2 / 56
『終わりから始まる物語』
第1話『ゆめうつつ、かけはなれて』
しおりを挟む―――とある青年はどこかぼんやりとした様子でソレを見ていた。
夜空はまるで全てを呑み込むように黒々としている。その暗さを際立たせているのは街を焼いている炎の海だ。黒煙が上がる中、老若男女の様々な悲鳴や怒声が空気を震わせ、青年はその場に立っているのにも拘らず縛られたように固定され動けない。一切のアクション、それこそ瞬きすら許されず、何も出来ないままにただその場面を眺めていた。
街であった場所が業火で燃え盛る中、次々に青年の視界が映り変わっていく。外に逃げる為に外門へ向かって逃げ惑う者、崩壊した建物の瓦礫や木材に挟まれて動けない者、救いを求めて神に祈る者など。
そんな惨劇が繰り広げられている中で、地面には所々に血の海が広がっている。同時に、息絶えたであろう人体やその一部も。嫌に目立つ。
青年にとってはこれまでの経験で既に見慣れたものであったが、それでも見ていて気分の良い物ではない。
この夢から目を逸らそうとしても逸らす事は出来ず、瞳を閉じようとしても閉じる事は許されず。
『お前はもっと苦しむべきなのだ。許される事など決して有り得はしないのだ』と、夢現かも分からぬこの景色をまざまざと見せつけられているようで―――。
―――ザザッ、ザザザザザッ!!!!
突如、青年の耳朶にはまるで嘲るかように不快なノイズが突き刺してくる。
嫌に響くノイズに合わせて、何度も、何度も何度も繰り返し目の前の景色が切り替わっていく。そのどれもが、全て凄惨な状況だが、青年は意識が現実と切り離されているからだろうか、どこか無感情にその様子を見つめた。
次第に、切り替わる速さが徐々にゆっくりとしたものになってゆく。
そして、ようやくある景色へと固定された。
その中身とは――――――、
『美しきモノ、尊いモノ、この世に溢れる普遍的なモノ。本来守られるべきであろうモノが"運命"という不明確なモノで容易に悪意に晒されるこの世界はとても理不尽で、残酷だと私は思うよ―――ねぇ、君から見える世界は何色?』
蒼天のもと、煌びやかな黄金色が広がる花畑で一人の少女が佇み、こちらに振り向きながら穏やかな口調で問いかける。
顔は墨で塗りつぶしたように黒く染まっておりその表情は読み取れない。しかしその声色は、僅かに憂いの感情が含まれていた。
夢想として切り離されたその光景を眺めていると胸が張り裂けそうな、重苦しい感情が青年の中を駆け巡る。現在見ている光景も加味されているのか、その声を聞くだけでも何故だかとても懐かしいような気持ちになってもどかしい。
思わず少女に向かって手を伸ばすが、届く事はなく宙を切る。無意識的な行動だったが、どうやら今まで体を縛っていた制限が無くなったようだ。
やり場のない指先には空虚な感覚だけが残り、ただただ想いだけが募る。
「なぁ、キミは一体誰なんだ―――?」
『私はね、「✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎」だよ―――』
言葉を紡ぐ。この景色を、この声を、この声音に込められた感情を、表情が読めずとも身体の全体像を。青年は必死の想いで脳裏に焼き付ける。自分でも何故このような行動をとったのかは分からない。この心中を占める、おそらく自分にとって重要な意味合いを持つ女性。名前だけでもと咄嗟に口から出た言葉だったが、その願いは叶わず。
少女が語る独白―――いや、目の前の少女は自分ではない誰かに向けて問い掛けているようなのだが、それが誰なのかは知る事は叶わない。
青年の目の前に広がる景色はやがて鮮やかな色彩から白黒へと変化する。それをきっかけに青年が夢から覚醒する瞬間、一瞬だけ見えたのは先程の街が燃え盛る中、広場の中心で十字架を模した石材に磔にされている血塗れの少女だった。
―――ピシリ、と何かに亀裂が入る音が何処からか聴こえた気がした。
◆◇◆
差すような日差しを浴びながら青年は瞼をゆっくりと開ける。あまり頭の働かない思考のまま開いた眼差しはまだ眠たげで、ゴシゴシと手の甲で擦った。
「あ゛ー…………またあの夢か」
起床特有の潰れたような声を喉の奥から発して擦った手の甲を見てみると僅かな涙が付着していた。
先程見た夢が影響なのかは正確には不明だが、夢から覚めた後に抱く感情は『喪失感』。体の中からすっと力が抜けていく様な、欠けた器から液体が漏れ出していく様な感覚があった。それでもしばらく時が過ぎればいつもの状態に戻るのだが。
「たまーに見る夢が毎度同じってのはどうかと思うんだがなぁ。……でも懐かしい感情が芽生えた気がしたんだけどなんだっけ?」
うぅーん、と吐き出すように言いつつ宿屋の一室に配置されてある木造のベッドから起き上がった。ぐっと両腕を組みながら上に挙げて身体をほぐし、収縮状態だった筋肉を伸ばす事によって意識をスッキリさせる。
「さて、これからどうしようかねー」
「あらぁ? 確かこれからダンジョンに行くんじゃなかったかしら?」
「ふぁっつ!?」
突如、耳元で鈴の転がるような声が青年の耳朶に響く。とても近くで聞こえたせいか青年は少し肩をビクつかせた。普段と少し違う口調や妖艶な雰囲気に違和感を感じながらそれを頭の隅に置く。
「あまり耳元で驚かすなよリル。わざとか、わざとなのか………!?」
「なんのことかしらぁ。決して貴方の耳が弱い事を知っていてわざとやった訳ではないけれどもーさっきの反応………可愛かったわぁ」
何もない空間から竜胆色の粒子が集まり、人間の肉体が構成される。絹の様な銀髪、垂れ目気味の碧眼、白い無地に可愛らしいレースやリボンがふんだんにあしらわれたワンピースを着た可愛らしい八歳頃の女の子がいつの間にか青年の肩にしがみ付いていた。
リルと呼ばれた少女は色白で華奢な腕をエーヤの首に巻きつけながらぎゅっと力を加える。ぼやっとした表情の中にからかう様な、更に言えば、瞳の奥に揶揄うような感情が含まれている事に気付き、青年はむすっとした様子で顔を背けた。
「うっさいな。良いから離れろ、着替えるから」
「むぅー…………わかったわ」
自分の思い通りにならなかったせいか、本来の表情を垣間見せながらも素直に離れる姿に思わず笑みが零れる。
「で、なんでいきなりダンジョンなんて言葉を出してきたんだ? 俺は行くなんて一言も言っていないし、行かなくともギルドの依頼をこなしているから蓄えも……まぁそれなりにあるつもりだ。その、うん、はっきり言って面倒くさいんだよ」
「………でもエーヤ、体は動かしておいた方が良いんじゃない? 何年もダンジョンに潜っていないのだから次第に感覚も鈍ってしまうわよ?」
エーヤと呼ばれた青年は、渋い顔をしながらうぐっと唸る。
しばらくダンジョンに潜っていない事や身体の事をリルに指摘されて思い当たる節があったのか、視線を横に向けた。
ただ、長年一緒に暮らしているリルには、エーヤをダンジョン探索に誘っても『面倒くさい』の一言で片付けるのはごまかす時だと―――端的に言うのであれば、"逃げ癖"とすぐに見抜いていたのであるが。
(最後に潜ったのは確か……三年前、か。………そうか、もうそんなに時間が経ったのか)
エーヤは一息つきながら感慨深く心中で呟く。
その瞳に込められるのは、嘗ての仲間たちとパーティを組み、あるダンジョンを攻略しようとしていた過去の日々の情景か。
―――もっとも、そんなことに浸る資格など、自分にはないのだが。
「……確かに、ダンジョンで死線を潜り抜けた昔と比べて今は感覚は鈍っているさ。でも、冒険者ギルドの通常のクエストをこなせている時点で及第点だろ?」
「―――はっ」
「何の脈絡も無く鼻で笑われた!?」
「『及第点』ねぇ……そんな言葉で妥協して満足している辺り、エーヤはいろいろ鈍ったかもしれないわね」
鋭利なナイフの如くリルの言葉が心に刺さる。エーヤとて本心からの言葉ではなかった訳だが、相棒としてこれまで歩んできた彼女にここまではっきりとした評価を下されて思わず愕然とした。
だがエーヤ自身も心のどこかではこのままではいけないと理解はしていたのだ。
心の奥深くに根付いているトラウマ―――『ダンジョン』という存在。三年前に探索したのが最後だが、その最中の出来事をきっかけに探索する事を諦めて、いや、
"逃げて"いた。
筆舌にし難い様々な感情がどろどろと胸の中を攪拌し、ついには耐えきれなくなり大切な仲間からも離れた。本当にこのままで良いのか、そういった考えも頭を過ぎった事もあったが、その事実に目を向ける事を恐れていた。
だが―――、
「はぁ、わかったよ…………つまるところリルはダンジョンに行きたいんだな? さっきから感覚が鈍るとか、ダンジョンに足を向かわせる為に俺を煽って誘導する意図がバレバレだ」
「………………………えへへ、ばれた?」
「身の丈に合っていない話し方とか表情、お前は分かりやすいからな。何か知らないけど大人っぽい口調で話そうとしながらも口元は少し引きつってるし、声が普段と比べると艶やかだ、他にも………」
あどけない表情で親にイタズラがばれたような表情から一転、見抜かれていた事に対する羞恥で真っ赤に顔が赤く染まる。その変化に気が付いたエーヤは口頭で羅列していくのを中断し、
「くくく、可愛かったぞ?」
「~~~~~ッ!!」
『可愛かった』、からかいの色が見え隠れしながらも微笑みながら青年が言うその一言に恥ずかしさの限界を超えたリルは、身体を構成する魔力の粒子を空気中に溶かしながら『待機状態』へと移行していく。
そもそもだ。リルの身長とは似合わない"大人の女性"を意識して話していた事から起きた指摘である。
エーヤの先程の発言はリルへの意趣返しが含まれていたのだったが、
「え、お、おーいリルさんやー……どうしたんだー? もしかしてからかった事を怒ってるのか?」
『………………………』
「返事がない、まるで屍のよ―――ってごめんなさいごめんなさい、お願いだから脛に足蹴りしないで」
『………………ふん、わたしの乙女心をもてあそぶからなんだよ』
姿が見えないが明らかに不貞腐れている声色だという事が分かる。エーヤは苦笑しながらも着替えが終わり、最後に黒コートを羽織り準備を整えた。
「ダンジョンか………ま、丁度良い機会だしな。肩慣らし程度だけど、久々に潜るか!」
『やった………ふん』
「あと、揶揄って悪かったよ。俺に出来る範囲でなんでも言う事を聞いてやるからそれで許してくれ」
「―――なんでも!?」
「あ、あぁ………そんなに反応する程に俺に何かして欲しかったのか?」
序盤は嬉しそうな声をあげながらも不貞腐れていたが、リルの言う事を聞く旨を伝えると間髪入れずにエーヤの顔の前にリルが現れ、キラキラ輝いている眼差しで問い返す。エーヤは若干そのリアクションに驚いた。
「ふっふっふ………遂にこの時がやってきたんだよ。エーヤの精神をガリガリに削るその時を!!」
「い、一体俺に何をさせる気なんだ………」
次第に不安になり顔が強張っていくエーヤとは対称に、秘密と言わんばかりに満面の笑みを浮かべたリルのその表情は喜々として口角を上げていた。
0
お気に入りに追加
714
あなたにおすすめの小説
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
神童と言われてきた俺は、爪を隠しモブに徹します。……ってあれ?気付けば主人公がやりそうなラブコメが始まってる件
狼狼3
恋愛
神童と子供の頃から言われ続けてきた、転座徳(てんざ・とく)
そんな彼は、神童と自分の優れた能力でしか人に評価されていないことに気が付き、能力を除いた自分自身を誰一人見てくれていないことに傷付き、そのせいか人と合うなが恐くなり、実力を隠すことにし、モブとして高校生活を送ることに決める。
そんな彼だが、たまたま買い物の途中で助けた石崎香織(いしざき・かおり)という美女に、何度も何度もアタックされる。
そんな彼が、愛を知ってどんどん変わっていく物語。
お気に入り登録してくれると嬉しいです(ーー;
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる