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第1部
フェーズ7-2
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残っていた下着も脱がされた。涼が私の脚を大きく広げて、さらに指でも広げる。また診察されてる。
「……やっ」
やっぱりそこを見られるのは恥ずかしい。「めちゃくちゃ濡れてる」とでも言われそう。
「俺のを咥えて興奮した?」
やっぱり。手で隠そうとしたら、
「やっ……あぁ!」
熱い舌に舐められた。体が勝手にビクビクと反応してしまう。涼のお返しか、それとも仕返しなのか、いつもより激しい。そんなにされたら、もう――。
「あっ!」
舐められながら、ぬるりと何かが入ってきた。涼の、指? 涼の長くて細いきれいな指が、私の中に侵入してくる。
「はぁ……ん」
ゆっくりと出し入れを繰り返されて、とろけそう。指を入れたまま、涼が体を起こす。
「中、とけてる」
感じている私を見下ろして言った。繊細な動きをする外科医の指が、いやらしい動きで私の中を掻き混ぜている。
「きもち、いいの」
「知ってる」
指のボリュームが増えた。まさか二本入れてる?
「やぁ……んんっ!」
唇が塞がれる。二本の指で激しく掻き混ぜられて、さらにキスされたまま果てた。涼は途中で止めさせたくせに、私だけ。ずるい。
すでにくたくたになってる私に涼が言う。
「これつけて」
袋から取り出したコンドームを渡された。私にできるかな。正しくつけなければ意味がない。責任重大だ。また涼が下になって、私が跨る。彼に手ほどきを受けながら、おずおずとした手つきでコンドームをかぶせていった。ちょっときつくて窮屈そうに見える。ゆるいと抜けてしまうからこれくらいがいいのか。
涼の要求は続く。
「彩が入れて」
「え、私!? このまま?」
私が彼に跨って、入れろと言う。ついさっき、涼のためならなんでもできると思ったばかりだけど、さすがにこれは怖い。口でもあんなにいっぱいいっぱいなのに。
「無理……入らない」
怯えていると、涼がくすっと笑った。
「いつも入ってるだろ」
「こんなの、裂ける」
「大丈夫。俺、外科医だから」
またそれですか。
「今日はお礼してくれるんだろ?」
「うん……」
そうだった。仕方ない。恥ずかしいし怖いけど、涼が喜んでくれるなら。恐る恐る、彼の股間の真上に跨った。
「ここ。さっき、指が入ってたとこ」
涼が指で触れて入口を示す。指の感触を思い出して体がまた熱くなってきた。位置を合わせて、先端をあてがう。あとは私が腰を下ろすだけ。
「んっ……」
入口が押し広げられる。ぬるぬると、彼が入ってきた。
「ほら、簡単に入る」
「簡単じゃ、ない」
すごい圧迫感だ。それでも体重を乗せると、全部呑み込んでしまった。
「ここに、全部入ってるな」
涼が私の下腹部に手を当てる。わかる。ドクンドクンと脈を打っていて、主張が強い。
「彩、後ろに手ついて」
言われるままに涼の脚の外側に両手をつく。体が仰け反る形になった。
「こう?」
「そのまま、脚を開いて」
「や、やだ……」
そんなことをしたら、繋がってるところが涼に丸見えになってしまう。
「じゃあ……」
「あっ」
涼が腰を上下し始めた。ゆっくりとした動きで突き上げられて、じわじわと快感が広がってくる。
「脚広げたら、もっと気持ちいいと思うよ」
甘く淫らな誘惑だった。少しだけ気持ちよくさせておいて、もっとよくなりたいなら脚を広げろだなんて、本当にずるい。そんなの、屈するしかない。私はゆっくりを脚を開いた。
「いい眺め」
「ああっ!」
激しく腰を突き上げてくる。そしてそんなところを見られてる。
「あんっ……! また、イっ……」
さっき指でされたばかりでまだ敏感になってるから、すぐに限界が近づいてきた。こんな、脚を広げて繋がってるところを見つめられながら、何度も突き上げられてる。それを見て楽しそうにしてるんだから、この人は本当にエッチだ。
一旦引き抜かれ、仰向けにされる。涼が上になってまた入ってきた。留まることなく最奥を目指して入ってくる。
「彩……」
一番深いところに彼がいる。今この瞬間が一番好き。ずっとこのままがいい。
「朝まで抱いていい?」
「朝まで!?」
薄笑いを浮かべる彼はどこまで本気なのか。涼が猛然と腰を使い始める。
「あっ、あっ……!」
もう、止まらない。本当に朝までしちゃうかも。おかしくなってもいい。壊れてもいい。誰も、何も、もう邪魔しないで。存分に彼と愛し合わせて。
「……やっ」
やっぱりそこを見られるのは恥ずかしい。「めちゃくちゃ濡れてる」とでも言われそう。
「俺のを咥えて興奮した?」
やっぱり。手で隠そうとしたら、
「やっ……あぁ!」
熱い舌に舐められた。体が勝手にビクビクと反応してしまう。涼のお返しか、それとも仕返しなのか、いつもより激しい。そんなにされたら、もう――。
「あっ!」
舐められながら、ぬるりと何かが入ってきた。涼の、指? 涼の長くて細いきれいな指が、私の中に侵入してくる。
「はぁ……ん」
ゆっくりと出し入れを繰り返されて、とろけそう。指を入れたまま、涼が体を起こす。
「中、とけてる」
感じている私を見下ろして言った。繊細な動きをする外科医の指が、いやらしい動きで私の中を掻き混ぜている。
「きもち、いいの」
「知ってる」
指のボリュームが増えた。まさか二本入れてる?
「やぁ……んんっ!」
唇が塞がれる。二本の指で激しく掻き混ぜられて、さらにキスされたまま果てた。涼は途中で止めさせたくせに、私だけ。ずるい。
すでにくたくたになってる私に涼が言う。
「これつけて」
袋から取り出したコンドームを渡された。私にできるかな。正しくつけなければ意味がない。責任重大だ。また涼が下になって、私が跨る。彼に手ほどきを受けながら、おずおずとした手つきでコンドームをかぶせていった。ちょっときつくて窮屈そうに見える。ゆるいと抜けてしまうからこれくらいがいいのか。
涼の要求は続く。
「彩が入れて」
「え、私!? このまま?」
私が彼に跨って、入れろと言う。ついさっき、涼のためならなんでもできると思ったばかりだけど、さすがにこれは怖い。口でもあんなにいっぱいいっぱいなのに。
「無理……入らない」
怯えていると、涼がくすっと笑った。
「いつも入ってるだろ」
「こんなの、裂ける」
「大丈夫。俺、外科医だから」
またそれですか。
「今日はお礼してくれるんだろ?」
「うん……」
そうだった。仕方ない。恥ずかしいし怖いけど、涼が喜んでくれるなら。恐る恐る、彼の股間の真上に跨った。
「ここ。さっき、指が入ってたとこ」
涼が指で触れて入口を示す。指の感触を思い出して体がまた熱くなってきた。位置を合わせて、先端をあてがう。あとは私が腰を下ろすだけ。
「んっ……」
入口が押し広げられる。ぬるぬると、彼が入ってきた。
「ほら、簡単に入る」
「簡単じゃ、ない」
すごい圧迫感だ。それでも体重を乗せると、全部呑み込んでしまった。
「ここに、全部入ってるな」
涼が私の下腹部に手を当てる。わかる。ドクンドクンと脈を打っていて、主張が強い。
「彩、後ろに手ついて」
言われるままに涼の脚の外側に両手をつく。体が仰け反る形になった。
「こう?」
「そのまま、脚を開いて」
「や、やだ……」
そんなことをしたら、繋がってるところが涼に丸見えになってしまう。
「じゃあ……」
「あっ」
涼が腰を上下し始めた。ゆっくりとした動きで突き上げられて、じわじわと快感が広がってくる。
「脚広げたら、もっと気持ちいいと思うよ」
甘く淫らな誘惑だった。少しだけ気持ちよくさせておいて、もっとよくなりたいなら脚を広げろだなんて、本当にずるい。そんなの、屈するしかない。私はゆっくりを脚を開いた。
「いい眺め」
「ああっ!」
激しく腰を突き上げてくる。そしてそんなところを見られてる。
「あんっ……! また、イっ……」
さっき指でされたばかりでまだ敏感になってるから、すぐに限界が近づいてきた。こんな、脚を広げて繋がってるところを見つめられながら、何度も突き上げられてる。それを見て楽しそうにしてるんだから、この人は本当にエッチだ。
一旦引き抜かれ、仰向けにされる。涼が上になってまた入ってきた。留まることなく最奥を目指して入ってくる。
「彩……」
一番深いところに彼がいる。今この瞬間が一番好き。ずっとこのままがいい。
「朝まで抱いていい?」
「朝まで!?」
薄笑いを浮かべる彼はどこまで本気なのか。涼が猛然と腰を使い始める。
「あっ、あっ……!」
もう、止まらない。本当に朝までしちゃうかも。おかしくなってもいい。壊れてもいい。誰も、何も、もう邪魔しないで。存分に彼と愛し合わせて。
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