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そんな徹だったが、月に一度の割合で定期訪問をする会社のひとつ、ウチダ産業に行くことだけがひそかな楽しみとなっていた。
その会社は町工場がひしめく地区にあった。先代の頃からのつきあいで、徹が担当になってすでに5年が経っていた。
車関係のパーツを扱う会社は、従業員は皆地味な上っ張りを着て、古い型のパソコンの前に座っている。女性も例外ではない。
数年前に設備投資した工場が隣県にあり、小規模ながら業績は悪くない。いくつかの特許と優良な取引先があるため、地味で目立たないが安定した会社だ。
『若い人はすぐ辞めちゃうから。かといって繊細な作業は日本人の方がいいしねぇ』
腕を組み、社長がよくぼやいていた。
「今月もよろしく」
40代半ばくらいの2代目社長は快活に笑い挨拶してきた。創業した先代は町工場の頑固おやじ風であったが、彼は大学卒業後、他所で修行したせいか如才ない。父親の脳梗塞の発作を機に後を継いだのだ。営業畑を歩き、その手腕をここでも遺憾なく発揮していた。羨ましいくらいの自己肯定感の高さは、徹にはないものだった。
「いつもお世話になっています」
徹は挨拶して資料を広げた。事前に確認した月次決算をもとに作成したキャッシュフローを見せながら、資金繰りのアドバイス等を行う。
コンコンとノックの音がする。ドアを開け、事務員がお茶を持ってきた。
「ああ、ありがとう」
社長は声をかけるが、徹は会釈のみで謝意を伝える。わずかばかり顔がゆるむ。
静かに去っていく彼女の後姿を目に焼きつけ、徹は社長に向き直った。
「あれ、一ノ瀬さん、うちの子気に入った?表情がなんか違うなぁ」
「はあ、そうですか?」内心の動揺を隠し、顔に笑みをはりつける。「ああ、あの方のいれてくれるお茶がいつも美味しいので、ホッとしたんでしょうね」
「ここだけの話」社長が身を乗り出す。「彼女は会社で唯一の独身なんだ。一ノ瀬さん、どう?確か独身だったよね。いい子だよ。名前は暮林遥香」
「社長。いえいえ、わたしには過ぎた方のようで」
徹の仕事ぶりを評価してか、取引先では時々世話をしようとする人がいる。関係がこじれてもいけないため、すべてお断りしている。
「まあ、誰かいい人いたら紹介してやってよ」
社長は残念そうに首を振り、椅子に深く腰掛けた。
「社長、いまどきの人はマッチングアプリで出会いを求めるそうですよ。昔とちがって無理に勧めるとハラスメントとか言われちゃいますよ」
「そういう時代かぁ。うちの娘もそのうちやりだすのかなぁ。マッチングアプリなんか、人となりを見るのが大変じゃないか。一緒に仕事してればいろいろわかるのに。まったく、おかしな時代だぜ」
社長の娘は中学生だ。親としては心配な年頃だろう。
「まっ、その気になったらいつでも声かけてくれ」
徹は先ほどの女性の顔を思い浮かべる。象牙色の肌に潤んだ瞳。サイドを後ろでまとめた長めの黒髪はつややかに光っている。ほっそりとした身体ははかなげで、細い腰に手を回し支えたくなる。日陰にひっそりと佇むギンリョウソウのような女性だ。
こういう女性が乱れたら、ギャップでひどく興奮するんじゃないだろうか。男の愛撫に身もだえし、我を忘れて男の精を貪る。昼間は聖女で夜は娼婦。男の理想なんて時代が変わってもそう変わるものでない。社長と打ち合わせをしながら、片隅に彼女の裸を思い浮かべていた。
そこで疑念がわいた。既婚者とはいえ、社長は彼女に手を出したくならないのだろうか。堅物の自分さえ下心があるのだ。女性関係が派手な社長ならなおさらだろう。
一時熱をあげてた女性のために、マンション購入を相談されたことがあった。
『仕事仲間がね、』と前置きはしていたが、よくあることだ。登記や贈与税等の問題もあり、結局は実現しなかったが、翌月から高額なコンサル料が損益計算書に乗ることになった。半年で終わったようだが、一応、税務調査用に契約書を作成するようにとは伝えておいた。
そんな社長だ。彼女のことを異性として見ているだろう。すでにそういう関係なのか。愛人関係を続けるために偽装結婚をさせたいのか。自分のお古を誰かに縁づかせたいのか。いや、給与水準は他と変わらない。純粋な好意でいっているわけか?
下卑た考えを振り払い、淡々と社長の質問に答えていく。
一ノ瀬徹は今年30才になる。最後にセックスしたのはもう4年前。
もうそんなになるのか。べつにしなくても生きていけるものだな。
材料費の高騰に文句を言っている内田社長の言葉が右から左へ流れていった。
その日の木曜日は残業で遅くまで会社に残っていた。携帯がなる。番号だけが表示されていた。こんな遅い時間に誰だろうと思いながら、通話ボタンを押した。
もしもし、と言ったところで電話はすぐに切れ、同時に記憶を失った。
「徹の時に電話かけちゃだめじゃないか」
「だって、いつ淳になるかわかんないし、待ち合わせになかなか現れないし。今、徹はどうしてるの?」
「着信を見て、すぐ殴っておいた。今頃寝てるさ」
いつものラブホテル。淫らな美央が上になって髪を振り乱している。「男って乱暴ね」
「遥香を眠らせる時はどうしてるの?」
「あの子はまじめで流されやすいから暗示をかけるだけで大丈夫なの。それに家にいる遥香を寝かせてから、わたしが出てくる。朝まで寝てると思ってるはず」
美央は得意げに笑い「ねえ、メンドクサイから、いっそ身体を乗っ取るのはどう?」
「やだね。俺働きたくないし。第一税務の仕事なんかできないよ。美央が養ってくれるならいいけど。最近は表にでるのもだいぶコントロールできるようになったし。このままの方が楽でいいじゃん」
「クズ発言ね」
「そういう男に惚れたんだろう」
淳は腰を何度も突き上げ、昇りつめる快感に身を任せた。
翌朝起きて、徹はうすら寒い思いを感じた。自分はおかしい。電話の着信に出たところで意識を失った。目覚めたら自分の部屋。こうして家にいることが不思議なくらいだ。
これは尋常じゃない。砂時計をいくらひっくり返しても心の平穏は戻ってこなかった。
金曜は有休をとり、うつ病で通院している精神科に行くことにした。5月だというのに蒸し暑く、汗がだらだら額から滴り落ちる。徹はシャツの腕をまくり、ハンカチで額の汗をぬぐった。原因が気候のせいならいいのだが。
快適に調整されたクリニックの玄関をくぐると、なじみのある受付の女性が笑顔で迎えてくれた。スリッパに履き替え、待合室のベンチに腰かける。
水槽では色とりどりの熱帯魚が尾ひれをなびかせ泳ぎ、暖色を基調とした壁には風景画。窓際には花が飾られ、ヒーリングミュージックが流れている。
押しつけられたような癒しの空間に息苦しさをおぼえ、徹はバッグの中の砂時計を握り締めた。
診察室に呼ばれ、軽く挨拶をかわす。先生とのつきあいも数年になる。いつものような問答のあと、切り出した。処方箋を書く手が一瞬止まるが、顔を向けこちらを向けた顔は穏やかなままで、優しい声音で訊いてきた。
「記憶がなくなるのですか。いつから、どれぐらいの頻度で」
症状を確認し、いくつかのテストが行われた。
「解離性同一障害の可能性がありますね。他の人格があるかどうか呼び出してみましょうか」
医者が何度か呼びかけると、徹の意識はなくなり、淳と名乗る人格が現れた。
「俺はべつに何も悪さしちゃいないさ。性的な不満を解消してやってるだけだ」
「それは相手も同意しているのかな。仮に同意していたとしても避妊とかしているのかな」
「それは大丈夫。心配はいらない。俺は徹に迷惑をかける気はない」
「相手は、決まった方なのかな。それとも不特定多数?」
「昔は行きずりの女もいたけど、今は恋人がいて、彼女だけだよ。セックスの相性も抜群なんだ」
医者が目を見開いた。
「なるほど。今のキミは彼女とどうなりたいのかな。結婚とか、家族をつくるとか。それ以外にも妊娠とかしたら、どうするつもりかな」
最初のセッションでどこまで踏み込んでいいか判断しかねる。だが、主人格の知らないところで、恋人として第三者と関係を持つというのなら、ある程度の情報は引き出しておいた方がいいだろう。今後の治療にも役立つはずと医者は考えた。
淳は挑発的な笑みを浮かべ、「考えとくよ」といって姿を消した。
その会社は町工場がひしめく地区にあった。先代の頃からのつきあいで、徹が担当になってすでに5年が経っていた。
車関係のパーツを扱う会社は、従業員は皆地味な上っ張りを着て、古い型のパソコンの前に座っている。女性も例外ではない。
数年前に設備投資した工場が隣県にあり、小規模ながら業績は悪くない。いくつかの特許と優良な取引先があるため、地味で目立たないが安定した会社だ。
『若い人はすぐ辞めちゃうから。かといって繊細な作業は日本人の方がいいしねぇ』
腕を組み、社長がよくぼやいていた。
「今月もよろしく」
40代半ばくらいの2代目社長は快活に笑い挨拶してきた。創業した先代は町工場の頑固おやじ風であったが、彼は大学卒業後、他所で修行したせいか如才ない。父親の脳梗塞の発作を機に後を継いだのだ。営業畑を歩き、その手腕をここでも遺憾なく発揮していた。羨ましいくらいの自己肯定感の高さは、徹にはないものだった。
「いつもお世話になっています」
徹は挨拶して資料を広げた。事前に確認した月次決算をもとに作成したキャッシュフローを見せながら、資金繰りのアドバイス等を行う。
コンコンとノックの音がする。ドアを開け、事務員がお茶を持ってきた。
「ああ、ありがとう」
社長は声をかけるが、徹は会釈のみで謝意を伝える。わずかばかり顔がゆるむ。
静かに去っていく彼女の後姿を目に焼きつけ、徹は社長に向き直った。
「あれ、一ノ瀬さん、うちの子気に入った?表情がなんか違うなぁ」
「はあ、そうですか?」内心の動揺を隠し、顔に笑みをはりつける。「ああ、あの方のいれてくれるお茶がいつも美味しいので、ホッとしたんでしょうね」
「ここだけの話」社長が身を乗り出す。「彼女は会社で唯一の独身なんだ。一ノ瀬さん、どう?確か独身だったよね。いい子だよ。名前は暮林遥香」
「社長。いえいえ、わたしには過ぎた方のようで」
徹の仕事ぶりを評価してか、取引先では時々世話をしようとする人がいる。関係がこじれてもいけないため、すべてお断りしている。
「まあ、誰かいい人いたら紹介してやってよ」
社長は残念そうに首を振り、椅子に深く腰掛けた。
「社長、いまどきの人はマッチングアプリで出会いを求めるそうですよ。昔とちがって無理に勧めるとハラスメントとか言われちゃいますよ」
「そういう時代かぁ。うちの娘もそのうちやりだすのかなぁ。マッチングアプリなんか、人となりを見るのが大変じゃないか。一緒に仕事してればいろいろわかるのに。まったく、おかしな時代だぜ」
社長の娘は中学生だ。親としては心配な年頃だろう。
「まっ、その気になったらいつでも声かけてくれ」
徹は先ほどの女性の顔を思い浮かべる。象牙色の肌に潤んだ瞳。サイドを後ろでまとめた長めの黒髪はつややかに光っている。ほっそりとした身体ははかなげで、細い腰に手を回し支えたくなる。日陰にひっそりと佇むギンリョウソウのような女性だ。
こういう女性が乱れたら、ギャップでひどく興奮するんじゃないだろうか。男の愛撫に身もだえし、我を忘れて男の精を貪る。昼間は聖女で夜は娼婦。男の理想なんて時代が変わってもそう変わるものでない。社長と打ち合わせをしながら、片隅に彼女の裸を思い浮かべていた。
そこで疑念がわいた。既婚者とはいえ、社長は彼女に手を出したくならないのだろうか。堅物の自分さえ下心があるのだ。女性関係が派手な社長ならなおさらだろう。
一時熱をあげてた女性のために、マンション購入を相談されたことがあった。
『仕事仲間がね、』と前置きはしていたが、よくあることだ。登記や贈与税等の問題もあり、結局は実現しなかったが、翌月から高額なコンサル料が損益計算書に乗ることになった。半年で終わったようだが、一応、税務調査用に契約書を作成するようにとは伝えておいた。
そんな社長だ。彼女のことを異性として見ているだろう。すでにそういう関係なのか。愛人関係を続けるために偽装結婚をさせたいのか。自分のお古を誰かに縁づかせたいのか。いや、給与水準は他と変わらない。純粋な好意でいっているわけか?
下卑た考えを振り払い、淡々と社長の質問に答えていく。
一ノ瀬徹は今年30才になる。最後にセックスしたのはもう4年前。
もうそんなになるのか。べつにしなくても生きていけるものだな。
材料費の高騰に文句を言っている内田社長の言葉が右から左へ流れていった。
その日の木曜日は残業で遅くまで会社に残っていた。携帯がなる。番号だけが表示されていた。こんな遅い時間に誰だろうと思いながら、通話ボタンを押した。
もしもし、と言ったところで電話はすぐに切れ、同時に記憶を失った。
「徹の時に電話かけちゃだめじゃないか」
「だって、いつ淳になるかわかんないし、待ち合わせになかなか現れないし。今、徹はどうしてるの?」
「着信を見て、すぐ殴っておいた。今頃寝てるさ」
いつものラブホテル。淫らな美央が上になって髪を振り乱している。「男って乱暴ね」
「遥香を眠らせる時はどうしてるの?」
「あの子はまじめで流されやすいから暗示をかけるだけで大丈夫なの。それに家にいる遥香を寝かせてから、わたしが出てくる。朝まで寝てると思ってるはず」
美央は得意げに笑い「ねえ、メンドクサイから、いっそ身体を乗っ取るのはどう?」
「やだね。俺働きたくないし。第一税務の仕事なんかできないよ。美央が養ってくれるならいいけど。最近は表にでるのもだいぶコントロールできるようになったし。このままの方が楽でいいじゃん」
「クズ発言ね」
「そういう男に惚れたんだろう」
淳は腰を何度も突き上げ、昇りつめる快感に身を任せた。
翌朝起きて、徹はうすら寒い思いを感じた。自分はおかしい。電話の着信に出たところで意識を失った。目覚めたら自分の部屋。こうして家にいることが不思議なくらいだ。
これは尋常じゃない。砂時計をいくらひっくり返しても心の平穏は戻ってこなかった。
金曜は有休をとり、うつ病で通院している精神科に行くことにした。5月だというのに蒸し暑く、汗がだらだら額から滴り落ちる。徹はシャツの腕をまくり、ハンカチで額の汗をぬぐった。原因が気候のせいならいいのだが。
快適に調整されたクリニックの玄関をくぐると、なじみのある受付の女性が笑顔で迎えてくれた。スリッパに履き替え、待合室のベンチに腰かける。
水槽では色とりどりの熱帯魚が尾ひれをなびかせ泳ぎ、暖色を基調とした壁には風景画。窓際には花が飾られ、ヒーリングミュージックが流れている。
押しつけられたような癒しの空間に息苦しさをおぼえ、徹はバッグの中の砂時計を握り締めた。
診察室に呼ばれ、軽く挨拶をかわす。先生とのつきあいも数年になる。いつものような問答のあと、切り出した。処方箋を書く手が一瞬止まるが、顔を向けこちらを向けた顔は穏やかなままで、優しい声音で訊いてきた。
「記憶がなくなるのですか。いつから、どれぐらいの頻度で」
症状を確認し、いくつかのテストが行われた。
「解離性同一障害の可能性がありますね。他の人格があるかどうか呼び出してみましょうか」
医者が何度か呼びかけると、徹の意識はなくなり、淳と名乗る人格が現れた。
「俺はべつに何も悪さしちゃいないさ。性的な不満を解消してやってるだけだ」
「それは相手も同意しているのかな。仮に同意していたとしても避妊とかしているのかな」
「それは大丈夫。心配はいらない。俺は徹に迷惑をかける気はない」
「相手は、決まった方なのかな。それとも不特定多数?」
「昔は行きずりの女もいたけど、今は恋人がいて、彼女だけだよ。セックスの相性も抜群なんだ」
医者が目を見開いた。
「なるほど。今のキミは彼女とどうなりたいのかな。結婚とか、家族をつくるとか。それ以外にも妊娠とかしたら、どうするつもりかな」
最初のセッションでどこまで踏み込んでいいか判断しかねる。だが、主人格の知らないところで、恋人として第三者と関係を持つというのなら、ある程度の情報は引き出しておいた方がいいだろう。今後の治療にも役立つはずと医者は考えた。
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