ULTIMATE〜season14 (2063) 国防最前線

壱暉

文字の大きさ
上 下
5 / 7
ULTIMATE〜国防最前線

ULTIMATE〜国防最前線第4話

しおりを挟む
主要登場人物一覧
望月輝人(37)…3代目主人公 国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊長
片倉陵(32)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊主任
河内慶六(34)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員主任
永井大介(30)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
浦渼祐輝(44)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
海野崇(25)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
北海遼(23)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
赤木龍一(58)…国家保安庁3代目長官
 ……………………………………………………………
「よし出発するか」
昼前、望月らは簡単な作戦会議を終え総監本部を出発した。
廊下を歩いていると何やらいつもより騒がしかった。
「何かあったのか?」
河内は近くを歩いていた隊員に声をかけた。
「亜細亜連合総長の永倉仁が何者かに狙撃されまして、その事についてこれから警察庁との合同で国家保安庁も捜査に乗り出すとの事です」
「何だと?」
河内らが喋っていると遠くから後ろに男たちを引き連れた一人の男がやってきた。
「なんだ?あいつ」
河内がつぶやくと北海がすぐに頭を下げた。
「参謀部長の矢田健一さんですよ。早く頭下げてください」
北海が言うと望月らは慌てて頭を下げた。
「赤木が作った新しい部署の連中か?」
矢田が望月に声をかけた。
「はい。特例組織機動急襲捜査部隊です。」
「そうか。これから第8会議室で捜査本部が開かれる。お前らもこい。」
そう言うと矢田はそのまま歩き出した。
「お、俺ら捜査本部出れんのか?すげー」
北海が言うと海野が言った。
「何浮かれてんだよ。どうせ、下っ端の仕事しかさせてもらえねーだろ」
第8会議室に着くと
既に多くの人数が集まっていた。
その中には、スーツを着た男たちの姿もあった。
「国家保安庁参謀部の矢田です。」
「警察庁特捜部の村上だ。」
「我々、捜査に関しては、素人同然なんでどうかお手柔らかに笑笑」
矢田が言うと村上は近くの席に腰掛けた。
「なぜ捜査本部が国保に設置されるんだ?普通、警察だろ。」
「長官が入室されます。」
秘書官の言葉にその場にいた国保隊員らは一斉に敬礼した。
「おい、なんでポリは頭下げねーんだよ」
海野が呟いた。
「警察からしたらどっかの知らねーおっさんと一緒だからな。国保長官なんて」
浦渼が答えた。
赤木が席に着くと秘書官は再び声を上げた。
「総員、休め」
その言葉を合図に隊員らは席に着いた。
「お前らも席につけ」
村上が言うと警察官らも席についた。
「これより警察、国家保安庁の合同での捜査会議を始める。速やかに永倉を射殺した犯人を見つけ出し亜連が騒ぎ出すのを防ぐ。これが最大目標だ。」
赤木が言うと村上はゆっくりと立ち上がった。
「警察側での主導でこれから捜査を進めていきます。国家保安庁の方々には、亜連の動向調査を頼めますか?」
村上が言うと矢田が席から立ち上がった。
「もちろん。捜査に関してはそちらの方がプロなんでね」
そう言うと矢田は赤木に目をやった。
赤木が頷くと矢田は村上に頭を下げた。
「よろしくお願いいたします」
矢田が言うと村上は軽く頭を下げた。
しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

天使様は愛されたい

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:5

自閉症スペクトラム障害の日記

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

必ず会いに行くから、どうか待っていて

BL / 連載中 24h.ポイント:569pt お気に入り:80

君との距離

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

母のインターセックス告白

エッセイ・ノンフィクション / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

処理中です...