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第1部
フェーズ1-6
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梅雨に入った六月のある日のことだった。愛音は朝から機嫌が悪かった。
「昨夜は寝てたとしても、朝になっても返事よこさないなんておかしくない?」
彼氏と昨夜から連絡が取れないらしい。返信がなく、しびれを切らして電話をかけてみるも電源が入っていないようだった。
午前の授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると、すぐに愛音は携帯電話を持って廊下に出ていった。朝は「浮気だったら即別れる!」とまで言って怒りをあらわにしていたものの、何かあったのではないかと若干心配し始めていた。
大学の学園祭のときは仲睦まじかった二人だ。ケンカをしたとか、彼への不満の類の話も今までに聞いたことがない。彼が愛音を無視しているとは考えにくい。私も思う。何かあったのではないかと。急病で倒れたりしてなければいいけど。
教室に戻ってきた愛音は、大きく動揺していた。
「事故にあったんだって、昨夜、バイクで……」
「事故!? 大丈夫なの?」
「救急車で病院に運ばれて、手術したって。今朝、一般病棟にうつったらしいんだけど」
まさかそんなことになっていたとは。しかも手術とは大ごとだ。
「彩、一緒に病院行ってくれる? 臨海総合病院」
「うん、もちろん」
本当はすぐにでも病院に駆けつけたいところだろう。すでに一般病棟にうつったということだし、電話の声は元気だったからと、お見舞いには放課後に行くことになった。少なくとも命の危険はなさそうだけど、私も心配だ。
病室のベッドに横たわった瀬谷さんは、あちこちに巻かれた包帯と手足のギプスが痛々しかった。複数カ所の骨折と腹部外傷の重傷で、一カ月は入院しなければならないらしい。
「心配かけてごめん」
「もう、こっちの寿命が縮んだよ」
「だからごめんて。彩ちゃんも、わざわざきてくれてありがとね」
「いえ、安静にしてしっかり治してくださいね」
「ありがとう」
ベッドのネームプレートに目をやった。担当医の欄に涼の名前が書かれている。やっぱり。そんな気がしてたんだ。
「お花、飾りますね」
近くの花屋で花束を買ってきていた。サイドテーブルの上に置かれていた空の花瓶を取り、病室を出た。
ナースステーションの前を通って給湯室に入る。流し台で花瓶に水を汲んでいると、視界の隅に人が立ったのがわかった。
「あいつ、友だち? 大学生だろ」
涼だった。白衣のポケットに手を突っ込み、私の隣に並んでいる。ナースステーションにいたのかな。こんなにタイミングよく会えるとは思わなかった。
「愛音……友だちの彼氏」
花を花瓶に差しながら答えた。
「ああ、あの子か」
愛音のことを憶えてるんだ。私のお見舞いにきてくれたときに二人は顔を合わせて話もしている。愛音は顔のいい涼の前でやたらはしゃいでいたから、記憶に残っているのかもしれない。
「涼が手術したの?」
「そ。昨夜、救急搬送されてきたから」
真っ白な白衣が眩しい。背の高い涼には白衣がよく似合う。かっこよくてドキドキする。外来のときは椅子に座ったままだから、こうして白衣姿の全身を見るのは入院していたとき以来だ。
「涼はやっぱり白衣が似合うね」
「惚れ直した?」
にやりと笑って涼が言った。秘密なのにそんなこと言って、誰かに聞かれたらどうするの。でも、私も人のこと言えない。今のはまずかった。呼び捨てにするのも白衣姿を褒めるのも、こんな誰が聞いてるかわからない場所ではご法度だ。
惚れ直すのは本当かもしれない。こんなに白衣が似合う人、他には絶対にいないと思うくらい。いつまでもずっと見ていたい。
「病棟、懐かしいだろ」
「は、い。入院してたのがすごく前のことみたい、です。まだ二カ月しか経ってないのに」
ぎこちない敬語に、涼が小さく笑った。
「急に敬語」
「だって……」
背後でコンコンと壁をノックする音がした。驚いて振り向くと、正木さんが廊下から給湯室を覗いていた。
「じゃ、お大事に」
他人行儀になって短く言い、涼は出ていった。正木さんが去っていく彼に意味ありげな視線を向けている。私は花を活けた花瓶を持ち、正木さんに駆け寄った。
「こんにちは。正木さんもお見舞いですか?」
「うん。彩ちゃん、あの医者と知り合い? なんか、親しそうに見えたんだけど」
「私が手術したときの担当の先生なんです」
実際にそうだ。担当医なら久しぶりに顔を合わせたからと、ちょっと挨拶するのは不自然ではないはずだ。
「え、手術したの? 病気?」
「はい。でももうすっかり元気ですから」
「そっか。ならよかった」
正木さんはいつからいたんだろう。話を聞かれてなければいいのだけど。
まだ病院に残ると言う愛音をおいて、私は先に帰ることにした。正木さんも一緒だ。
「さっきの医者ってさあ、独身?」
玄関ロビーを出て、ロータリーの歩道を歩きながら正木さんが訊ねてきた。
「さ、さあ? 指輪は、してないみたいですけど」
もちろん涼は独身なのだけど、とぼけるしかない。なんでそんなこと訊くんだろう。やっぱりさっきの会話を聞かれていたのか。内心かなり焦っていると、正木さんが鋭く質問した。
「彩ちゃんの彼氏って、医大生じゃなくてあいつだったりして?」
とたんに心臓が飛び出しそうになった。
「そんなわけないじゃないですか!」
「なんとなく、彩ちゃんのあいつを見る目が恋してるように見えたんだよねえ」
血の気がサーっと引いていくのがわかった。
「気のせいです!」
「まあ、顔はいいからな。俺には負けるけど。担当医だったんだし、ちょっとときめいちゃうくらいは仕方ないか。彩ちゃんて面食いだね」
にっこりと笑って正木さんは言った。本当に私が涼の外見にときめいてるだけと思われてるならいいのだけど。高校生の私と、あんな大人で落ち着いた外科医の涼が付き合ってるなんて、まさか本気では考えていないはず。それでも正木さんの笑顔に裏がある気がして、私はひやひやしていた。
どうしよう、どうしよう。正木さんに疑われてる。どうしたらいいの。朝のホームルームが始まる前、私は廊下の窓際で悶々としていた。クラスメイトたちに交じって登校してきた愛音が、心配した様子で私に声をかけてきた。
「ヒロくんから聞いたよ、正木さんのこと。彩に本気かもしれないって。髪を切ったのもそのせいだろうって。昨日あれから大丈夫だった?」
愛音は瀬谷さんのことを「ヒロくん」と呼ぶ。下の名前が「ヒロト」さんだからだ。
「涼のこと、バレちゃったかも」
「え、なんで?」
「涼と話してるところにちょうど正木さんがきて、話を聞かれたみたいで」
「いちゃつくからよ」
呆れ気味に愛音が言った。
「話してただけ」
あまり自信がなくて小声になった。いちゃついてた、つもりはない。
「先生に相談してみたら。本当にバレちゃったら、ヤバいんでしょ」
そう、とても困る。相談したほうがいいかもしれない。涼ならいい対応策を提案してくれるかもしれない。今後また病院で顔を合わせた際に気をつけてもらうためにも。もちろん私も気をつける。壁に耳ありだ。昨日はうかつだった。
「正木さんが彩に本気なら、バレたとしても彩が困るようなことはしないとは思うけどね」
「それはそれで困る」
「あーでも、先生の反応は気になるなあ。正木さんにヤキモチ焼くかな?」
「妬かないと思う」
「大学生なんて眼中にないか」
「そういうことじゃなくて……」
大人な涼は、やきもちなんて焼かないと思う。それどころか、「学生同士で付き合いたければ乗り換えていいよ」とでもあっさり言いそう。付き合い始めた頃にそんなことを言われた。私が不安になる理由のひとつだ。私が好きなほど、涼はきっと私のことを好きではない。
「昨夜は寝てたとしても、朝になっても返事よこさないなんておかしくない?」
彼氏と昨夜から連絡が取れないらしい。返信がなく、しびれを切らして電話をかけてみるも電源が入っていないようだった。
午前の授業の終わりを告げるチャイムが鳴ると、すぐに愛音は携帯電話を持って廊下に出ていった。朝は「浮気だったら即別れる!」とまで言って怒りをあらわにしていたものの、何かあったのではないかと若干心配し始めていた。
大学の学園祭のときは仲睦まじかった二人だ。ケンカをしたとか、彼への不満の類の話も今までに聞いたことがない。彼が愛音を無視しているとは考えにくい。私も思う。何かあったのではないかと。急病で倒れたりしてなければいいけど。
教室に戻ってきた愛音は、大きく動揺していた。
「事故にあったんだって、昨夜、バイクで……」
「事故!? 大丈夫なの?」
「救急車で病院に運ばれて、手術したって。今朝、一般病棟にうつったらしいんだけど」
まさかそんなことになっていたとは。しかも手術とは大ごとだ。
「彩、一緒に病院行ってくれる? 臨海総合病院」
「うん、もちろん」
本当はすぐにでも病院に駆けつけたいところだろう。すでに一般病棟にうつったということだし、電話の声は元気だったからと、お見舞いには放課後に行くことになった。少なくとも命の危険はなさそうだけど、私も心配だ。
病室のベッドに横たわった瀬谷さんは、あちこちに巻かれた包帯と手足のギプスが痛々しかった。複数カ所の骨折と腹部外傷の重傷で、一カ月は入院しなければならないらしい。
「心配かけてごめん」
「もう、こっちの寿命が縮んだよ」
「だからごめんて。彩ちゃんも、わざわざきてくれてありがとね」
「いえ、安静にしてしっかり治してくださいね」
「ありがとう」
ベッドのネームプレートに目をやった。担当医の欄に涼の名前が書かれている。やっぱり。そんな気がしてたんだ。
「お花、飾りますね」
近くの花屋で花束を買ってきていた。サイドテーブルの上に置かれていた空の花瓶を取り、病室を出た。
ナースステーションの前を通って給湯室に入る。流し台で花瓶に水を汲んでいると、視界の隅に人が立ったのがわかった。
「あいつ、友だち? 大学生だろ」
涼だった。白衣のポケットに手を突っ込み、私の隣に並んでいる。ナースステーションにいたのかな。こんなにタイミングよく会えるとは思わなかった。
「愛音……友だちの彼氏」
花を花瓶に差しながら答えた。
「ああ、あの子か」
愛音のことを憶えてるんだ。私のお見舞いにきてくれたときに二人は顔を合わせて話もしている。愛音は顔のいい涼の前でやたらはしゃいでいたから、記憶に残っているのかもしれない。
「涼が手術したの?」
「そ。昨夜、救急搬送されてきたから」
真っ白な白衣が眩しい。背の高い涼には白衣がよく似合う。かっこよくてドキドキする。外来のときは椅子に座ったままだから、こうして白衣姿の全身を見るのは入院していたとき以来だ。
「涼はやっぱり白衣が似合うね」
「惚れ直した?」
にやりと笑って涼が言った。秘密なのにそんなこと言って、誰かに聞かれたらどうするの。でも、私も人のこと言えない。今のはまずかった。呼び捨てにするのも白衣姿を褒めるのも、こんな誰が聞いてるかわからない場所ではご法度だ。
惚れ直すのは本当かもしれない。こんなに白衣が似合う人、他には絶対にいないと思うくらい。いつまでもずっと見ていたい。
「病棟、懐かしいだろ」
「は、い。入院してたのがすごく前のことみたい、です。まだ二カ月しか経ってないのに」
ぎこちない敬語に、涼が小さく笑った。
「急に敬語」
「だって……」
背後でコンコンと壁をノックする音がした。驚いて振り向くと、正木さんが廊下から給湯室を覗いていた。
「じゃ、お大事に」
他人行儀になって短く言い、涼は出ていった。正木さんが去っていく彼に意味ありげな視線を向けている。私は花を活けた花瓶を持ち、正木さんに駆け寄った。
「こんにちは。正木さんもお見舞いですか?」
「うん。彩ちゃん、あの医者と知り合い? なんか、親しそうに見えたんだけど」
「私が手術したときの担当の先生なんです」
実際にそうだ。担当医なら久しぶりに顔を合わせたからと、ちょっと挨拶するのは不自然ではないはずだ。
「え、手術したの? 病気?」
「はい。でももうすっかり元気ですから」
「そっか。ならよかった」
正木さんはいつからいたんだろう。話を聞かれてなければいいのだけど。
まだ病院に残ると言う愛音をおいて、私は先に帰ることにした。正木さんも一緒だ。
「さっきの医者ってさあ、独身?」
玄関ロビーを出て、ロータリーの歩道を歩きながら正木さんが訊ねてきた。
「さ、さあ? 指輪は、してないみたいですけど」
もちろん涼は独身なのだけど、とぼけるしかない。なんでそんなこと訊くんだろう。やっぱりさっきの会話を聞かれていたのか。内心かなり焦っていると、正木さんが鋭く質問した。
「彩ちゃんの彼氏って、医大生じゃなくてあいつだったりして?」
とたんに心臓が飛び出しそうになった。
「そんなわけないじゃないですか!」
「なんとなく、彩ちゃんのあいつを見る目が恋してるように見えたんだよねえ」
血の気がサーっと引いていくのがわかった。
「気のせいです!」
「まあ、顔はいいからな。俺には負けるけど。担当医だったんだし、ちょっとときめいちゃうくらいは仕方ないか。彩ちゃんて面食いだね」
にっこりと笑って正木さんは言った。本当に私が涼の外見にときめいてるだけと思われてるならいいのだけど。高校生の私と、あんな大人で落ち着いた外科医の涼が付き合ってるなんて、まさか本気では考えていないはず。それでも正木さんの笑顔に裏がある気がして、私はひやひやしていた。
どうしよう、どうしよう。正木さんに疑われてる。どうしたらいいの。朝のホームルームが始まる前、私は廊下の窓際で悶々としていた。クラスメイトたちに交じって登校してきた愛音が、心配した様子で私に声をかけてきた。
「ヒロくんから聞いたよ、正木さんのこと。彩に本気かもしれないって。髪を切ったのもそのせいだろうって。昨日あれから大丈夫だった?」
愛音は瀬谷さんのことを「ヒロくん」と呼ぶ。下の名前が「ヒロト」さんだからだ。
「涼のこと、バレちゃったかも」
「え、なんで?」
「涼と話してるところにちょうど正木さんがきて、話を聞かれたみたいで」
「いちゃつくからよ」
呆れ気味に愛音が言った。
「話してただけ」
あまり自信がなくて小声になった。いちゃついてた、つもりはない。
「先生に相談してみたら。本当にバレちゃったら、ヤバいんでしょ」
そう、とても困る。相談したほうがいいかもしれない。涼ならいい対応策を提案してくれるかもしれない。今後また病院で顔を合わせた際に気をつけてもらうためにも。もちろん私も気をつける。壁に耳ありだ。昨日はうかつだった。
「正木さんが彩に本気なら、バレたとしても彩が困るようなことはしないとは思うけどね」
「それはそれで困る」
「あーでも、先生の反応は気になるなあ。正木さんにヤキモチ焼くかな?」
「妬かないと思う」
「大学生なんて眼中にないか」
「そういうことじゃなくて……」
大人な涼は、やきもちなんて焼かないと思う。それどころか、「学生同士で付き合いたければ乗り換えていいよ」とでもあっさり言いそう。付き合い始めた頃にそんなことを言われた。私が不安になる理由のひとつだ。私が好きなほど、涼はきっと私のことを好きではない。
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