イオリの海

 夢喰いバク。

 それは歪んでしまった悪夢を修理し、人々を導く夢の中の天使。少女イオリもそんなバクのひとりだった。
 人々の夢を愛し、バクとしての役目を果たしながらも、夢の中でしか生きられない自分に寂しさを感じるイオリ。ただ見つめているだけではなく、自分自身の人生を手に入れたい……。
 そんな彼女はある日、くじらの夢を見る少年・圭と出会い、ある決断をする。

 一方、圭は現実の世界で鬱々と日々を過ごしていた。
 理由はクラスで<幽霊>としてあつかわれている、いじめられっ子の森崎そら。圭は彼女の存在を持て余していたが、とある夢をきっかけにそらに興味を抱き始める。

 そして夢の世界と現実の世界が交わる時、圭とイオリは……。
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