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ULTIMATE〜THE CROSS
ULTIMATE〜THE CROSS第11話
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主要登場人物一覧
峡睦也(24)…7代目主人公 礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 隊士長 (警衛庁から出向中)
高塚晃大(28)…警察庁特捜部理事官代理 警視
菊島龍平(25)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 隊士長(警衛庁東北方面隊山形地区保安中隊から出向中)
西倉瞬(26)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 二等海上保安士(海上保安庁第三管区海上保安本部)
徳馬大輔(29)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 警部補 (神奈川県警察から出向中)
高崎翔祐(24)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 警部補 (警視庁から出向中)
都築崇人(46)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令(警衛庁から出向中)幕僚補
館前浩二(55)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令補佐官 (警視庁から出向中)警視正
中野凱翔(47)…礁耶島特別合同守衛総合基地管理官(警衛庁から出向中)1等幹士
相藤仁哉(42)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群主任指揮官(警衛庁から出向中)衛幹
藤原紀之(42)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群主任指揮官(兵庫県警察から出向中) 警部補
増井陸哉(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属新隊員教務官(警衛庁から出向中)衛幹
紀周龍友(37)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属 新隊員教務官(警衛庁から出向中)2等幹士
戸塚翔甫(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警視庁から出向中)警部補
竜篤太(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警衛庁から出向中)隊士官
剣城瑛真(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長 警視正(警察庁から出向中)
筒井秀武(48)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長補佐官 警部(千葉県警察から出向中)
蔵持寿久(55)…警衛庁特殊科陸上特警隊 主任指揮官 2等幹士
宮林亮人(40)…警察庁特捜部 理事官 警視
階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
階級(海上保安庁)
三等海上保安士→二等海上保安士→一等海上保安士→三等海上保安正→二等海上保安正→一等海上保安正→三等海上保安監→二等海上保安監→一等海上保安監 →海上保安監→次長→海上保安庁長官
…………………………………………………………………
「龍炎 アジト前に到着しました。指示願います」
「白豪 アジト前に到着。峡、俺がよしと言ったら突入だ。時差を与えずにやる。気抜くなよ」
「わかりました」
無線機を手に峡は事務所を見ながら軽くため息を吐いた。
「緊張してるんですか?」
森本に言われ峡は軽く微笑んだ。
「してないって言ったら嘘になります。してない方がおかしいっしょ?」
そう言うと峡はポケットからガムを取り出した。
その頃
高塚は拳銃に目をやりながら突入の機会を伺っていた。
「いつ突入を?」
「人の気配を感じたらだ。静かにその時を待つのみだ。」
そう言うと高塚は息を殺しながら事務所に目をやった。
その時だった宮林から電話がかかってきた。
「理事官からだ。離脱する。頼んだ」
近くにいた捜査員に言うと高塚はスマホを片耳に近づけながら歩き出した。
「お疲れ様です。高塚です。」
「白豪への突入作戦は順調か?」
「もうすぐ突入予定です。」
「そうか。龍炎への突入は避けたんだろうな?さっき部長から言われた。どうなんだ?」
「この事件の指揮権は私にあります。全ての責任は私が背負います。」
「突入させるなんて言わんだろうな?知らんぞ。一生後悔することになっても。お前のその勝手な独断のせいで死ぬはずのなかった人間が死ぬことになっても。」
「脅しですか?部長に言っておいてください。これより独断で作戦を実行すると。私の警察官人生全てを捧げると」
「こんなことに捧げていいのか?よーく考えろよ。」
「では失礼します」
そう言うと高塚はそのまま電話を切った。
「理事官、いいんですか?」
横で電話を聞いていた捜査員が聞いた。
「いいわけねーだろあの野郎。すぐに天湾に向かうぞ。準備しろ」
「わかりました」
宮林が怒鳴ると周りにいた捜査員らが一斉に動き出した。
「司令。動き出しました」
宮林らを見張っていた館前はすぐに都築に連絡した。
「そうか。追尾しろ必ず見逃すな。」
「わかりました。」
電話を切ると館前は隣にいた中野に目をやった。
「すぐに部隊を動かす。」
「わかりました。」
中野はそのまま館前に軽く敬礼すると部隊司令室に向かった。
「人影を確認しました。高塚 警視」
「わかった。」
捜査員に言われ高塚はすぐに無線機を手に取った。
「峡、聞こえるか?」
「感度いいっす。どうしました?」
「同時に突入するぞ。準備はできてるか?」
「いつでも!」
「3秒カウントする。いくぞ」
「はい」
「3」
「2」
「1」
「GO」
高塚が叫ぶと同時に峡はそのまま龍炎のアジトに突入した。
「警察だー。薬物使用疑惑の容疑でガサ入れを行う。そのまま動くな」
先頭にいた警察官が怒鳴ると男たちはゆっくりとその場で立ち上がった。
「薬物使用疑惑?」
峡は横にいた警察官に小声で聞いた。
「こないだ、天湾で大きな薬物騒動があったんです。その騒動の首謀者としてここの龍炎のメンバー数人を逮捕しましてね。今回はその捜査の継続ということにした方が上手くいくのでは?と思って」
「なるほど。それでいきましょう」
峡が話していると発砲音と共に近くにいた高崎の左足に銃弾が命中した。
「高崎、おいしっかりしろ」
徳馬が叫ぶと高崎は足を抑えながらうずくまった。
「おのれ~、やんぞごら」
そう怒鳴りながら徳馬はメンバーらに殴りかかった。
それを皮切りに峡らと龍炎の衝突が幕を開けた。
峡睦也(24)…7代目主人公 礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 隊士長 (警衛庁から出向中)
高塚晃大(28)…警察庁特捜部理事官代理 警視
菊島龍平(25)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 隊士長(警衛庁東北方面隊山形地区保安中隊から出向中)
西倉瞬(26)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 二等海上保安士(海上保安庁第三管区海上保安本部)
徳馬大輔(29)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 警部補 (神奈川県警察から出向中)
高崎翔祐(24)…礁耶島特別合同守衛総合基地 第1機動作戦群所属 候補士 警部補 (警視庁から出向中)
都築崇人(46)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令(警衛庁から出向中)幕僚補
館前浩二(55)…礁耶島特別合同守衛総合基地司令補佐官 (警視庁から出向中)警視正
中野凱翔(47)…礁耶島特別合同守衛総合基地管理官(警衛庁から出向中)1等幹士
相藤仁哉(42)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群主任指揮官(警衛庁から出向中)衛幹
藤原紀之(42)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群主任指揮官(兵庫県警察から出向中) 警部補
増井陸哉(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属新隊員教務官(警衛庁から出向中)衛幹
紀周龍友(37)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属 新隊員教務官(警衛庁から出向中)2等幹士
戸塚翔甫(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警視庁から出向中)警部補
竜篤太(35)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群所属(警衛庁から出向中)隊士官
剣城瑛真(43)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長 警視正(警察庁から出向中)
筒井秀武(48)…礁耶島特別合同守衛総合基地第1機動作戦群長補佐官 警部(千葉県警察から出向中)
蔵持寿久(55)…警衛庁特殊科陸上特警隊 主任指揮官 2等幹士
宮林亮人(40)…警察庁特捜部 理事官 警視
階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
階級(海上保安庁)
三等海上保安士→二等海上保安士→一等海上保安士→三等海上保安正→二等海上保安正→一等海上保安正→三等海上保安監→二等海上保安監→一等海上保安監 →海上保安監→次長→海上保安庁長官
…………………………………………………………………
「龍炎 アジト前に到着しました。指示願います」
「白豪 アジト前に到着。峡、俺がよしと言ったら突入だ。時差を与えずにやる。気抜くなよ」
「わかりました」
無線機を手に峡は事務所を見ながら軽くため息を吐いた。
「緊張してるんですか?」
森本に言われ峡は軽く微笑んだ。
「してないって言ったら嘘になります。してない方がおかしいっしょ?」
そう言うと峡はポケットからガムを取り出した。
その頃
高塚は拳銃に目をやりながら突入の機会を伺っていた。
「いつ突入を?」
「人の気配を感じたらだ。静かにその時を待つのみだ。」
そう言うと高塚は息を殺しながら事務所に目をやった。
その時だった宮林から電話がかかってきた。
「理事官からだ。離脱する。頼んだ」
近くにいた捜査員に言うと高塚はスマホを片耳に近づけながら歩き出した。
「お疲れ様です。高塚です。」
「白豪への突入作戦は順調か?」
「もうすぐ突入予定です。」
「そうか。龍炎への突入は避けたんだろうな?さっき部長から言われた。どうなんだ?」
「この事件の指揮権は私にあります。全ての責任は私が背負います。」
「突入させるなんて言わんだろうな?知らんぞ。一生後悔することになっても。お前のその勝手な独断のせいで死ぬはずのなかった人間が死ぬことになっても。」
「脅しですか?部長に言っておいてください。これより独断で作戦を実行すると。私の警察官人生全てを捧げると」
「こんなことに捧げていいのか?よーく考えろよ。」
「では失礼します」
そう言うと高塚はそのまま電話を切った。
「理事官、いいんですか?」
横で電話を聞いていた捜査員が聞いた。
「いいわけねーだろあの野郎。すぐに天湾に向かうぞ。準備しろ」
「わかりました」
宮林が怒鳴ると周りにいた捜査員らが一斉に動き出した。
「司令。動き出しました」
宮林らを見張っていた館前はすぐに都築に連絡した。
「そうか。追尾しろ必ず見逃すな。」
「わかりました。」
電話を切ると館前は隣にいた中野に目をやった。
「すぐに部隊を動かす。」
「わかりました。」
中野はそのまま館前に軽く敬礼すると部隊司令室に向かった。
「人影を確認しました。高塚 警視」
「わかった。」
捜査員に言われ高塚はすぐに無線機を手に取った。
「峡、聞こえるか?」
「感度いいっす。どうしました?」
「同時に突入するぞ。準備はできてるか?」
「いつでも!」
「3秒カウントする。いくぞ」
「はい」
「3」
「2」
「1」
「GO」
高塚が叫ぶと同時に峡はそのまま龍炎のアジトに突入した。
「警察だー。薬物使用疑惑の容疑でガサ入れを行う。そのまま動くな」
先頭にいた警察官が怒鳴ると男たちはゆっくりとその場で立ち上がった。
「薬物使用疑惑?」
峡は横にいた警察官に小声で聞いた。
「こないだ、天湾で大きな薬物騒動があったんです。その騒動の首謀者としてここの龍炎のメンバー数人を逮捕しましてね。今回はその捜査の継続ということにした方が上手くいくのでは?と思って」
「なるほど。それでいきましょう」
峡が話していると発砲音と共に近くにいた高崎の左足に銃弾が命中した。
「高崎、おいしっかりしろ」
徳馬が叫ぶと高崎は足を抑えながらうずくまった。
「おのれ~、やんぞごら」
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