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第1部
フェーズ3-9
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学校の中庭で愛音とお弁当を食べながら、誕生日プレゼントにルームウェアを買ってもらったことを報告した。涼が選んだワンピースのデザインについて話すと、愛音は明るい笑い声を上げた。
「先生ってば激エロ~」
「選ぶのが早いから不思議には思ってたけど、まさかそういう目で選んでたなんて」
「あのブランドの服を爆買いなんてうらやましいよ。さすが先生だね。私もパーカーを持ってるけど本当に着心地いいから、買ってもらったのは大正解だと思うよ。何よりかわいいし」
何ももらわないつもりだったのに、あんなにたくさん買ってもらってしまった。大事に着よう。
「今年がそういう理由でのルームウェアなら、来年のプレゼントはセクシーな下着かもね」
下着なんて世のカップルたちは普通に贈り合うものなのか。胸のカップサイズを知られてしまうじゃない。そんなの自信ないから困る。
「先生の誕生日はいつなの?」
「二月。バレンタインの次の日」
「悩むねえ。欲しいものは全部自分で買える人だもんね。小遣いもらってる身の高校生があげられるものなんて、たかが知れてるし」
「そうなんだよね」
まだだいぶ先とはいえ、まったく思いつかない。
「となれば、彩をプレゼントするしかないね」
「何言ってるの」
冷ややかな視線を返した。愛音がにやりと笑う。
「先生の誕生日に解禁しちゃいなよ」
「しません」
きっぱりと言い、お弁当の玉子焼きを口に運んだ。
「本当に卒業までしないつもり? 我慢できんの? かっこよくて優しくて大人で、色気もあるし。キスだって絶対うまいでしょ」
「うまいかどうかなんて、わからないよ。他の人としたことないもの」
「とろんとしちゃわない?」
私は思わず黙り込んだ。病院の屋上で濃厚なキスをしたとき、「目がとろんとしてる」と涼に言われたことを思い出したからだ。
「あ、何か思い出してる!」
「思い出してない!」
図星をつかれて、私はむきになって否定した。
誕生日当日は、涼に言われた通り家で家族と過ごした。「付き合って初めての誕生日なのに一緒に過ごさないの?」と、花が不思議そうに訊ねたから涼が言っていたことを話した。すると一緒に聞いていた母共々感動され、「お母さんが先生と結婚したい!」なんて言う始末だ。また涼の株が上がってしまった。
涼からは「誕生日おめでとう」のメッセージが朝届いた。朝からお祝いをしてくれたのはうれしいんだけど、やっぱり会いたかったな、一目でも。
玄関を入って最初のドアを開けると、香ばしい匂いが漂っていた。
「おはよう」
涼はカウンターテーブルのスツールに座っていた。テーブルの上にはコーヒーがあり、手にはいつもの表紙が深海色の医療雑誌だ。邪魔したらいけないかもしれない。それでも私は堪えられなくて抱きついた。
「どうした?」
「誕生日、やっぱり会いたかった」
涼は読みかけだった本をテーブルに置いて、両腕で抱きしめ返してくれた。
「一度きりの十八歳の誕生日だもんな。悪かった」
慰めるように背中をぽんぽんしてくれる。親も大事だけど私にとって涼はもうそれ以上に大事な人なの。私の気持ちをちゃんとわかってくれたのがうれしくて、思わず目頭が熱くなった。
「今日はいっぱい祝おう」
私が頷くと、涼は体を離して優しい眼差しで私を見据えた。
「お詫びになんでもおねだりしていいよ。今ならベッドに誘ってもOK」
思わず吹き出した。
「まだダメなんでしょ」
卒業まで待つって決めたんだから。それ以外でなら、おねだりしちゃおうかな。
「キス、してほしいです」
私が少し身をかがめるだけで、座ったままの涼とキスできそう。彼が私の顔を引き寄せる。そのまましてくれるかと思いきや直前で止まり、涼が訊ねた。
「どんなの?」
すぐ触れそうな距離に彼の唇がある。軽いの、激しいの、いろいろあるけど――。
「映画みたいなやつ」
答えると涼が笑った。そして私が望んだキスを与えてくれた。でも前にしたときと何か違う。変な感じ。物足りない。どうして?
長いキスを終えて、涼が言った。
「冷蔵庫、開けてみて」
不思議に思いながらも開けてみる。中には二十センチ四方くらいの大きさの赤い箱が入っていた。
「これって、ケーキ?」
取り出して見せると、涼が頷いた。
「十八歳おめでとう」
わざわざ用意してくれてたなんて、まさかのサプライズにまた泣きそうになる。当日ではなくても、今日お祝いしてくれるつもりだったんだ。
昨日、仕事が終わってから買いにいこうとしても店は閉まっていたはずだ。きっと今日の朝に買ってきてくれたんだろう。それで今日はもう起きてるんだ。疲れてるのに早起きしてくれたんだね。
私の分のコーヒーも淹れてくれた。さっそく箱から出していただくことにする。イチゴがたくさん載ったデコレーションケーキ、それもホールだ。
「涼、甘いもの苦手じゃなかった?」
「彩が食えるだろ?」
「ええ~」
ケーキは大好きだけど、さすがに多いのでは。今食べて夜も食べれば、なんとかいけるかな。夜のご飯は少なめにしよう。せっかく涼が早起きして私のために買ってきてくれたケーキだ。全部食べたい。
「一口ちょうだい」
私はフォークでケーキを山盛り一杯すくった。涼は嫌そうな顔をしたけど、無理やり口に突っ込んだ。
「先生ってば激エロ~」
「選ぶのが早いから不思議には思ってたけど、まさかそういう目で選んでたなんて」
「あのブランドの服を爆買いなんてうらやましいよ。さすが先生だね。私もパーカーを持ってるけど本当に着心地いいから、買ってもらったのは大正解だと思うよ。何よりかわいいし」
何ももらわないつもりだったのに、あんなにたくさん買ってもらってしまった。大事に着よう。
「今年がそういう理由でのルームウェアなら、来年のプレゼントはセクシーな下着かもね」
下着なんて世のカップルたちは普通に贈り合うものなのか。胸のカップサイズを知られてしまうじゃない。そんなの自信ないから困る。
「先生の誕生日はいつなの?」
「二月。バレンタインの次の日」
「悩むねえ。欲しいものは全部自分で買える人だもんね。小遣いもらってる身の高校生があげられるものなんて、たかが知れてるし」
「そうなんだよね」
まだだいぶ先とはいえ、まったく思いつかない。
「となれば、彩をプレゼントするしかないね」
「何言ってるの」
冷ややかな視線を返した。愛音がにやりと笑う。
「先生の誕生日に解禁しちゃいなよ」
「しません」
きっぱりと言い、お弁当の玉子焼きを口に運んだ。
「本当に卒業までしないつもり? 我慢できんの? かっこよくて優しくて大人で、色気もあるし。キスだって絶対うまいでしょ」
「うまいかどうかなんて、わからないよ。他の人としたことないもの」
「とろんとしちゃわない?」
私は思わず黙り込んだ。病院の屋上で濃厚なキスをしたとき、「目がとろんとしてる」と涼に言われたことを思い出したからだ。
「あ、何か思い出してる!」
「思い出してない!」
図星をつかれて、私はむきになって否定した。
誕生日当日は、涼に言われた通り家で家族と過ごした。「付き合って初めての誕生日なのに一緒に過ごさないの?」と、花が不思議そうに訊ねたから涼が言っていたことを話した。すると一緒に聞いていた母共々感動され、「お母さんが先生と結婚したい!」なんて言う始末だ。また涼の株が上がってしまった。
涼からは「誕生日おめでとう」のメッセージが朝届いた。朝からお祝いをしてくれたのはうれしいんだけど、やっぱり会いたかったな、一目でも。
玄関を入って最初のドアを開けると、香ばしい匂いが漂っていた。
「おはよう」
涼はカウンターテーブルのスツールに座っていた。テーブルの上にはコーヒーがあり、手にはいつもの表紙が深海色の医療雑誌だ。邪魔したらいけないかもしれない。それでも私は堪えられなくて抱きついた。
「どうした?」
「誕生日、やっぱり会いたかった」
涼は読みかけだった本をテーブルに置いて、両腕で抱きしめ返してくれた。
「一度きりの十八歳の誕生日だもんな。悪かった」
慰めるように背中をぽんぽんしてくれる。親も大事だけど私にとって涼はもうそれ以上に大事な人なの。私の気持ちをちゃんとわかってくれたのがうれしくて、思わず目頭が熱くなった。
「今日はいっぱい祝おう」
私が頷くと、涼は体を離して優しい眼差しで私を見据えた。
「お詫びになんでもおねだりしていいよ。今ならベッドに誘ってもOK」
思わず吹き出した。
「まだダメなんでしょ」
卒業まで待つって決めたんだから。それ以外でなら、おねだりしちゃおうかな。
「キス、してほしいです」
私が少し身をかがめるだけで、座ったままの涼とキスできそう。彼が私の顔を引き寄せる。そのまましてくれるかと思いきや直前で止まり、涼が訊ねた。
「どんなの?」
すぐ触れそうな距離に彼の唇がある。軽いの、激しいの、いろいろあるけど――。
「映画みたいなやつ」
答えると涼が笑った。そして私が望んだキスを与えてくれた。でも前にしたときと何か違う。変な感じ。物足りない。どうして?
長いキスを終えて、涼が言った。
「冷蔵庫、開けてみて」
不思議に思いながらも開けてみる。中には二十センチ四方くらいの大きさの赤い箱が入っていた。
「これって、ケーキ?」
取り出して見せると、涼が頷いた。
「十八歳おめでとう」
わざわざ用意してくれてたなんて、まさかのサプライズにまた泣きそうになる。当日ではなくても、今日お祝いしてくれるつもりだったんだ。
昨日、仕事が終わってから買いにいこうとしても店は閉まっていたはずだ。きっと今日の朝に買ってきてくれたんだろう。それで今日はもう起きてるんだ。疲れてるのに早起きしてくれたんだね。
私の分のコーヒーも淹れてくれた。さっそく箱から出していただくことにする。イチゴがたくさん載ったデコレーションケーキ、それもホールだ。
「涼、甘いもの苦手じゃなかった?」
「彩が食えるだろ?」
「ええ~」
ケーキは大好きだけど、さすがに多いのでは。今食べて夜も食べれば、なんとかいけるかな。夜のご飯は少なめにしよう。せっかく涼が早起きして私のために買ってきてくれたケーキだ。全部食べたい。
「一口ちょうだい」
私はフォークでケーキを山盛り一杯すくった。涼は嫌そうな顔をしたけど、無理やり口に突っ込んだ。
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