29 / 343
Ⅰー29 朝飯前
しおりを挟む
■バーン南東の第一迷宮
迷宮前夜の宴を早めに切り上げた俺は、一人でストレージに戻った。
サリナはミーシャと仲良くなったようだ。
高級キャンピングカーの大きなベッドに二人で寝ることに同意した。
一人になって登別の温泉旅館の湯にゆっくり浸かった後に、魔獣解説書を見ながらスマホへ取り込んでいた。
今まで見たこの世界の魔獣は地球にいる獣や虫に似た物が多かったが、解説書ではそれ以外の魔獣、いや魔物も沢山いることを教えてくれた。
鬼やトロールといった種類、恐竜みたいな種類・・・だが、生物学的に無さそうな岩のゴーレムや骨の怪物などは存在していない。
半分見た中で一番やばそうなのは鬼か翼竜だと思った。
鬼はでかいようだ、身長が5メートルを超えるらしい。
金棒を持っているわけではないが、走る速度も人より速く岩を投げてくると書いてある。
飛び道具は非常に危険だ、注意しておかないと。
翼竜もでかいようだ、見るからに危険な口と爪を持ち翼長が4メートルぐらいある。
高い位置から獲物を見つけて、急降下してくるので気がついたときには逃げられない。それでも、未開地周辺が縄張りなので、未開地に行かなければリスクは無いようだ。
100枚近く取り込んだが解説書のまだ半分だ。
それでも目が疲れてきたので、あきらめて寝ることにした。
キャンピングカーの中も間接照明だけがついて薄暗いが、音がしないので二人とも寝たのだろう。
アラームは日の出前の5時にセットしておく。
§
翌朝、今日もキャンピングカーの方が日の出前から騒々しい。
サリナが叫びまくっているようだ。
「イヤ、イヤー!!」
スウェットのままストレージからキャンピングカーを覗くと、ミーシャが破れた窓ガラスに向かって剣を突き出している。
キャンピングカーの床には・・・、ムカデ!?
1メートル以上はあるが、緑色の液体にまみれたムカデが横たわっている。
ミーシャが剣でしとめたのだろうか?
俺はサブマシンガンを持ってストレージから出た。
フロントガラスの向こうに見えるのは、地獄絵図の一つだろう。
虫だ・・・
車の周り50メートルぐらいを虫が埋め尽くしている。
黒、赤、砂色・・・ムカデ、サソリ、蟻・・・地球サイズではない虫たちが蠢いていた。
ミーシャが剣で押し戻そうとしているムカデは、何匹ものムカデが重なり合った上を登ってきている。
破れたガラスの窓枠は小さくて高さも1.5メートルぐらいだったから、獣は入れないと判断して開けっ放しにしていた俺の判断ミスだろう。
ムカデの頭は幅30cmも無い。楽勝で入れそうだ。
「ミーシャ、一旦下がって!」
すぐにバックステップしたミーシャのいた空間にサブマシンガンを短く連射する。
車内に乾いた発射音が連続し、空薬きょうが落ちる音が広がる。
入ろうとしているやつは見えなくなったので、窓の下に向けてサブマシンガンを連射した。
虫たちの背中から緑色の液体が飛び散り、虫が作ったピラミッドは一気に低くなった。
反対側の閉まった窓にも虫の顔がみえるが、入って来られる隙間は無い。
当面の危険は無さそうだが、いずれにせよ駆逐する必要はある。
「サリナ、こっちに来て」
枕を抱いてベッドの上に座っていたサリナは、びくびくしながらも俺のほうにやってきた。
「前に荒地で練習した、緑色のレバーを右から順番に握ってよ。昨日セットした地雷が爆発するから」
「大きな音の?」
「そう、ここならそんなに大きな音はしないと思うけどね」
クレイモア地雷のケーブルには一つずつ発火装置を接続してあり、いつでも爆破可能なはずだ。
虫が設置した地雷を倒しているかもしれないが、その時はその時だ。
頷いたサリナは躊躇せずにレバーを握った。
未明の荒野に爆発する轟音がひろがった、車の右後ろだ。
ガラス窓越しに爆破したところを見たが、予定通り半円形に虫が消し飛んでいるのでセットした地雷は倒れていなかったようだ。
爆発音が右側で3回続く。
サリナは忠実にレバーを押し続けている。
今度は車の左から4回爆発音が響きわたった。
車の窓ガラスが爆発音で震え続け、周囲は砂埃で覆われている。
俺は破れた窓からサブマシンガンで砂埃の中で蠢いている虫どもへフルオートで弾丸をばら撒いた。
虫の甲殻は柔らかい、サブマシンガンの銃弾で引き裂かれて、緑や様々な色の液体が飛び散って行く。
砂埃が落ち着いてきたころに、車の左前方へ虫たちがぞろぞろ移動していることに気がついた。
何故あっちに?・・・ ヤバイ! あっちは迷宮の入り口だ!
こんな気持ち悪い奴らとは出来るだけ狭い場所では会いたくない。
暗い中で虫に囲まれていることを想像するだけでゾっとする。
車の近くに動く虫が居ないことを確認して車の外へ出る。
ストレージに用意してあった回転式グレネードランチャー(擲弾発射器)を行軍する虫の先頭に向けて発射する。
軽く弾けるような音と共に40mmの擲弾-手榴弾のような物-が放物線を描いて虫の行軍へ飛んでいく。
100メートル前方の行列の真ん中に落下して、爆音と共に辺りの虫を弾き飛ばした。
少し狙いが近すぎた、もう少し筒先を上に向けて撃つ・・・、さらにもう一発を撃つ。
さっきより高い放物線を描いた擲弾の爆風が先頭集団を吹っ飛ばす。
6発全て発射すると行列の大部分がバラバラになっていた。
既にどの胴体にどの足がついていたかは永遠にわからない状態だ。
もっとも、それは足が多すぎるせいなのかもしれないが。
念のため、サブマシンガンを構えて車の周辺と下を確認する。
何匹か動いているヤツがいたので止めを刺した。
どうやら朝飯前の仕事が終ったようだが、気持ち悪さだけが残って爽快感は全く無い。
それに迷宮が蟻塚ならぬ虫塚であることがわかり気分がブルーだ。
やはり、銃はもっと広いところで使うべきだと思う。
迷宮前夜の宴を早めに切り上げた俺は、一人でストレージに戻った。
サリナはミーシャと仲良くなったようだ。
高級キャンピングカーの大きなベッドに二人で寝ることに同意した。
一人になって登別の温泉旅館の湯にゆっくり浸かった後に、魔獣解説書を見ながらスマホへ取り込んでいた。
今まで見たこの世界の魔獣は地球にいる獣や虫に似た物が多かったが、解説書ではそれ以外の魔獣、いや魔物も沢山いることを教えてくれた。
鬼やトロールといった種類、恐竜みたいな種類・・・だが、生物学的に無さそうな岩のゴーレムや骨の怪物などは存在していない。
半分見た中で一番やばそうなのは鬼か翼竜だと思った。
鬼はでかいようだ、身長が5メートルを超えるらしい。
金棒を持っているわけではないが、走る速度も人より速く岩を投げてくると書いてある。
飛び道具は非常に危険だ、注意しておかないと。
翼竜もでかいようだ、見るからに危険な口と爪を持ち翼長が4メートルぐらいある。
高い位置から獲物を見つけて、急降下してくるので気がついたときには逃げられない。それでも、未開地周辺が縄張りなので、未開地に行かなければリスクは無いようだ。
100枚近く取り込んだが解説書のまだ半分だ。
それでも目が疲れてきたので、あきらめて寝ることにした。
キャンピングカーの中も間接照明だけがついて薄暗いが、音がしないので二人とも寝たのだろう。
アラームは日の出前の5時にセットしておく。
§
翌朝、今日もキャンピングカーの方が日の出前から騒々しい。
サリナが叫びまくっているようだ。
「イヤ、イヤー!!」
スウェットのままストレージからキャンピングカーを覗くと、ミーシャが破れた窓ガラスに向かって剣を突き出している。
キャンピングカーの床には・・・、ムカデ!?
1メートル以上はあるが、緑色の液体にまみれたムカデが横たわっている。
ミーシャが剣でしとめたのだろうか?
俺はサブマシンガンを持ってストレージから出た。
フロントガラスの向こうに見えるのは、地獄絵図の一つだろう。
虫だ・・・
車の周り50メートルぐらいを虫が埋め尽くしている。
黒、赤、砂色・・・ムカデ、サソリ、蟻・・・地球サイズではない虫たちが蠢いていた。
ミーシャが剣で押し戻そうとしているムカデは、何匹ものムカデが重なり合った上を登ってきている。
破れたガラスの窓枠は小さくて高さも1.5メートルぐらいだったから、獣は入れないと判断して開けっ放しにしていた俺の判断ミスだろう。
ムカデの頭は幅30cmも無い。楽勝で入れそうだ。
「ミーシャ、一旦下がって!」
すぐにバックステップしたミーシャのいた空間にサブマシンガンを短く連射する。
車内に乾いた発射音が連続し、空薬きょうが落ちる音が広がる。
入ろうとしているやつは見えなくなったので、窓の下に向けてサブマシンガンを連射した。
虫たちの背中から緑色の液体が飛び散り、虫が作ったピラミッドは一気に低くなった。
反対側の閉まった窓にも虫の顔がみえるが、入って来られる隙間は無い。
当面の危険は無さそうだが、いずれにせよ駆逐する必要はある。
「サリナ、こっちに来て」
枕を抱いてベッドの上に座っていたサリナは、びくびくしながらも俺のほうにやってきた。
「前に荒地で練習した、緑色のレバーを右から順番に握ってよ。昨日セットした地雷が爆発するから」
「大きな音の?」
「そう、ここならそんなに大きな音はしないと思うけどね」
クレイモア地雷のケーブルには一つずつ発火装置を接続してあり、いつでも爆破可能なはずだ。
虫が設置した地雷を倒しているかもしれないが、その時はその時だ。
頷いたサリナは躊躇せずにレバーを握った。
未明の荒野に爆発する轟音がひろがった、車の右後ろだ。
ガラス窓越しに爆破したところを見たが、予定通り半円形に虫が消し飛んでいるのでセットした地雷は倒れていなかったようだ。
爆発音が右側で3回続く。
サリナは忠実にレバーを押し続けている。
今度は車の左から4回爆発音が響きわたった。
車の窓ガラスが爆発音で震え続け、周囲は砂埃で覆われている。
俺は破れた窓からサブマシンガンで砂埃の中で蠢いている虫どもへフルオートで弾丸をばら撒いた。
虫の甲殻は柔らかい、サブマシンガンの銃弾で引き裂かれて、緑や様々な色の液体が飛び散って行く。
砂埃が落ち着いてきたころに、車の左前方へ虫たちがぞろぞろ移動していることに気がついた。
何故あっちに?・・・ ヤバイ! あっちは迷宮の入り口だ!
こんな気持ち悪い奴らとは出来るだけ狭い場所では会いたくない。
暗い中で虫に囲まれていることを想像するだけでゾっとする。
車の近くに動く虫が居ないことを確認して車の外へ出る。
ストレージに用意してあった回転式グレネードランチャー(擲弾発射器)を行軍する虫の先頭に向けて発射する。
軽く弾けるような音と共に40mmの擲弾-手榴弾のような物-が放物線を描いて虫の行軍へ飛んでいく。
100メートル前方の行列の真ん中に落下して、爆音と共に辺りの虫を弾き飛ばした。
少し狙いが近すぎた、もう少し筒先を上に向けて撃つ・・・、さらにもう一発を撃つ。
さっきより高い放物線を描いた擲弾の爆風が先頭集団を吹っ飛ばす。
6発全て発射すると行列の大部分がバラバラになっていた。
既にどの胴体にどの足がついていたかは永遠にわからない状態だ。
もっとも、それは足が多すぎるせいなのかもしれないが。
念のため、サブマシンガンを構えて車の周辺と下を確認する。
何匹か動いているヤツがいたので止めを刺した。
どうやら朝飯前の仕事が終ったようだが、気持ち悪さだけが残って爽快感は全く無い。
それに迷宮が蟻塚ならぬ虫塚であることがわかり気分がブルーだ。
やはり、銃はもっと広いところで使うべきだと思う。
18
お気に入りに追加
909
あなたにおすすめの小説
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
異世界ゲームへモブ転生! 俺の中身が、育てあげた主人公の初期設定だった件!
東導 号
ファンタジー
雑魚モブキャラだって負けない! 俺は絶対!前世より1億倍!幸せになる!
俺、ケン・アキヤマ25歳は、某・ダークサイド企業に勤める貧乏リーマン。
絶対的支配者のようにふるまう超ワンマン社長、コバンザメのような超ごますり部長に、
あごでこきつかわれながら、いつか幸せになりたいと夢見ていた。
社長と部長は、100倍くらい盛りに盛った昔の自分自慢語りをさく裂させ、
1日働きづめで疲れ切った俺に対して、意味のない精神論に終始していた。
そして、ふたり揃って、具体的な施策も提示せず、最後には
「全社員、足で稼げ! 知恵を絞り、営業数字を上げろ!」
と言うばかり。
社員達の先頭を切って戦いへ挑む、重い責任を背負う役職者のはずなのに、
完全に口先だけ、自分の部屋へ閉じこもり『外部の評論家』と化していた。
そんな状況で、社長、部長とも「業務成績、V字回復だ!」
「営業売上の前年比プラス150%目標だ!」とか抜かすから、
何をか言わんや……
そんな過酷な状況に生きる俺は、転職活動をしながら、
超シビアでリアルな地獄の現実から逃避しようと、
ヴァーチャル世界へ癒しを求めていた。
中でも最近は、世界で最高峰とうたわれる恋愛ファンタジーアクションRPG、
『ステディ・リインカネーション』に、はまっていた。
日々の激務の疲れから、ある日、俺は寝落ちし、
……『寝落ち』から目が覚め、気が付いたら、何と何と!!
16歳の、ど平民少年ロイク・アルシェとなり、
中世西洋風の異世界へ転生していた……
その異世界こそが、熱中していたアクションRPG、
『ステディ・リインカネーション』の世界だった。
もう元の世界には戻れそうもない。
覚悟を決めた俺は、数多のラノベ、アニメ、ゲームで積み重ねたおたく知識。
そして『ステディ・リインカネーション』をやり込んだプレイ経験、攻略知識を使って、
絶対! 前世より1億倍! 幸せになる!
と固く決意。
素晴らしきゲーム世界で、新生活を始めたのである。
カクヨム様でも連載中です!
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる