121 / 136
第2部
フェーズ8-22
しおりを挟む
聞きなれたアラームの音がする。最初は遠くで小さく聞こえていたのがだんだんはっきりとしてきて、私は目を覚ました。
「おはよう」
肩肘をついて涼が私を見つめていた。私より先に起きていたらしい。窓から朝日が差し込んでいる。私がいるのはベッドの上だ。どうしてここに? 記憶を呼び起こそうとしたとき、頭にズキンと痛みが走った。思わず手で頭を押さえる。
「大丈夫か?」
「頭が痛い」
昨夜は涼と一緒にチョコを食べながらワインを飲んでいた。途中から記憶がない。いつベッドに入ったのかもわからない。
「今日は弁当いいよ。コンビニで買うから。もうしばらく休んでな」
頭がズキズキと脈打っている。お弁当を作れる体調ではなさそうだ。お言葉に甘えることにした。
「ごめんね」
「いいよ、俺も飲ませすぎた」
初めて涼と一緒に過ごしたバレンタイン、作ったチョコは好評でワインもおいしかった。あとはこの頭痛さえなければ……。記憶がよみがえってきたところではっとする。バレンタインの翌日、つまり――。
「誕生日おめでとう!」
今日は涼の三十一歳の誕生日だ。
「サンキュ」
涼が微笑んで、私の頭を撫でた。起き上がってベッドから出ていく。
「コーヒー淹れるよ」
涼がコーヒーを淹れてくれている間、私はベッドで反省しながら休んでいた。情けない。誕生日なのにお弁当を作ってあげられないなんて。誕生日仕様にするつもりだったのに。夜はしっかり作ろう。
少し休んだらなんとか起き上がれるようになった。顔を洗ってキッチンへ移動する。コーヒーの良い香りが漂っていた。
「私、昨夜お風呂入ったっけ?」
コーヒーの入ったカップを受け取りながら涼に訊ねる。
「チョコ食べる前に入ったろ」
そうだった。
「寝る前に歯磨いたっけ?」
「俺がうとうとしてるお前を起こして磨かせた」
よかった。チョコを食べて歯を磨かずに寝たら虫歯になる。ちゃんと磨かせてくれた涼に感謝だ。
カウンターテーブルで、涼が淹れてくれたコーヒーに口をつけた。頭痛が和らぐ気がする。
「お前、他の男と酒飲むの禁止な」
隣で適当に朝食を摂っていた涼に言われた。
「記憶なくすほど飲んじゃったもんね。危ないよね」
「それもあるけど、他の男の前であんなことされたら困る」
私は慌てた。
「なんで!? どういうこと!? 昨日何かした?」
まったく憶えてない。酔った私は何かやらかしてしまったのだろうか。いや、してしまったんだろう。だから涼はこんなことを言うんだ。
「したって言うか、まあ……」
涼は言葉を濁した。言えないようなことなの? 脱いだとか、迫ったとか。目が覚めたとき服はちゃんと着ていた。それは涼も同じで、しかも朝のシャワーを浴びていないから、昨夜は何もしていないはずだ。
結局教えてくれないまま、涼は出勤してしまった。
気になるけど気にしている暇はない。第一、涼がいなくては知りようもない。今日は忙しい。実家に行き、スーパーで買い物をし、いつもの花屋で誕生日用に花を買い、帰ってきてケーキと誕生日ディナー作りだ。体調がもう少し回復したら、出かけなければ。
開けたワインは飲み切れずに余ってしまった。涼もそんなに飲まなかったようだ。私とは違い涼はしっかり自制している。今夜は入籍した日にも作ったローストビーフを作るつもりだったけど、予定を変更して牛肉のワイン煮込みを作ることにした。
実家にオレンジピールのチョコを届けるついでに、母に作り方を教えてもらってきた。二日酔いの中きたことと今日の予定を母に伝えたら、
「がんばりすぎはよくないわよ。無理はせずに、ほどほどにやりなさい」
と、以前にも言われた忠告を再度受けた。でも今日は結婚して初めての誕生日だから、ちゃんとお祝いしたいの。そのためにカフェのアルバイトもあらかじめ休みにしておいた。
帰ってきてさっそく料理を始めた。煮込んでいるときはワインの香りが強くて、また酔ってしまいそうだった。そのうちにアルコールは飛び、母に教えてもらって入れたハーブのおかげで風味がよくなった。
完成した牛肉のワイン煮込みは、思っていたより茶色が濃くて失敗作に見えなくもない。華やかさなんて皆無な見た目だった。真っ白なお皿に盛りつけてパセリを散らしたら、なんとかそれらしくなってほっとした。
「二日酔いは治った?」
「お昼頃にはだいぶよくなったよ」
「あんまり無理するな。彩の気持ちは伝わってるから」
母と同じようなことを言われた。そんなに無理したつもりはないんだけどな。飲みすぎたことで心配をかけてしまった。心配してくれる人のためにも、ほどほどにやろう。
「昨夜のことなんだけど、私、何したの?」
料理を食べ進める涼の顔をじっと見つめ、反応をうかがった。
「めちゃくちゃかわいかった」
あれ? てっきり強引に迷惑なことでもしたのだとばかり思っていた。
「ほっぺた赤くしてとろんとした目で、『私のこと好き? どれくらい好き?』って」
何を言ってるの、私。かわいくなんかない。ただのうっとうしい酔っ払いだ。
「『どれくらいって、彩はどうなんだ』って聞き返したら、『世界中の人に会ったわけじゃないけど、会ったとしても絶対に世界で一番好き。頭のてっぺんから足のつま先まで全部好き。生まれ変わってもまた結婚したい』だと」
かなり恥ずかしいことを言ってる。普段の私ならとても口に出せない。でもそれだけでよかったと安心している部分もある。
「エッチなことじゃなくてよかった」
もっとすごいことをしてしまったのかと考えていたから。
「エッチだったぞ」
「!?」
「服を一枚脱いだ状態で胸を押しつけながら言ってくるんだからな。さらにキス迫ってきたし」
やっぱり迫ってた!
「酔うと求愛モードになる上に、キス魔だな」
涼が楽しそうに言う。
「うう、ごめん」
「あんまり好き好き言うからその場で押し倒そうと思ったけど、酔ってるからやめておいた。すでに眠そうだったし」
穴があったら入りたい。キス魔だなんて、これでは二十歳になってから実家でお酒飲むこともできない。両親や花の前で何をするかわかったものではない。前に気分が悪くなったとでも説明して、人前で飲むのは避けよう。
「ああ、そうだ」
まだ何か言われるのかと、私は恐る恐る涼を見た。
「俺も世界中の人間に会うまでもなく一番好きだし、頭のてっぺんから足のつま先まで周りの空気も含めて全部好きだし、生まれ変わっても必ずまたお前と結婚するよ」
私を見つめて涼が微笑んだ。私が言ったことよりもすべてパワーアップしている。沸騰しそう。涼の愛のほうが大きいのか。そんなことはない。私だって絶対に負けてない。
「おはよう」
肩肘をついて涼が私を見つめていた。私より先に起きていたらしい。窓から朝日が差し込んでいる。私がいるのはベッドの上だ。どうしてここに? 記憶を呼び起こそうとしたとき、頭にズキンと痛みが走った。思わず手で頭を押さえる。
「大丈夫か?」
「頭が痛い」
昨夜は涼と一緒にチョコを食べながらワインを飲んでいた。途中から記憶がない。いつベッドに入ったのかもわからない。
「今日は弁当いいよ。コンビニで買うから。もうしばらく休んでな」
頭がズキズキと脈打っている。お弁当を作れる体調ではなさそうだ。お言葉に甘えることにした。
「ごめんね」
「いいよ、俺も飲ませすぎた」
初めて涼と一緒に過ごしたバレンタイン、作ったチョコは好評でワインもおいしかった。あとはこの頭痛さえなければ……。記憶がよみがえってきたところではっとする。バレンタインの翌日、つまり――。
「誕生日おめでとう!」
今日は涼の三十一歳の誕生日だ。
「サンキュ」
涼が微笑んで、私の頭を撫でた。起き上がってベッドから出ていく。
「コーヒー淹れるよ」
涼がコーヒーを淹れてくれている間、私はベッドで反省しながら休んでいた。情けない。誕生日なのにお弁当を作ってあげられないなんて。誕生日仕様にするつもりだったのに。夜はしっかり作ろう。
少し休んだらなんとか起き上がれるようになった。顔を洗ってキッチンへ移動する。コーヒーの良い香りが漂っていた。
「私、昨夜お風呂入ったっけ?」
コーヒーの入ったカップを受け取りながら涼に訊ねる。
「チョコ食べる前に入ったろ」
そうだった。
「寝る前に歯磨いたっけ?」
「俺がうとうとしてるお前を起こして磨かせた」
よかった。チョコを食べて歯を磨かずに寝たら虫歯になる。ちゃんと磨かせてくれた涼に感謝だ。
カウンターテーブルで、涼が淹れてくれたコーヒーに口をつけた。頭痛が和らぐ気がする。
「お前、他の男と酒飲むの禁止な」
隣で適当に朝食を摂っていた涼に言われた。
「記憶なくすほど飲んじゃったもんね。危ないよね」
「それもあるけど、他の男の前であんなことされたら困る」
私は慌てた。
「なんで!? どういうこと!? 昨日何かした?」
まったく憶えてない。酔った私は何かやらかしてしまったのだろうか。いや、してしまったんだろう。だから涼はこんなことを言うんだ。
「したって言うか、まあ……」
涼は言葉を濁した。言えないようなことなの? 脱いだとか、迫ったとか。目が覚めたとき服はちゃんと着ていた。それは涼も同じで、しかも朝のシャワーを浴びていないから、昨夜は何もしていないはずだ。
結局教えてくれないまま、涼は出勤してしまった。
気になるけど気にしている暇はない。第一、涼がいなくては知りようもない。今日は忙しい。実家に行き、スーパーで買い物をし、いつもの花屋で誕生日用に花を買い、帰ってきてケーキと誕生日ディナー作りだ。体調がもう少し回復したら、出かけなければ。
開けたワインは飲み切れずに余ってしまった。涼もそんなに飲まなかったようだ。私とは違い涼はしっかり自制している。今夜は入籍した日にも作ったローストビーフを作るつもりだったけど、予定を変更して牛肉のワイン煮込みを作ることにした。
実家にオレンジピールのチョコを届けるついでに、母に作り方を教えてもらってきた。二日酔いの中きたことと今日の予定を母に伝えたら、
「がんばりすぎはよくないわよ。無理はせずに、ほどほどにやりなさい」
と、以前にも言われた忠告を再度受けた。でも今日は結婚して初めての誕生日だから、ちゃんとお祝いしたいの。そのためにカフェのアルバイトもあらかじめ休みにしておいた。
帰ってきてさっそく料理を始めた。煮込んでいるときはワインの香りが強くて、また酔ってしまいそうだった。そのうちにアルコールは飛び、母に教えてもらって入れたハーブのおかげで風味がよくなった。
完成した牛肉のワイン煮込みは、思っていたより茶色が濃くて失敗作に見えなくもない。華やかさなんて皆無な見た目だった。真っ白なお皿に盛りつけてパセリを散らしたら、なんとかそれらしくなってほっとした。
「二日酔いは治った?」
「お昼頃にはだいぶよくなったよ」
「あんまり無理するな。彩の気持ちは伝わってるから」
母と同じようなことを言われた。そんなに無理したつもりはないんだけどな。飲みすぎたことで心配をかけてしまった。心配してくれる人のためにも、ほどほどにやろう。
「昨夜のことなんだけど、私、何したの?」
料理を食べ進める涼の顔をじっと見つめ、反応をうかがった。
「めちゃくちゃかわいかった」
あれ? てっきり強引に迷惑なことでもしたのだとばかり思っていた。
「ほっぺた赤くしてとろんとした目で、『私のこと好き? どれくらい好き?』って」
何を言ってるの、私。かわいくなんかない。ただのうっとうしい酔っ払いだ。
「『どれくらいって、彩はどうなんだ』って聞き返したら、『世界中の人に会ったわけじゃないけど、会ったとしても絶対に世界で一番好き。頭のてっぺんから足のつま先まで全部好き。生まれ変わってもまた結婚したい』だと」
かなり恥ずかしいことを言ってる。普段の私ならとても口に出せない。でもそれだけでよかったと安心している部分もある。
「エッチなことじゃなくてよかった」
もっとすごいことをしてしまったのかと考えていたから。
「エッチだったぞ」
「!?」
「服を一枚脱いだ状態で胸を押しつけながら言ってくるんだからな。さらにキス迫ってきたし」
やっぱり迫ってた!
「酔うと求愛モードになる上に、キス魔だな」
涼が楽しそうに言う。
「うう、ごめん」
「あんまり好き好き言うからその場で押し倒そうと思ったけど、酔ってるからやめておいた。すでに眠そうだったし」
穴があったら入りたい。キス魔だなんて、これでは二十歳になってから実家でお酒飲むこともできない。両親や花の前で何をするかわかったものではない。前に気分が悪くなったとでも説明して、人前で飲むのは避けよう。
「ああ、そうだ」
まだ何か言われるのかと、私は恐る恐る涼を見た。
「俺も世界中の人間に会うまでもなく一番好きだし、頭のてっぺんから足のつま先まで周りの空気も含めて全部好きだし、生まれ変わっても必ずまたお前と結婚するよ」
私を見つめて涼が微笑んだ。私が言ったことよりもすべてパワーアップしている。沸騰しそう。涼の愛のほうが大きいのか。そんなことはない。私だって絶対に負けてない。
1
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
お見合い相手はお医者さん!ゆっくり触れる指先は私を狂わせる。
すずなり。
恋愛
母に仕組まれた『お見合い』。非の打ち所がない相手には言えない秘密が私にはあった。「俺なら・・・守れる。」終わらせてくれる気のない相手に・・私は折れるしかない!?
「こんな溢れさせて・・・期待した・・?」
(こんなの・・・初めてっ・・!)
ぐずぐずに溶かされる夜。
焦らされ・・焦らされ・・・早く欲しくてたまらない気持ちにさせられる。
「うぁ・・・気持ちイイっ・・!」
「いぁぁっ!・・あぁっ・・!」
何度登りつめても終わらない。
終わるのは・・・私が気を失う時だった。
ーーーーーーーーーー
「・・・赤ちゃん・・?」
「堕ろすよな?」
「私は産みたい。」
「医者として許可はできない・・!」
食い違う想い。
「でも・・・」
※お話はすべて想像の世界です。出てくる病名、治療法、薬など、現実世界とはなんら関係ありません。
※ただただ楽しんでいただけたら幸いです。
※コメントや感想は受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
それでは、お楽しみください。
【初回完結日2020.05.25】
【修正開始2023.05.08】
好きすぎて、壊れるまで抱きたい。
すずなり。
恋愛
ある日、俺の前に現れた女の子。
「はぁ・・はぁ・・・」
「ちょっと待ってろよ?」
息苦しそうにしてるから診ようと思い、聴診器を取りに行った。戻ってくるとその女の子は姿を消していた。
「どこいった?」
また別の日、その女の子を見かけたのに、声をかける前にその子は姿を消す。
「幽霊だったりして・・・。」
そんな不安が頭をよぎったけど、その女の子は同期の彼女だったことが判明。可愛くて眩しく笑う女の子に惹かれていく自分。無駄なことは諦めて他の女を抱くけれども、イくことができない。
だめだと思っていても・・・想いは加速していく。
俺は彼女を好きになってもいいんだろうか・・・。
※お話の世界は全て想像の世界です。現実世界とは何の関係もありません。
※いつもは1日1~3ページ公開なのですが、このお話は週一公開にしようと思います。
※お気に入りに登録してもらえたら嬉しいです。すずなり。
いつも読んでくださってありがとうございます。体調がすぐれない為、一旦お休みさせていただきます。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
好きだった幼馴染に出会ったらイケメンドクターだった!?
すず。
恋愛
体調を崩してしまった私
社会人 26歳 佐藤鈴音(すずね)
診察室にいた医師は2つ年上の
幼馴染だった!?
診察室に居た医師(鈴音と幼馴染)
内科医 28歳 桐生慶太(けいた)
※お話に出てくるものは全て空想です
現実世界とは何も関係ないです
※治療法、病気知識ほぼなく書かせて頂きます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる