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5章 開拓編
108話 魔獣討伐開始
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管理画面右端にあるやたら輝くボタンを発見したので、取り敢えず一端落ち着いて状況を確認する。
「イベントが始まるってことよね? 今のところ暇ではあるけど、確か表示開始から5日間がイベント期間だったよね。となると5日間は拘束されるわけだ」
これまで通りなら、イベント期間は五日。
内容次第ではあるが何れにせよ、その期間中は拘束されるという事。
今のところはこれと言って急ぎの件があるわけではないので、好都合だろう。
そうと決まれば早速、輝かしい光を放つボタンをタップすると、画面いっぱいに光が溢れイベントが始まった。
――――――――――――――――――――――――
第5回イベント 魔獣討伐開催
――――――――――――――――――――――――
~ルール説明~
1.ダンジョンに出現する魔獣を討伐。
2.魔獣討伐でポイント獲得。
3.ポイントを溜めて豪華景品と交換しよう。
~報酬一覧~
100体討伐:〈魔物強化券〉
300体討伐:〈アイテム強化券〉
500体討伐:〈品質強化券〉
1000体討伐:〈コア強化券〉
~景品交換~
1000pt:〈高級ポーション〉
3000pt:〈鉱石〉
5000pt:〈オーブ〉
1万pt:〈魔晶石特盛セット〉
2万pt:〈地質変化券〉
5万pt:〈特殊フロア券〉
10万pt:〈魔結晶生成装置〉
25万pt:〈アイテム生成装置〉
50万pt:〈宝箱自動出現装置〉
100万pt:〈テレポート装置〉
~~~振るってご参加ください~~~
*魔獣によって獲得ポイントが異なります。
*開催期間は表示開始から5日間です。
*景品の交換は各一回のみとなります。
*獲得した報酬はイベント終了後配布されます。
――――――――――――――――――――――――
今回のイベント内容は、魔獣の討伐を行うらしく、ダンジョンに出現する魔獣を討伐することでポイントを獲得できて豪華景品と交換できる。
加えて討伐数の報酬もあり、色々目新しい物が沢山あって気になってしょうがない。
特にポイントと交換する景品の最後ら辺は魅力的過ぎというより、欲しすぎて堪らない。
具体的な能力、効果については書かれていないので交換してからのお楽しみというやつだろう。
「それにしても、ダンジョンに魔獣が出現するってどんな奴だろう。正直、今は冒険者がいるから余計な事はして欲しくはないんだけど、報酬の為ならしょうがないよね。というかテレポート装置って……あれでしょ? 階層に設置して移動を楽にする魔道具的なやつ」
魔獣討伐イベントの報酬自体にDPが含まれていないのが少々残念ではあるが、それを上回る景品の内容に自然と口元がニヤけてしまう。
まずは、その魔獣について情報を集めるべくダンジョン内を観察することにした。
やはり討伐対象の情報を知っておかないと後手に回るだろう。
それと注意書きには、魔獣によって獲得ポイントが異なりますとあるが、この言い方だと色んな種類の魔獣がいることになる。
となるとなるべく早く魔獣の情報を集めなくてはならない。
「まずは、低階層を見てみよっか!」
画面に映されたのは、低階層である初心者エリア。
二階層では冒険者がゴブリン狩りに勤しんでいる姿が確認できるが、魔獣らしきものは見当たらない。
次に三階層を確認していくとついに魔獣と思しき者を見つけた。
「魔獣ってこれのことかなぁ? なんかやけに小さいような気がするけど……あっこっちにも!」
その魔獣は洞窟の壁に張り付き、辺りの様子を窺うように体を動かしていた。
見た目は小さく黒っぽい虫に見え、ゴブリンと比べる程もなく小さく、握りこぶしぐらいの大きさだろうか。
表面は黒っぽが、例えるならテントウムシが一番似ている造形だろう。
翅の部分はなさそうで、まず飛ぶことはないと思われる。
早々、近くにいるゴブリンへ指示を出し、この魔獣と思しきものを攻撃するように命じる。
脇の方から緑色の体表、右手にダガーを装備したゴブリンが現れると魔獣に近づきダガーを振り下す。
ダガーはすんなりと魔獣を切り裂くと壁へザッという音が聞こえそうな程めり込んだ。
それから魔獣は真っ二つに切り裂かれた後、霧のように消え去った。
「この魔獣はゴブリンで一撃だから、そこまで強くはないと思うけど、さてこの他には何が居るのやら」
低階層にいるゴブリンへ冒険者に警戒しつつ、黒っぽい魔獣を散策して討伐せよと指令を出す。
これで魔獣を沢山討伐出来ればよいのだが。
一匹目を討伐して次の魔獣を探す為、画面を操作していく。
「イベントが始まるってことよね? 今のところ暇ではあるけど、確か表示開始から5日間がイベント期間だったよね。となると5日間は拘束されるわけだ」
これまで通りなら、イベント期間は五日。
内容次第ではあるが何れにせよ、その期間中は拘束されるという事。
今のところはこれと言って急ぎの件があるわけではないので、好都合だろう。
そうと決まれば早速、輝かしい光を放つボタンをタップすると、画面いっぱいに光が溢れイベントが始まった。
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第5回イベント 魔獣討伐開催
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~ルール説明~
1.ダンジョンに出現する魔獣を討伐。
2.魔獣討伐でポイント獲得。
3.ポイントを溜めて豪華景品と交換しよう。
~報酬一覧~
100体討伐:〈魔物強化券〉
300体討伐:〈アイテム強化券〉
500体討伐:〈品質強化券〉
1000体討伐:〈コア強化券〉
~景品交換~
1000pt:〈高級ポーション〉
3000pt:〈鉱石〉
5000pt:〈オーブ〉
1万pt:〈魔晶石特盛セット〉
2万pt:〈地質変化券〉
5万pt:〈特殊フロア券〉
10万pt:〈魔結晶生成装置〉
25万pt:〈アイテム生成装置〉
50万pt:〈宝箱自動出現装置〉
100万pt:〈テレポート装置〉
~~~振るってご参加ください~~~
*魔獣によって獲得ポイントが異なります。
*開催期間は表示開始から5日間です。
*景品の交換は各一回のみとなります。
*獲得した報酬はイベント終了後配布されます。
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今回のイベント内容は、魔獣の討伐を行うらしく、ダンジョンに出現する魔獣を討伐することでポイントを獲得できて豪華景品と交換できる。
加えて討伐数の報酬もあり、色々目新しい物が沢山あって気になってしょうがない。
特にポイントと交換する景品の最後ら辺は魅力的過ぎというより、欲しすぎて堪らない。
具体的な能力、効果については書かれていないので交換してからのお楽しみというやつだろう。
「それにしても、ダンジョンに魔獣が出現するってどんな奴だろう。正直、今は冒険者がいるから余計な事はして欲しくはないんだけど、報酬の為ならしょうがないよね。というかテレポート装置って……あれでしょ? 階層に設置して移動を楽にする魔道具的なやつ」
魔獣討伐イベントの報酬自体にDPが含まれていないのが少々残念ではあるが、それを上回る景品の内容に自然と口元がニヤけてしまう。
まずは、その魔獣について情報を集めるべくダンジョン内を観察することにした。
やはり討伐対象の情報を知っておかないと後手に回るだろう。
それと注意書きには、魔獣によって獲得ポイントが異なりますとあるが、この言い方だと色んな種類の魔獣がいることになる。
となるとなるべく早く魔獣の情報を集めなくてはならない。
「まずは、低階層を見てみよっか!」
画面に映されたのは、低階層である初心者エリア。
二階層では冒険者がゴブリン狩りに勤しんでいる姿が確認できるが、魔獣らしきものは見当たらない。
次に三階層を確認していくとついに魔獣と思しき者を見つけた。
「魔獣ってこれのことかなぁ? なんかやけに小さいような気がするけど……あっこっちにも!」
その魔獣は洞窟の壁に張り付き、辺りの様子を窺うように体を動かしていた。
見た目は小さく黒っぽい虫に見え、ゴブリンと比べる程もなく小さく、握りこぶしぐらいの大きさだろうか。
表面は黒っぽが、例えるならテントウムシが一番似ている造形だろう。
翅の部分はなさそうで、まず飛ぶことはないと思われる。
早々、近くにいるゴブリンへ指示を出し、この魔獣と思しきものを攻撃するように命じる。
脇の方から緑色の体表、右手にダガーを装備したゴブリンが現れると魔獣に近づきダガーを振り下す。
ダガーはすんなりと魔獣を切り裂くと壁へザッという音が聞こえそうな程めり込んだ。
それから魔獣は真っ二つに切り裂かれた後、霧のように消え去った。
「この魔獣はゴブリンで一撃だから、そこまで強くはないと思うけど、さてこの他には何が居るのやら」
低階層にいるゴブリンへ冒険者に警戒しつつ、黒っぽい魔獣を散策して討伐せよと指令を出す。
これで魔獣を沢山討伐出来ればよいのだが。
一匹目を討伐して次の魔獣を探す為、画面を操作していく。
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