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第一章 千の剣帝、ゼロクラスの教師となる
第5話 レーヴァテイン帝国の日常と出会い
しおりを挟むぐだぐだになりながらもレイアから任務を言い渡された数日後。荷物を背中に抱えたハルトはパンの耳を咥えながら通行人が多い帝国の街の大通りをふらふらと歩いていた。
天気は雲一つない快晴。道は丁寧に石畳で舗装されており、ぐるりと見渡せば周囲にはレンガ調の建物がずらりと並んでいる。その道の両端には食べ物や生活必需品などの品物を販売する露店商が、道行く人に対してとても良い笑顔で活気の良い声を浴びせていた。
これがレーヴァテイン帝国民による日常の風景である。
しかし皆が良い笑顔を浮かべているのに対し、ハルトは誰から見てもげっそりとした表情で道を歩いていた。その足取りはどこかつたない。
「ひゅー……ひゅー……っ! め、めしぃ……っ! もう3日間なにもロクなもん食べてない……っ!!」
『正確には2日と22時間46秒です。これもすべてハルトが以前の借金で一文無しだったことが原因。そしてハルトがレイアを揶揄って怒らせたことが最大の理由です。とシャルロットは自分の契約者への情けなさに溜息を吐きます。はぁ』
「だ、だってあれから宿舎に戻って1時間も経たない内にレイアから師団長権限で部屋追い出されるなんて思わないじゃん……! やっぱアイツ俺に厳しくない……? 信用してるって言うんだったらもっと甘やかしても良くない……!?」
『ハルト、そういうところですよ。とシャルロットは遠い目をしながら再度溜息を吐きます。はぁ』
シャルロットは可愛らしい声で、極力ハルトが住民から不審がられないように脳内で語り掛ける。……といってもハルトが独り言をブツブツ言っている時点でもう既にひそひそされているのだが。
現在何故ハルトがこのような状況に陥っているのかというと、レイアから無一文の状態で宿舎を追い出されたからだ。なんとか衣類などの最低限の生活必需品は死守できたが、危うくレイアから全て燃やし尽されるところで救出出来たのは僥倖だったとハルトは内心戦々恐々とする。
「つーかレイアのヤツ、なーにが『もう魔剣学院への手続きは済んでいるわ』だよ! 俺が用件を伝えたらいけ好かねぇクソメガネが出てきて速攻門前払いにされたわ! あぁぁ思い出してきたら腹が立ってきたっ!! 偉っそうに何度もメガネくいくいしやがって!!」
『それには私も同感です。あの仕草は非常に目障りと共に視力補強装置 (メガネ)をかち割りたくなりました。とシャルロットは静かに苛立ちを募らせながらハルトの言葉に同意します。むむむっ』
実はハルトは宿舎を追い出されてから一度レーヴァテイン帝国魔剣学院へ足を運んでいた。
しかしハルトが守衛に説明を行なっている最中に目付きの悪いオールバックをした教師らしき男がやってきて『そんな話は校長先生から一切聞いていません。さっさと帰りたまえ』と一方的に言われてしまったのだ。
なので頼りの綱であった魔剣学園の職員用宿舎を利用できなくなってしまった。
そうして行き場がなくなった無一文のハルトは、本日に至るまで親切なパン屋から貰った菓子パン一つとパンの耳で空腹を誤魔化しながら帝国を彷徨っていたというわけだ。
「……なぁシャル、俺いつまでホームレスの気持ちを味わわなきゃいけないのかな。無一文のくせに自堕落ニートなんてやってたからなのかな。このまま、さみしく、のたれじんじゃうのかな……?」
『そう弱気にならないで下さいハルト。死ぬときは一緒ですよ。とシャルロットは珍しく怯弱な可愛いハルトを見て慰めます……。よしよし』
「ん……? おいシャル、あの人だかりはなんだろうな……?」
ぼんやりとハルトが目の前に視線を向けると人だかりが出来ていた。なにやら周囲にいる者たちは中心にいる誰かに向けて驚愕や感嘆の声をあげているようだった。
さらに微かに鼻孔を擽る食べ物の甘い匂い。今のハルトにとって空腹を刺激するその甘美な香りに、思わずふらふらとその場所へ吸い寄せられていくとその正体が明らかになった。
「あれは大食い、フードファイトか……?」
『どうやらフードを深くかぶった少女とふくよかな男性が様々な種類のパンの大食い対決をしているようですね。横に積まれた皿の数を見ると、圧倒的にフード少女の方が有利です。とシャルロットは冷静に分析します。きらんっ』
「いいなぁー……、パン一つくらい分けてくれねぇかなぁ……?」
頭がすっぽり隠れるくらい全身が隠れるフードを目深くかぶった少女。シャルロットはその全体的な凹凸のあるシルエットを観察し、女性と判断する。
そしてそれはハルトも同意見だった。
表情を苦しそうにする恰幅の良い男性に対し、深緑の外套を纏う少女は変わらぬスピードで食べ進めていく。その姿はまさに爽快で、それを見ている周囲の人々も呆気に取られたり笑みを浮かべながら頷いていたり様々だ。
やがて差が埋まらないまま―――決着がついた。
「さぁ決着がつきました! パン大食い競争の勝者は謎のフードの少女! これより賞金10万ルピンと我が『ロジオンパン工房』のパン5種類セットの袋詰めを進呈いたしますっ!! みなさま拍手ー!!」
「えへへ……! あ、ありがとうございます。応援ありがとうございました!」
素顔は見えないが、少女が鈴の音のような可愛らしい声でぺこりと頭を下げると、その礼儀正しい姿に周囲の観衆は「よくやった!」「良い食いっぷりだったぞー!」「これからもやってくれー!」と盛大に湧く。
しばらくしてもその歓声は止まなかったが、突如荒々しい声が響き渡った。
「ふ、ふざけるなぁ……! 数々のフードファイト会場を荒らしてきたこの『大樽のデーブー』様がこんな小さい餓鬼に負けるワケがねぇ! こんなのインチキに決まってる!!」
「そ、そんな……! わ、私インチキなんかしてません……!」
「うるせぇ!! そうだ、どうせこの餓鬼のパンの中身はスカスカだったんだろ!! この店もグルだ!! そうに決まってる!!」
「はぁ!? ちょっとお客さん! そんなバカげた言いがかりは営業妨害ですよ! いい加減にしてください!!」
フードの少女やパン工房の店主が反抗すると共に、周囲の人々からも『大樽のデーブー』と名乗った茶髪パーマな巨漢の男に対しヤジや悪口が飛び交う。
いきなり始まった喧騒。誰もが彼のフードファイターとしての異名や今までの人柄を知らないという反応を見るに、恐らくは帝国にやって来た他国の人間なのだろうとハルトは判断する。
しかし、その観衆の言葉は男へ余計に油を注ぐだけだった。顔を真っ赤にしながら鼻息荒く身体を震わせていた男だったが、彼の側にあった立て置いてある店の看板を持つと周囲の人々に威嚇し始めた。
「ちくしょう……! この帝国でならオレ様が大食い界で天下取れると思っていたのにこんな餓鬼なんぞに……!! てめぇら喧しいぞおらぁ!!」
「ら、乱暴はやめて下さい……!」
「うるせぇクソ餓鬼! テメェのせいでオレ様の自尊心はぼろぼろだ!!」
「きゃ……ッ!!」
立ち尽くす外套の少女の言葉に怒りに顔を歪めた巨漢の男。彼は看板を地面に捨てると、今までフードファイトしていた机を下から力強く掴み、少女の方向に向けて勢い良くぐるんとひっくり返した。
机は少女へ向けて速いスピードで飛ぶ。ギリギリ手前に落ちて少女には当たらなかったが、それでも危険な現状であることには変わりない。
机が地面に落ちた衝撃に周囲は一層騒然とするが、力を持たないただの民間人である彼らは動けない。いい加減間に入ろうと思っていたハルトだったが、途中である物が地面に転がっていることに気付く。
それは、今まで机に覆われていた赤く大きい卓布に隠されていて見えなかった、ハルトのよく知っている魔剣精。
『……ハルト、シャルロットの目が確かならばあの地面に転がっているのはクラリスなのでは。とシャルロットは親友との再会に感動すると同時にこんなに早く見つかった事実に若干動揺しながら呟きます。あわわ』
「あぁ、間違いなくクラリスだな。大丈夫、シャルの目は正常だぞ。ってことはあの女の子が……。まぁ、それは後回しだな!」
ハルトとシャルロットはごそごそと相談するも、すぐさま人混みを縫って中心地へと向かう。力を持たない周囲の人々も動けないままに、そのあいだにも状況は好転せず時は進んでいく。
一方の外套の少女は足が竦んだのか身体中を震わせながら怯えたように、されど決して巨漢の男からは目を離さずに見ていた。
男はそれでもなお、強気の表情を崩さない。
「おらクソ餓鬼、テメェの賞金10万ルピンとパンをオレ様に寄越せ! へっへっへ、そうすれば見逃してやるよ!!」
「ほ、本当に、もう暴れないでいただけるんですか……? じゅ、住民の方へもう危害や迷惑をかけないと約束できるのならば、ちゃんとお渡しします!」
「あ? あー……、やっぱ気が変わったわ。なんかテメェの気丈な態度が気に食わねぇ。一発殴らせろ」
「ひっ!? け、剣……! え、な、ないっ!? ……あっ」
巨漢の男がフードの少女の方へ少しずつ歩みを進めていくと、少女は蚊の鳴くような悲鳴を上げる。何度も腰元に手をやるが、そこにクラリスが無い事実に初めて気が付いたのだろう。フードファイトする際に外したことを思い出すと辺りをきょろきょろと見渡した。
すぐにクラリスが地面に転がっているの見つけるも、巨漢の男が向こうにいてすぐに取りに行ける距離では無い。思い切って取りに戻ろうか、それとも痛みを覚悟して素直に殴られるか。二つの選択肢を逡巡していた少女だったが、その判断するのが遅かった。
いつのまにか、目の前に大きな影が遮ったのだ。
「まぁそうだなぁー。そうすれば、たぶん! 約束は守ってやっからよぉぉぉぉ!!!」
「………………ッ!!」
このまま振り上げられる拳。これから来るであろう痛みに耐えるように、外套の少女は俯きながらギュッと目を瞑るが―――、
「………………?」
いつまで経ってもその痛みはやってこない。少女は戸惑いながらも恐る恐る顔を上げると、彼女の目の前には男の人が立っていた。
くたびれた白いワイシャツに黒のズボン、腰元には真っ白な剣を帯刀した、どこかだらしない格好をしているパッと見、頼り無さげな黒髪の青年らしき人物。
しかし少女にとってその背中は、とても頼りがいのある姿に見えた―――。
「―――ちょ待てよ」
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