サトルのおかげであんなに炎が飛んだのに!!」
「あぁ、すごいな。ビックリしすぎたよ」
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