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シーズン?・転移事故発生!!!

街の探索と食事

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ログアウト出来ない、それは困るな
てか、死神達はどんだけエネルギー突っ込んだんだよ
オーバーフローはアホだろ、いや、まさか燃料の質の違いなのか?
転移させるのは天使とか神だろ?死神は燃料とかだろ?
基準が違う可能性があるな、あいつら多分魂を圧縮とかして保存してたんだろ?
そのことを天使達は知らなかった可能性、良く現場と事務で入れ違いとか良くあるしな~
営業と現場で全く違うとかもある、特に営業がアホな事が多いが~

「すまない、そこのドワーフさん、少し良いかな?」
「おん?なんだ?」
「聞きたい事があるんだ」

俺はとりあえずあの魔法陣の謎を解く事にした
あの魔法陣が勇者召喚なら魔王と関係してる筈だ

「何が聞きたいんだ?」
「魔王の事だ、ほら魔法陣の事があるだろ、新しい意見を聞きたいんだ」
「あぁ、そうかい」
「先ず魔王についてだ、あんたが思い浮かぶ魔王ってなんだ?」
「あ?俺が浮かべる魔王?」
「そう、として浮かべる魔王だよ」

召喚には触媒と魔力が必要だ、触媒は王族の血なのは確定してる、コレは勇者召喚特有だからな
問題は魔力を送って起動させた奴だ
触媒になった人間と召喚者の嫌ながターゲットの可能性はある

「俺らドワーフで嫌な魔王は土竜の魔王だな~
故郷のドルフル王国では鉱脈は生活基盤だからな、鉱石を喰う魔王は嫌いだな」
「ふむふむ、因みに酸とかは?」
「腐酸の魔王か?確かにアレも厄介だが~ドルフルとは距離があるからな
何よりエリアも違うからな、そこは安心できるな」
「そうか、ありがとう!参考になったよ!」

この調子で色んな人から話を聞くかな
色々調べて行けば魔法陣の謎も分かるだろ

「やぁおじいさん、少し話を聞かせて欲しいんだ」
「おぉ~珍しいの~若いのが話しかけるなんて~」

今度は人間のおじいちゃんに聞く事にした
どんな事が聴けるかな?

「そうだな~もう、だいぶ前だからな~当時は四大魔王を討伐する事を目標に王国が掲げてたからな~」
「因みにその四大魔王とは?」
「あぁ、魔王は何体も居るが番号が着いた魔王は4体、怠惰、色欲、傲慢、憤怒の魔王が四大魔王となる」

七罪、だとすると発見されてないだけで、強欲、嫉妬、暴食、この三つが残るが

「因みに討伐は?」
「憤怒は50年ほど前に討伐されたんだが~まだあと3体残ってるな」
「なるほどな・・・所で聞くんだが、お姫様とかは婚約されてたのか?
ほら、区切られてて離れる事が出来ないんだろ?」
「あぁ~そこは幸運だったな、ソフィア様が隣国のバブナ王国の第二王子と婚約する事になってた」
「だがこんな事になって話は無くなったのか?」
「だったら良かったんだがな~」

なんかありそうだな、掘り出したら厄ネタ満載だな
どんな事が聴けるかな

「先ずバブナ王国の第二王子って?」
「性格は、悪い、平民やスラムなんかには目もくれない、何より奴隷なんかの扱いが酷い事で有名だ」
「奴隷?・・こっちではどう言う扱いなんですか?」
「その話!私が話しましょう!」

爺ちゃんと話してたら奴隷商が話に入ってきた
どうやら他国の話を聞くのは久しぶりだったらしく、興味を持ったらしい

「先ず奴隷には2種類あります」
「街で首輪や足枷を付けてる人は借金で奴隷になった人達だな
この国ではちゃんと人権があるから奴隷の借金奴隷の暴行は認められてません
借金・犯罪者の奴隷の略奪行為は認められてないなど細かなルールがある」
「このエンブレム王国は奴隷に人権がある珍しい国なんです
普通は人権なんか取り上げる、暴行や略奪なんて当たり前なんです
バブナ王国もおんなじで奴隷を人として扱わないのです」
「ほ~随分緩いな、だが国王や王族がそんな事を大っぴらにして大丈夫なのか?」
「大問題ですな、何せ王子は次の国王になるかもしれないですからな、そんな人を王にして果たして政治が回るのか、そもそも第二王子に婚約が今まで出来なかったのがその行動が原因です」

国王は民の見本で成らないとあっという間に腐るからな
この分じゃ、その王国はヤバそうだな

「エンブレム王国のお姫様、確かソフィア様は何故そんな奴と婚約を?単純に関係強化とかか?」
「この国は一度魔王に攻撃を受けたのだ、その復興支援として第一王女のソフィア様と婚約が決まったんだぞ」
「そうですな、今はこんなに綺麗な街もエリア区切りが起きた後に我々や召喚された勇者様達が直して下さったんです」
「それ、何年前の話なんだ?」
「大体、勇者召喚が70年前になります、婚約はさらに5年前、当時は瓦礫や焼けた死体などがありました
今では平穏な街並みですが、当時は悲惨でした
婚約が決まっても色々な理由から先延ばしにしてたのですが、ハッキリ言ってかなりピリピリしてました」

ふ~ん?この話は本当なのか?5年も開くなんて何かありそうだな
だが一年ごとに勇者召喚されるのはたまったもんじゃないな

「話を戻すと、バブナ第二王子は女性に対するセクハラやパワハラが多く、何より使用人やメイドを気分で辞めさせる事でも有名です」
「住民からも嫌われてるからな~何より、バブナ住民達ですらソフィア様との結婚に反対意見があるからな~」
「凄いなどんな姫様だよ」
「何せ恩恵で天使と聖女を持ってますからな
第二王子より第一王子や第三王子の方が相応しいです」
「?何で第三王子が居るのにダメなんだ?
第一は生まれた時から婚約してても可笑しくないけど、第三なら居ないんじゃ?」
「いや、第三は婚約が三人程居るのだが保留してたんだ、そんなところにソフィア王女なんて入れたら、戦争になる」

第三王子大丈夫か?なんか物騒だな
チート主人公みたいな状況なのか?

「なるほど、中々にすごい事になってるんですね」
「そうだな、同情しか無いな、何せアマゾネス族のお姫様が三人から婚約を迫られてるからな」
「ブッwwゲッホ!ゲホゲホ!!」
「もうギャグですな、アマゾネスの王国が五つあるのにその内の三つからとは凄いですな
もしも、区切りがなかったらフルコンプしてたかもしれませんな」

ヤバ、アマゾネスって確か俺の前世では自分より強い雄以外結婚しないのがアマゾネスだ
ココで問題なのは、アマゾネスが雄を見つけると他のアマゾネスが寄ってくる
アマゾネスにターゲットされたら、諦めろが定番だからな

「おぉ~そっちでもそんな感じなのか、やっぱりアマゾネスはそんなもんなんだな~」
「いや~アマゾネスは異世界共通の謎ですよね~
あいつら何なんでしょうね?」
「女部族の性格で国を作るのもすごいですが、他世界でもあんなのはある意味凄いですよ」

なるほど、アマゾネス族も前世とそんなに変わらないんだな
とりあえず次を聞くかな

「よう、どうしたんだ、そんな膝から崩れて?」
「いや、絶望的な問題に直面しててよ」
「話を聞くぞ?どうしたんだ?」
「あぁ、そのなぁ~」

どうやらこの人は鍛治師見習い、親方から試験でナイフを作れと言われたんだ
だが、狩人、盗賊、料理人、その恩恵を持ってる人を満足させるナイフを作れと言われたんだ

「料理人は問題無いが、盗賊は二刀流か一刀流かで別れる
狩人は解体か予備で別れる、つまりどっちにすれば良いのか決めかねてると?」
「そうなんだよ、どっちにすれば良いんだ~」
「なぁ、聞くんだが、別に両方作れば良いんじゃ無いか?」
「そう思うんだが、そうなると作る時間が足りなくなるんだよ
明後日までに完成させないと行けないんだ」
「・・・ヨシ、ならこういうのはどうだ?」

盗賊は一刀流で受け流しと切るに特化したナイフを作る、理由は初心者だと2本は財布や技量的にキツイ
何より、何の効果も付いてないナイフ2本だとDPS的にもダメだ
なら、攻撃と防御を両立するんだ

「まぁそれが妥当、なのか~でも切るより刺す方が良くないか?」
「無理だな、初心者に暗殺者見たく刺し技なんて出来ない、何より刺す特化だと、躊躇する奴は腐る
思いっきりある奴しか無理だな」
「なるほど、狩人は何かあるか?」
「そんなもん予備武器作るんだ、但し剥ぎ取る革とか肉とか度外視の武器作るんだよ」
「えぇ?!どうしてだよ」
「簡単だよ、予備武器は予備武器でも殺す用の武器作るんだよ
接近戦に持ち込まれた時の牽制じゃなく、接近戦で殺す武器を作るんだ
もしコレを提出する時、サメの歯みたいな弓矢を作って提出するんだ
出血エンチャント作って確殺狙え」
「そ、そういう物か?」
「最後に遊び心使え、挑戦心があるか無いかで印象が大分変わるぞ」

こんな感じで相談に乗った訳だ、どうだ?悪意あるだろ~

「ココが冒険者ギルドか~なんか、ファンタジーだな」

俺は冒険者ギルドに行く事にした
色々と稼いだりしないと行けないからな

「ちわ~、なんか異世界に転移してたら神父に説明聞かされた者なんですが~」
「あっ、はい、今回はどの様な要件で?」
「冒険者登録しに来ました」

登録して俺は薬草採取して稼ぐかな
基本的にこの世界、冒険者は身分だけらしい
ランクとか、分ける事自体無駄らしい
何せ、一年毎に勇者召喚されるからな
あとは、この世界の住人は行けるエリアが限られてるからランク付けも意味がない
何せ、始まりのエリアはLV1~10までの魔物しか居ない、安全な狩場である

「さてさて、先ずは森を探さないとな」

薬草採取は序盤あるあるだな
アトリエ系のゲームでは定番だな

「錆びたナイフ、お前をまた頼るぞ」

中に入れてあった装備はステータス制限とかがあってダメだった
使えるのはこの使えるゴミとはな

「キュ~!!!」
「ウサギを!天高くシュート!」
「キュァアアアァ!!!」

なんか好戦的なウサギが来たので空高く打ち上げた訳だが、何なんだ?

「グベェ!」
「フン!」
ゴギ!

倒れてるところに足で首の骨を折る、倒した訳だが、えっと?皮を剥ぐ、事が出来るのか?
このナイフで?

「焼いて食べるか、腹減ったしな」

兎の丸焼きだ、火は超能力で出せば良いからな
兎の丸焼きか、戦場以来だな

「キュイ~」
ブチブチブチ!
「・・・・」
「うん、悪く無いな」
「??????」

この兎、なんか知らんけど、再生能力があるな
喰っても喰っても、無くならない

「あの、あのあの」
「うん?お~ウサギか、どうした?」
「何故食べてるの?」
「何って、そりゃあ、腹減ったからだよ」
「でも食べてるのだよ」

そうなのか!?どおりで死なない回復する訳だよ

ブチブチブチ、じゅ~~
「今日は良く焼けるな、よし、今日からこいつは俺の日常食だ」
「えぇえ!?てか、この人間何で死なないの?
魔王食べたら死ぬよ?オークとは訳ないんだよ!?」
「ふむ、塩焼きも良い物だな」
「理解出来ないよ」

【天界】

「ヒィイ、疲れたぁぁぁ~~」
ブィイイイイブブブイィ~~~!!!
「アアアァアアアァ!!!早く抜きなさい!このクソ天使!!!?
女神のお尻にイィイィイィ!」
ガチャ、ガゴ、バァーン!
「6本目、あと4本だな」
「ンホォおおおほぉおお!?!?!?」
「か、カオスだ、なんでこうなったんだ」

現在、クソ女神一号、イシュタルのケツにパイルバンカーをぶち込んだ
女神と天使達を賭けて、10本の杭を打ち込む事を成功したら天使を貸してくれる賭けをしてる
俺は容赦なく本気で、女神のケツを破壊しようとしてるぜ★

「あの、もうギブした方が良いですよ」
「ほぉお!!だ、だれ、が」
ギュィイインンン!!ガチャ、ガン、バァーン!!
「ホォオオオホオォオォ↑↑↑↑!!!」
「回転を加えたこの一撃ならどうだ!」
「「「「容赦ねぇ~本当に天使かぁ?」」」」
「幾ら美のゴミ野郎でも、このヘラのパイルバンカーなら身動きは取れまい!」
「「「「「それヘラ様が作ったのか!?」」」」」
「ゼウス様の不倫の証拠と交換してきた!あと3本!全部ぶち込んでやる!!!
制裁の3点バーストショットォォォ!!!」
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