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2章 侵入者編
14話 警戒されました
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[侵入者]タブで五人組を眺めていると三階層へ到達した。
「この人達、攻略スピードが異常に速い」
≪手練れの人達なんじゃないかなぁ≫
(これは本格的にスラリンの出番がありそうだ)
「スラリンの出番が来たから4階層いくよぉー」
祭壇前で佇んで画面を操作していると足元にスラリンが纏わりついてくる。
「じゃタマちゃん、4階層にスラリン送って来るから見張っててよ」
≪わかったぁー≫
画面を操作しスラリンと共に4階層の入り口近くへ転移するとスラリンにエールを送りコア部屋に戻る。
「あぁスラリンいないと落ち着かないぃ~それに祭壇硬いー」
≪そんなこと言われてもなぁ~≫
祭壇前に寝っ転がりながら、侵入者を画面で追う。
只今三階層の通路を進み、角で待機しており曲がり角の先にはスカルキャバリとスカルナイトが何やら話をしているもよう。
(さっきお辞儀してきたあの二匹かぁまだあそこにいたのね)
暫く角で様子を窺っていたが迂回するようだ。
「へぇーあの手練れっぽい人達が避けて通るほどの魔物なんだねキャバリとナイトって」
来た道を戻り二股の道を右に進む。
≪一応スケルトンの上位種だからかもしれないねぇ≫
「その上位種ってのはそこまで強さが違うの? ちょっと強くなる程度かと思ってたけど」
≪種族によってはそれもあるかもしれないけど、大概は2倍ぐらい強くなると思っていいかもね≫
(ふ~ん、そんなに強いなら次からは上位種で固めてみるかな)
手練れの人達はもう直ぐ四階層へ到達するところまで来ている。
途中、ボーンガードと遭遇すると一人が引きつけ脇からもう一人が首を切り払う。
(連携もうまいしマジで手練れだ。素人のあたしが見て分かるほどだから相当よね)
四階層への階段を下りていくと、前面に広がる森林地帯に驚きの表情を見せる。
(くっくっくっいきなりこんだけ地形が変われば手も出せまい)
慌てたように皆で相談し始めている。
前方の茂みにスラリンが待機しており、出撃タイミングはこちらで指示を出す予定だ。
暫く話をした後引き返すらしいので、すかさずスラリンに出撃命令を下す。
茂みが揺れ始めると戦闘態勢を取る手練れパーティー。
スラリンが現れると大声を上げて逃げ出して行った。
「おおぉースラリン見た途端に逃げ出すとは流石こっちのスライムはスライムしていない」
階段を駆け上がり一目散にダンジョンから去っていく。
≪ダンジョンから出て行ったね≫
「今回の功労者はスラリンで決定だね」
管理画面でスラリンをコア部屋に回収すると、目の前で光が集まるりスラリンが現れた。
祭壇から起き上がり立ち上がるとスラリンに向かって歩く。
同時にスラリンもこちらに這いずってきて、感動の再開を果たしたあたしは……。
スラリンを枕に祭壇の側で寝っ転がる。
≪スラリンは今回の功労者って言ってなかったぁ?≫
タマちゃんの言うことなど耳に入らずスラリンに沈み込む。
「ああぁ~これだよこれ!! この感触たまらん」
スラリンに顔を埋めてバチャバチャと動き回る。
≪レイぃ~遊んでないで話きいてよぉ≫
体を仰向けにしタマちゃんに問いかける。
「話ってなに?
≪話ってのは今後についてなんだけど、さっき来た人達ってかなり手練れだったよね? だったら今後また来る可能性ってあると思うんだぁ≫
確かにあれほどの手練れが来たんだ、それ以上の戦力が来てもおかしくない。
≪多分だけどここのダンジョンの近くに街っぽいのがあるんだけど、そこから来た人達だと思う。それで
このダンジョンの事は広まるじゃないかなぁーって思ってさ≫
「ちょっ!! ここの近くに街があるの?」
(そんなのマップには映ってなかったはずだけど……)
≪東の方角にそれらしいのがあるよ。それで話を戻すんだけど、今後対策を立てないと不味い事になりそうだなぁーって思って話をしたんだけど……レイはなにか考えてる?≫
(その前に前提として街があるとは知らなかったのだけど)
「そもそも街があるなんて知らないんだけど?」
≪そうなの? 東のちょっと離れた所に結構大きな街があるよ! あっ! 魔導ライン引いたからか≫
魔導ラインを引くと遠い所まで様子が分かるようだ。
「まぁー対策って言ってもDPないんじゃ立てようもないんだけどねぇー」
管理画面を覗き操作して[侵入者]タブで今回の侵入者詳細を確認する。
「えぇーっと、ダルガ、ジン、アニス、レン、アルトってのがさっきの人達の名前らしい。ふむふむ、どうやらその街の名前は大都市ぺルナインっていうそうだね。それと職業が冒険者ってなってて、ダルガとアニスがB級、それ以外の3人はC級だそうだよ! このB級とC級ってどのくらいの強さのなんだろう」
≪さぁ~僕にはその辺は分からないねぇ≫
それから暫く侵入者の情報を集めるのである。
「この人達、攻略スピードが異常に速い」
≪手練れの人達なんじゃないかなぁ≫
(これは本格的にスラリンの出番がありそうだ)
「スラリンの出番が来たから4階層いくよぉー」
祭壇前で佇んで画面を操作していると足元にスラリンが纏わりついてくる。
「じゃタマちゃん、4階層にスラリン送って来るから見張っててよ」
≪わかったぁー≫
画面を操作しスラリンと共に4階層の入り口近くへ転移するとスラリンにエールを送りコア部屋に戻る。
「あぁスラリンいないと落ち着かないぃ~それに祭壇硬いー」
≪そんなこと言われてもなぁ~≫
祭壇前に寝っ転がりながら、侵入者を画面で追う。
只今三階層の通路を進み、角で待機しており曲がり角の先にはスカルキャバリとスカルナイトが何やら話をしているもよう。
(さっきお辞儀してきたあの二匹かぁまだあそこにいたのね)
暫く角で様子を窺っていたが迂回するようだ。
「へぇーあの手練れっぽい人達が避けて通るほどの魔物なんだねキャバリとナイトって」
来た道を戻り二股の道を右に進む。
≪一応スケルトンの上位種だからかもしれないねぇ≫
「その上位種ってのはそこまで強さが違うの? ちょっと強くなる程度かと思ってたけど」
≪種族によってはそれもあるかもしれないけど、大概は2倍ぐらい強くなると思っていいかもね≫
(ふ~ん、そんなに強いなら次からは上位種で固めてみるかな)
手練れの人達はもう直ぐ四階層へ到達するところまで来ている。
途中、ボーンガードと遭遇すると一人が引きつけ脇からもう一人が首を切り払う。
(連携もうまいしマジで手練れだ。素人のあたしが見て分かるほどだから相当よね)
四階層への階段を下りていくと、前面に広がる森林地帯に驚きの表情を見せる。
(くっくっくっいきなりこんだけ地形が変われば手も出せまい)
慌てたように皆で相談し始めている。
前方の茂みにスラリンが待機しており、出撃タイミングはこちらで指示を出す予定だ。
暫く話をした後引き返すらしいので、すかさずスラリンに出撃命令を下す。
茂みが揺れ始めると戦闘態勢を取る手練れパーティー。
スラリンが現れると大声を上げて逃げ出して行った。
「おおぉースラリン見た途端に逃げ出すとは流石こっちのスライムはスライムしていない」
階段を駆け上がり一目散にダンジョンから去っていく。
≪ダンジョンから出て行ったね≫
「今回の功労者はスラリンで決定だね」
管理画面でスラリンをコア部屋に回収すると、目の前で光が集まるりスラリンが現れた。
祭壇から起き上がり立ち上がるとスラリンに向かって歩く。
同時にスラリンもこちらに這いずってきて、感動の再開を果たしたあたしは……。
スラリンを枕に祭壇の側で寝っ転がる。
≪スラリンは今回の功労者って言ってなかったぁ?≫
タマちゃんの言うことなど耳に入らずスラリンに沈み込む。
「ああぁ~これだよこれ!! この感触たまらん」
スラリンに顔を埋めてバチャバチャと動き回る。
≪レイぃ~遊んでないで話きいてよぉ≫
体を仰向けにしタマちゃんに問いかける。
「話ってなに?
≪話ってのは今後についてなんだけど、さっき来た人達ってかなり手練れだったよね? だったら今後また来る可能性ってあると思うんだぁ≫
確かにあれほどの手練れが来たんだ、それ以上の戦力が来てもおかしくない。
≪多分だけどここのダンジョンの近くに街っぽいのがあるんだけど、そこから来た人達だと思う。それで
このダンジョンの事は広まるじゃないかなぁーって思ってさ≫
「ちょっ!! ここの近くに街があるの?」
(そんなのマップには映ってなかったはずだけど……)
≪東の方角にそれらしいのがあるよ。それで話を戻すんだけど、今後対策を立てないと不味い事になりそうだなぁーって思って話をしたんだけど……レイはなにか考えてる?≫
(その前に前提として街があるとは知らなかったのだけど)
「そもそも街があるなんて知らないんだけど?」
≪そうなの? 東のちょっと離れた所に結構大きな街があるよ! あっ! 魔導ライン引いたからか≫
魔導ラインを引くと遠い所まで様子が分かるようだ。
「まぁー対策って言ってもDPないんじゃ立てようもないんだけどねぇー」
管理画面を覗き操作して[侵入者]タブで今回の侵入者詳細を確認する。
「えぇーっと、ダルガ、ジン、アニス、レン、アルトってのがさっきの人達の名前らしい。ふむふむ、どうやらその街の名前は大都市ぺルナインっていうそうだね。それと職業が冒険者ってなってて、ダルガとアニスがB級、それ以外の3人はC級だそうだよ! このB級とC級ってどのくらいの強さのなんだろう」
≪さぁ~僕にはその辺は分からないねぇ≫
それから暫く侵入者の情報を集めるのである。
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