ULTIMATE〜season26 後編(2121)SEALs 精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比 第22話

主要登場人物一覧
佐倉綾斗(26)…6代目主人公 日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(警視庁から出向中)巡査部長
呉航汰(30)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(大阪府警察から出向中)巡査部長
都築崇人(26)…日本法衛庁関東地方総監本部長所属兼専従班長(警衛庁から出向中)将補
亜川達也(30)…日本法衛庁外務部所属兼専従班副班長(警察庁から出向中)警部
倉橋八穂季(38)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(神奈川県警察から出向中) 巡査部長
中野凱翔(27)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)3等隊士
相藤仁哉(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)準等隊士
藤原紀之(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(兵庫県警察から出向中) 巡査
藤ヶ谷慶斗(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊長 (警衛庁から出向中)隊士長
磯城野大弥(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊長(警衛庁から出向中)隊士長
成嶋智輝(43)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第3隊所属 兼専従班(警衛庁から出向中)隊士長
中将一郎(57)…日本法衛庁長官(警衛庁から出向中) 幕僚長
梶唯我(57)…日本法衛庁副長官 (警衛庁から出向中) 幕僚官
伏見儀武(55)…日本法衛庁第2管区機動警戒班基地司令 (警衛庁から出向中) 隊将
緋鷺徹哉(46)…日本法衛庁外務部理事官(警察庁から出向中)  警視正
凪岡智康(40)…警衛庁警務隊管理官 2等幹士
眞田豪介(38)…警衛庁警務隊主任 衛幹
土井彰人(38)…警視庁捜査一課 巡査部長
根室昌磨(28)…警視庁捜査一課 巡査部長
九池篤志(30)…九池警備保証株式会社長
藍野孝輔(28)…九池警備保証株式会社社長秘書

九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(48)…身辺警護課長
井戸雄也(38)…専従警護員
長嶺透也(35)…専従警護員
河田良秀(30)…専従警護員

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
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「何言ってんすか。そんなの無茶っすよ」
佐倉から話を聞くなり武大が声を荒らげた。「まー確かに無茶だよなー。それはそうだ」
そう言いながら呉は笑みを見せた。
「それにまだ正式に指示おりてないですし、勝手な行動は懲戒処分対象になりますよ」
武大が言うと佐倉は武大に右手をさしだした。
「なら、チャカ貰うわ。貸せ。協力できねーんだろ？」
佐倉が言うと武大は俯いた。
「別に怒ってねーよ。懲戒処分とかこわぇーよな。その気持ちはわかる。将来に響くもんな。でもな、武大これだけは覚えとけ。規則守ってちゃ守れねー命だってあんだよ。それだけは覚えとけ。俺ら現場の人間は時には、規則を破ることも必要なんだ。それだけは頭に入れとけ。」
そう言うと佐倉はそのまま武大から拳銃を奪った。
「よし、呉やるか」
佐倉が言うと呉は車から出ようとする佐倉をとめた。
「このまま車内で待機しよう。人数が足りなさすぎる。下手に正面から行っても終わるだけだ。それに一応俺ら指名手配されてんだから、警務隊から。だからこれぐらいつけとけって」
そう言うと呉は佐倉にサングラスを渡した。
「おっ、あざーす。ってなんかカッケーな。これ」
佐倉が言うと呉は笑みを見せた。
「だろ？舐めんなよ俺のセンス笑笑」
佐倉と呉が車内で話している中、警務隊管理施設で動きがあった。
「これより、都築の護送を開始する。目標地点は法務院。現在時刻2130。到着予定時刻2230。」
警務隊員らは武装しながら都築を警務隊用トラックに乗せた。
「周囲警戒180実行せよ。」
「了解」
1人の警務隊員が銃を携行しながら周囲に目をやった。
それを見て車内にいた佐倉達は急いで隠れた。
「不審物確認無し。これより移動を開始してください」
「了解」
警務隊員らはそのまま都築を乗せたトラックに乗るとトラックはそのまま管理施設から走り出した。
「よし、すぐに追跡すっぞ」
呉が言うと佐倉は後部座席にいた武大に目をやった。
「おい、武大。お前はここでおりろ。」
「え？」
「怖いんだろ？懲戒処分が。言ってたろ？さっさと下りろよ。」
佐倉が言うと武大は数秒間黙り続けた。
「おい聞こえてんのか？おりろ。」
佐倉が怒鳴ると呉は佐倉に目を向けた。
「このまま追跡する。運転かわれ。」
呉に言われ佐倉は車からおりた。そのまま助手席に移動した。
「呉、お前そのまま追跡できっか？俺、武大とちょっと話すことあっから。すぐに戻れると思う。」
「わかった。」
呉が言うと佐倉と武大は車からおりた。
佐倉と武大をおろした呉はそのまま警務隊トラックの追跡を開始した。