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第1部
フェーズ6-6
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外したコンドームがベッド横のゴミ箱へ投げ入れられる。息を荒くした涼が私の上に倒れ込んできた。私は彼の背中に腕を回してそっと抱きしめた。まだ余韻が続いている。甘く幸せな余韻が。
もっとゆっくり体が慣れていくものだと思ってた。それが、もうこんなに。また、簡単に入ってしまった気がするし。初めてのとき、涼が腰に巻いたバスタオルを外す際に一瞬見えてしまったあの大きさが容易に入るということは、やっぱり?
「私、ガバガバじゃない?」
私の顔のすぐ横で涼が吹き出した。
「なんで?」
「なんか、最初も今日も、すんなり入っちゃった気がするから」
「すんなりってほどでもないけど」
呼吸を整えた涼が体を起こして私を見据えた。
「それは、お前がめちゃくちゃ濡れてるからだ」
かあっと顔が熱くなる。そういえばこの前もそんなこと言われたっけ。
「キスしただけで目がとろんとしちまうんだから」
「そんなことは……」
ない、とは言い切れなくて、余計に恥ずかしい。でもそれは涼のキスが気持ちいいからだ。
「あの、相性は……?」
「もちろん、最高だよ」
「よかった。悪かったら結婚できないかと思った」
「そんなこと心配してたのか」
心配するよ。実際にしてみて涼はどうだっただろうかと、この一週間不安だった。学校のトイレであんな会話があったから、なおさらだった。今日泊まることを提案してくれたのは涼だから、合格はしたはずだと自分を励ましていた。
「あっ……」
涼がまだ乾き切っていない私のそこに触れた。
「一緒にいてこれだけ心地いいんだから、ここの相性も悪いはずがない」
触りながら口づけてくる。これだけでとろけちゃう。
「ん……」
指先で入口を撫でられる。今までもっと大きいのが入ってたんだから、指なんて簡単に入ってしまいそう。それでも涼は撫でるだけで入れようとはしない。
「お前のここは、緩いどころかきつくしまっててすごく気持ちいいよ。その上、とろとろに溶けてるんだからたまらない」
涼が私から指を離した。
「また入れたくなってきた」
「え」
ヘッドボードの側面にある小さな引き出しに手を伸ばす。取り出した黒い小袋は、一枚……ではなく、いっぱい!?
「今日明日でこれくらい使おうか」
束で掴んでる。たっぷり十枚以上はある。私はぶるぶると首を横に振った。
「無理! そんなにしたら壊れちゃう」
「大丈夫。俺、外科医だし」
壊れたら手術して治す? ふざけてる場合か。私のこと大事にしてくれてるんじゃなかったの? と心の中で突っ込みを入れる。冗談を言っているうちに涼はそれをさっさと取り付けて、私の脚を開いた。
「ああぁっ!」
ズブズブと涼が中に入ってくる。まだそんなに時間が経ってないのに、すっかり硬さを取り戻していた。二回目でほぐれてるからか、さっきよりもさらに気持ちよくて、底なしの快感が襲ってくる。
「本当、よくしまる……」
根元まで埋められ、ゆっくりとギリギリまで引き抜かれてから、また一気に埋められる。
「気持ちいいよ、彩」
「私、も……あっ、あっ!」
気持ちいいところをたくさん擦られて突かれて、あっという間にイかされてしまった。治まらないうちに涼が言う。
「後ろから入れたい」
「え、後ろって……」
促されて四つん這いにさせられる。こんな格好、恥ずかしいけど、そう感じている暇はほとんどなかった。
「ああっ!!」
後ろから突き入れられた。前からのときとは当たるところが全然違う。反り返った先端が背中側を擦り上げて、まるで中をえぐられるような感覚がする。
「どう……? こっちもいい?」
「い、いい……」
涼が後ろから私の胸を揉みしだく。手で体を支えているから胸は完全に無防備になっている。それをいいことに揉んだり先端をつまんだり、涼はやりたい放題だ。
「あっ……あっ……」
触られながら突かれて、これ以上ないくらい気持ちいいのに、もっと、もっとと望んでしまう自分が怖い。
「いや……おかしく、なっちゃ……っ」
「またしまってきた……一緒に、イこうか」
さらに強く突き上げられる。体勢を保っているのがやっとだ。
「あっ……ダメ、もう……」
「俺もだ……彩っ……」
すべての力が一気に抜け、崩れ落ちた。
もっとゆっくり体が慣れていくものだと思ってた。それが、もうこんなに。また、簡単に入ってしまった気がするし。初めてのとき、涼が腰に巻いたバスタオルを外す際に一瞬見えてしまったあの大きさが容易に入るということは、やっぱり?
「私、ガバガバじゃない?」
私の顔のすぐ横で涼が吹き出した。
「なんで?」
「なんか、最初も今日も、すんなり入っちゃった気がするから」
「すんなりってほどでもないけど」
呼吸を整えた涼が体を起こして私を見据えた。
「それは、お前がめちゃくちゃ濡れてるからだ」
かあっと顔が熱くなる。そういえばこの前もそんなこと言われたっけ。
「キスしただけで目がとろんとしちまうんだから」
「そんなことは……」
ない、とは言い切れなくて、余計に恥ずかしい。でもそれは涼のキスが気持ちいいからだ。
「あの、相性は……?」
「もちろん、最高だよ」
「よかった。悪かったら結婚できないかと思った」
「そんなこと心配してたのか」
心配するよ。実際にしてみて涼はどうだっただろうかと、この一週間不安だった。学校のトイレであんな会話があったから、なおさらだった。今日泊まることを提案してくれたのは涼だから、合格はしたはずだと自分を励ましていた。
「あっ……」
涼がまだ乾き切っていない私のそこに触れた。
「一緒にいてこれだけ心地いいんだから、ここの相性も悪いはずがない」
触りながら口づけてくる。これだけでとろけちゃう。
「ん……」
指先で入口を撫でられる。今までもっと大きいのが入ってたんだから、指なんて簡単に入ってしまいそう。それでも涼は撫でるだけで入れようとはしない。
「お前のここは、緩いどころかきつくしまっててすごく気持ちいいよ。その上、とろとろに溶けてるんだからたまらない」
涼が私から指を離した。
「また入れたくなってきた」
「え」
ヘッドボードの側面にある小さな引き出しに手を伸ばす。取り出した黒い小袋は、一枚……ではなく、いっぱい!?
「今日明日でこれくらい使おうか」
束で掴んでる。たっぷり十枚以上はある。私はぶるぶると首を横に振った。
「無理! そんなにしたら壊れちゃう」
「大丈夫。俺、外科医だし」
壊れたら手術して治す? ふざけてる場合か。私のこと大事にしてくれてるんじゃなかったの? と心の中で突っ込みを入れる。冗談を言っているうちに涼はそれをさっさと取り付けて、私の脚を開いた。
「ああぁっ!」
ズブズブと涼が中に入ってくる。まだそんなに時間が経ってないのに、すっかり硬さを取り戻していた。二回目でほぐれてるからか、さっきよりもさらに気持ちよくて、底なしの快感が襲ってくる。
「本当、よくしまる……」
根元まで埋められ、ゆっくりとギリギリまで引き抜かれてから、また一気に埋められる。
「気持ちいいよ、彩」
「私、も……あっ、あっ!」
気持ちいいところをたくさん擦られて突かれて、あっという間にイかされてしまった。治まらないうちに涼が言う。
「後ろから入れたい」
「え、後ろって……」
促されて四つん這いにさせられる。こんな格好、恥ずかしいけど、そう感じている暇はほとんどなかった。
「ああっ!!」
後ろから突き入れられた。前からのときとは当たるところが全然違う。反り返った先端が背中側を擦り上げて、まるで中をえぐられるような感覚がする。
「どう……? こっちもいい?」
「い、いい……」
涼が後ろから私の胸を揉みしだく。手で体を支えているから胸は完全に無防備になっている。それをいいことに揉んだり先端をつまんだり、涼はやりたい放題だ。
「あっ……あっ……」
触られながら突かれて、これ以上ないくらい気持ちいいのに、もっと、もっとと望んでしまう自分が怖い。
「いや……おかしく、なっちゃ……っ」
「またしまってきた……一緒に、イこうか」
さらに強く突き上げられる。体勢を保っているのがやっとだ。
「あっ……ダメ、もう……」
「俺もだ……彩っ……」
すべての力が一気に抜け、崩れ落ちた。
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