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29.領主選定
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――チリーン。
《通知:領主選定についてのご案内》
「運営からの通知が来たわ……領主選定?」
「ふむふむ、ついにこのときが来たか」
「ユーリは何か知っているようね」
「チカぁー!! ちょっと話があるからこっちに来てぇー!」
「ぁーい!」
大の字で寝そべっているチカを呼び戻しこれから行われようとしている領主選定について説明する。べゼルシス・オンラインのデータチップが遠くまでの間、出来る限り多くの情報を仕入れていたから大体の予想がつく。
「なにか通知が来たね。もしかしてその話?」
「そうそう、その話をするから座って座って」
「うん……それで領主選定ってなに?」
「領主選定って言うのは文字通り、妖精都市エネラルの領主を決めるイベントだと思う。このべゼルシス・オンラインには妖精陣営以外に三つあるわけだけど、その三つとも領主が一人ずつ存在するの」
「あのメルさんも領主がどうたらって言ってたけどこの事だったのね」
「古龍陣営から来たらしいねメルさんたち。恐らく他にも他陣営から乗り換えた人とたちは沢山いるだろうね」
「それで、領主になるとどんなメリットがあるの?」
チカの質問も当然だ。なぜみな領主になりたがるのか。ただ単に人の上に立ちたいという優越感に浸るだけならまだ可愛い話で済む。しかし、ことはそんなに簡単な話じゃない。
「領主になるといろいろ権利が行使できるようになるわけよ。例えば、税金とか」
「税金? 町に税金を掛けられるの?」
「そう、その他にもいろいろな機能が解放されるらしいよ」
「ユーリは立候補しないの?」
「まさか。私はお金が稼げればそれでいいんだよ。そのついでに攻略なんかも出来ればいいかなって」
正直、領主なんかに興味はない。領主専用の機能が使える点に関してだけ言えば羨ましいとも思う。しかし、領主には領地を管理するという義務が課せられるらしい。掲示板に詳しいことは記載されていなかったが何かしらの義務が発生するようだ。
「そうなんだぁ、てっきりユーリだったら立候補すると思ってた。……領主になればやりたい放題って感じでさ」
「そう簡単な話じゃないんだよこれが。ゲームバランスを左右するかもしれない領主制度だよ? 何かしら重い枷が嵌めさせられると思うんだよなぁ」
「さっき言ってた義務の話?」
「うん、恐らくは。まっ私達の方針は細く長く、長い物には巻かれよう戦法で変わりないよ。もう暫くしたら連絡が来ると思うんだよ」
「それってメルさん?」
「そうそう。前にメルさん言ってたでしょ、領主になるために来たって。それって裏を返せば領主になる方法か情報を持ってるってことでしょ? なら今のうちに協力しておいて領主とコネを作っておくのも悪くないと思わない?」
「ふむ、確かに……悪くないわね、領主になれたらの話だけど」
領主に成りえる者に協力をしておけば融通を図ってくれるかもしれない、という下心満載の考えを二人に伝えた。長い物に巻かれた方がおいしい場合もある、それが今回だ。なぜなら既にパイプが繋がっているからだ。
――チリーン。
《発信者:meru 件名:重要な話があるので一度話がしたい 内容:運営から通知を見たと思うんだけど、そのことについて一度話がしたい。時間指定に関してはそちらで決めてもらって構わないので連絡をお願いします。場所についてはこちらで指定させてもらいます。なるべく早急に連絡をください。》
「ふふ、連絡が来たよ」
「メルさんから?」
「うん。今回のことで話がしたいんだってさ」
「場所はどこでするの?」
「まあまあそう焦らないで、まず時間を決めよう。こっちで決めていいらしいからさ。それで何時ごろがいいと思う?」
「……ここから町まで片道二時間くらいかかるからそれも考慮するとして。運営からきた詳細も確認する時間も入れるとして一度三人で話し合わない? 例の喫茶店で」
「そうだねぇそれがいいかも。一度町に戻って喫茶店で話し合おうか! それと今後の方針も一緒にさ」
「賛成ー!」
「よし、取り敢えずここから出ようか」
エリカの案を採用して一度待ちに戻って話し合いをすることになった。メルさんには夕方の五時に話し合いをしたい旨を連絡した。今から逆算するとだいたい六時間後だ。
そうそう番人が居た場所から出て樹々を抜けていく。途中途中、チカの要望で薬草を採取したりしてまったり帰還した。町に到着したのは二時間と少し過ぎた頃だった。
例の喫茶店に寄って紅茶やクッキー、その他もろもろを注文した。各自、飲み食いしながら運営から来た通知を熟読することになった。
***
《通知:領主選定についてのご案内》
《挨拶:まず始めに一言。春季ご当選を果たされたプレーヤーの皆さま、この度のご当選おめでとうございます。既に満喫している方、これから始める方それぞれいるかと思います。我々、運営員一同はプレーヤーの皆さまの快適なプレーライフのため日々奮闘して参りますのでよろしくお願い致します。前置きが長くなりましたが、今回ver.2.0で新たに追加された新陣営である“妖精”、サービス開始から十日が経ちました。それに伴い妖精都市エネラルの領主選定についてご案内したく通知した次第でございます。ルール説明については下記欄に記してありますので関係者各位、ご確認の程よろしくお願いします。》
《ルール説明:領主候補者選出。立候補は妖精陣営なら誰でも参加可能。期日は通知から一日まで。領主選定は立候補者から選定致します。選定方法は各立候補者の総合得点数一位の方が領主に選任されます。*プレーヤー画面のイベント欄に時刻・立候補ボタンを表示してあります。*得点獲得方法は下記欄に記載してあります。》
《ルール①:得点獲得方法…モンスター討伐、メタ消費、固有アイテム獲得。》
《ルール②:立候補者自身の獲得上限は最大100万ポイント。*パーティーを組んでいた場合でも上限は変わりません。》
《ルール③:立候補者は支援者を募ることができます。支援者のポイントは立候補者のポイントへ加算されます。*支援者のポイント獲得上限はありません。》
《ルール④:PvPによるポイントを略奪することができます。立候補者また支援者を倒した際、所属する候補者が獲得した合計ポイントの5%から10%ランダムに略奪できます。》
《ルール⑤:得点獲得期間は10日間です。不正行為が確認された場合は立候補は取り消され、ペナルティーが与えられます。*関与した者も処罰対象です。》
《補足事項:固有アイテムの獲得はルール①の行動に伴って一定の確率で獲得できます。固有アイテムは選定終了後、各アイテムへとランダムに変換されます。支援者が支援した立候補者が選定された場合、ボーナス特典があります。》
《領主選定についてのご案内は以上とになります。皆様のご参加お待ちしております。――べゼルシス・オンライン運営委員会――》
上記の通り、領主選定についての詳しいルール説明が記載されていた。中々ややこしそうだが要は、モンスターを討伐すればいいわけだ。
「二人はどう思う?」
「立候補者と支援者側に別れるわけね。どのくらい立候補する人っているのかしら」
「さぁそれはわからないかな」
「うーん。ルールがややこしくて面倒くさい」
「チカの言い分もよくわかる。たしかに面倒くさそうだよね」
領主選定ルールを熟読した私達は三人で穴がないか話し合った。立候補者がどのくらいいるのか、立候補者のポイント獲得上限の意図はなにか、仮に支援者になるとして効率的にポイントを獲得すればいいかなども話した。二時間近く話し合いをした後、メルさんと会う約束をしているため連絡を再び入れた。
――チリーン。
《発信者:meru 件名:場所について 内容:北区桜花七人通りにある七天万宮・桜花の間までお越しください。全ての入出許可についてはこちらで許可しますので心配は不要です。お越しをお待ちしています。m(₋₋)m》
話し合いをそこそこに私達は指定された、北区にあるという七天万宮へ向かった。
《通知:領主選定についてのご案内》
「運営からの通知が来たわ……領主選定?」
「ふむふむ、ついにこのときが来たか」
「ユーリは何か知っているようね」
「チカぁー!! ちょっと話があるからこっちに来てぇー!」
「ぁーい!」
大の字で寝そべっているチカを呼び戻しこれから行われようとしている領主選定について説明する。べゼルシス・オンラインのデータチップが遠くまでの間、出来る限り多くの情報を仕入れていたから大体の予想がつく。
「なにか通知が来たね。もしかしてその話?」
「そうそう、その話をするから座って座って」
「うん……それで領主選定ってなに?」
「領主選定って言うのは文字通り、妖精都市エネラルの領主を決めるイベントだと思う。このべゼルシス・オンラインには妖精陣営以外に三つあるわけだけど、その三つとも領主が一人ずつ存在するの」
「あのメルさんも領主がどうたらって言ってたけどこの事だったのね」
「古龍陣営から来たらしいねメルさんたち。恐らく他にも他陣営から乗り換えた人とたちは沢山いるだろうね」
「それで、領主になるとどんなメリットがあるの?」
チカの質問も当然だ。なぜみな領主になりたがるのか。ただ単に人の上に立ちたいという優越感に浸るだけならまだ可愛い話で済む。しかし、ことはそんなに簡単な話じゃない。
「領主になるといろいろ権利が行使できるようになるわけよ。例えば、税金とか」
「税金? 町に税金を掛けられるの?」
「そう、その他にもいろいろな機能が解放されるらしいよ」
「ユーリは立候補しないの?」
「まさか。私はお金が稼げればそれでいいんだよ。そのついでに攻略なんかも出来ればいいかなって」
正直、領主なんかに興味はない。領主専用の機能が使える点に関してだけ言えば羨ましいとも思う。しかし、領主には領地を管理するという義務が課せられるらしい。掲示板に詳しいことは記載されていなかったが何かしらの義務が発生するようだ。
「そうなんだぁ、てっきりユーリだったら立候補すると思ってた。……領主になればやりたい放題って感じでさ」
「そう簡単な話じゃないんだよこれが。ゲームバランスを左右するかもしれない領主制度だよ? 何かしら重い枷が嵌めさせられると思うんだよなぁ」
「さっき言ってた義務の話?」
「うん、恐らくは。まっ私達の方針は細く長く、長い物には巻かれよう戦法で変わりないよ。もう暫くしたら連絡が来ると思うんだよ」
「それってメルさん?」
「そうそう。前にメルさん言ってたでしょ、領主になるために来たって。それって裏を返せば領主になる方法か情報を持ってるってことでしょ? なら今のうちに協力しておいて領主とコネを作っておくのも悪くないと思わない?」
「ふむ、確かに……悪くないわね、領主になれたらの話だけど」
領主に成りえる者に協力をしておけば融通を図ってくれるかもしれない、という下心満載の考えを二人に伝えた。長い物に巻かれた方がおいしい場合もある、それが今回だ。なぜなら既にパイプが繋がっているからだ。
――チリーン。
《発信者:meru 件名:重要な話があるので一度話がしたい 内容:運営から通知を見たと思うんだけど、そのことについて一度話がしたい。時間指定に関してはそちらで決めてもらって構わないので連絡をお願いします。場所についてはこちらで指定させてもらいます。なるべく早急に連絡をください。》
「ふふ、連絡が来たよ」
「メルさんから?」
「うん。今回のことで話がしたいんだってさ」
「場所はどこでするの?」
「まあまあそう焦らないで、まず時間を決めよう。こっちで決めていいらしいからさ。それで何時ごろがいいと思う?」
「……ここから町まで片道二時間くらいかかるからそれも考慮するとして。運営からきた詳細も確認する時間も入れるとして一度三人で話し合わない? 例の喫茶店で」
「そうだねぇそれがいいかも。一度町に戻って喫茶店で話し合おうか! それと今後の方針も一緒にさ」
「賛成ー!」
「よし、取り敢えずここから出ようか」
エリカの案を採用して一度待ちに戻って話し合いをすることになった。メルさんには夕方の五時に話し合いをしたい旨を連絡した。今から逆算するとだいたい六時間後だ。
そうそう番人が居た場所から出て樹々を抜けていく。途中途中、チカの要望で薬草を採取したりしてまったり帰還した。町に到着したのは二時間と少し過ぎた頃だった。
例の喫茶店に寄って紅茶やクッキー、その他もろもろを注文した。各自、飲み食いしながら運営から来た通知を熟読することになった。
***
《通知:領主選定についてのご案内》
《挨拶:まず始めに一言。春季ご当選を果たされたプレーヤーの皆さま、この度のご当選おめでとうございます。既に満喫している方、これから始める方それぞれいるかと思います。我々、運営員一同はプレーヤーの皆さまの快適なプレーライフのため日々奮闘して参りますのでよろしくお願い致します。前置きが長くなりましたが、今回ver.2.0で新たに追加された新陣営である“妖精”、サービス開始から十日が経ちました。それに伴い妖精都市エネラルの領主選定についてご案内したく通知した次第でございます。ルール説明については下記欄に記してありますので関係者各位、ご確認の程よろしくお願いします。》
《ルール説明:領主候補者選出。立候補は妖精陣営なら誰でも参加可能。期日は通知から一日まで。領主選定は立候補者から選定致します。選定方法は各立候補者の総合得点数一位の方が領主に選任されます。*プレーヤー画面のイベント欄に時刻・立候補ボタンを表示してあります。*得点獲得方法は下記欄に記載してあります。》
《ルール①:得点獲得方法…モンスター討伐、メタ消費、固有アイテム獲得。》
《ルール②:立候補者自身の獲得上限は最大100万ポイント。*パーティーを組んでいた場合でも上限は変わりません。》
《ルール③:立候補者は支援者を募ることができます。支援者のポイントは立候補者のポイントへ加算されます。*支援者のポイント獲得上限はありません。》
《ルール④:PvPによるポイントを略奪することができます。立候補者また支援者を倒した際、所属する候補者が獲得した合計ポイントの5%から10%ランダムに略奪できます。》
《ルール⑤:得点獲得期間は10日間です。不正行為が確認された場合は立候補は取り消され、ペナルティーが与えられます。*関与した者も処罰対象です。》
《補足事項:固有アイテムの獲得はルール①の行動に伴って一定の確率で獲得できます。固有アイテムは選定終了後、各アイテムへとランダムに変換されます。支援者が支援した立候補者が選定された場合、ボーナス特典があります。》
《領主選定についてのご案内は以上とになります。皆様のご参加お待ちしております。――べゼルシス・オンライン運営委員会――》
上記の通り、領主選定についての詳しいルール説明が記載されていた。中々ややこしそうだが要は、モンスターを討伐すればいいわけだ。
「二人はどう思う?」
「立候補者と支援者側に別れるわけね。どのくらい立候補する人っているのかしら」
「さぁそれはわからないかな」
「うーん。ルールがややこしくて面倒くさい」
「チカの言い分もよくわかる。たしかに面倒くさそうだよね」
領主選定ルールを熟読した私達は三人で穴がないか話し合った。立候補者がどのくらいいるのか、立候補者のポイント獲得上限の意図はなにか、仮に支援者になるとして効率的にポイントを獲得すればいいかなども話した。二時間近く話し合いをした後、メルさんと会う約束をしているため連絡を再び入れた。
――チリーン。
《発信者:meru 件名:場所について 内容:北区桜花七人通りにある七天万宮・桜花の間までお越しください。全ての入出許可についてはこちらで許可しますので心配は不要です。お越しをお待ちしています。m(₋₋)m》
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