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ULTIMATE〜日本防衛戦線

ULTIMATE〜日本防衛戦線第2話

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登場人物一覧
大石慶敬(21)…4代目主人公 国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
豊島敦也(21)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
新屋智輝(21)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
甲賀彪馬(22)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
大野義也(28)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
日野悠矢(30)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 機動員
村島陽斗(26)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士
勝村有人(33)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班所属 操縦士
海野崇(38)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班副班長 
浦渼祐輝(57)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊第1班班長
北海遼(36)…国家保安庁特殊空衛団特別作戦攻撃部隊長
河内慶六(47)…国家保安庁特殊空衛団長
睦月陸(44)…国家保安庁特殊空衛団管理官
 ……………………………………………………………
「ここであってるんよな?」
第2庁舎を見上げながら大石が呟いた。
「ここ……だろ。」
そう言うと豊島はスマホを手にした。
特別作戦攻撃部隊への異動命令を受け、大石と豊島は第2庁舎を訪れていた。
彼らにとって第2庁舎に来るのは初めてで工場のような見た目をした第2庁舎を目の前に2人は戸惑っていた。
「おい何してんだよ。」
後ろから急に声をかけられ大石は急いで振り向いた。
「ここだろ?俺らの新しい職場、ここが第2庁舎かー」
甲賀が呟いた。
「何で俺らが選ばらんだろうな。マジで謎だわ」
新屋が呟いた。
数分後
大石らはゆっくりと第2庁舎の中へと入っていった。
中に入ると、武装した隊員らがそこら中にうろついていた。
第2庁舎は、特殊科所属の陸上特警隊が訓練施設として使っている。
「おい、民間人が来ていいところじゃねーぞ。許可は取ってんのか?」
近くにいた陸上特警隊員が声をかけてきた。
「許可ですか?」
豊島が聞くと隊員は笑みを見せた。
「総監本部第1庁舎わかるか?そこで許可取ってこい。外部の人間は立ち入り禁止なんだよ。ここ。」
「俺ら同職っす」
そう言うと新屋は国保隊員証を見せた。
「んだよ。で何しに来た?」
「特別作戦攻撃部隊に今日から配属になって」
「あー特攻のか。なら向こうに行け。しばらく歩いていくとクリーム色の建物が見えてくる。そこが特攻の待機、訓練施設だ。」
「ありがとうございます」
そう言うと新屋は頭を下げた。
「にしても後悔すんなよ。特攻行って、あそこに行くイコール死にに行くって事だからな」
そう呟くと隊員はタバコを口にくわえながら去っていった。
言われたクリーム色の建物に入ると1人の男が受け付け前のソファーに座っていた。
「団長、お疲れ様です」
大石らは急いで敬礼した。
「おっ来たか。待ってたぞー。君たちは第1班配属だ。2階の1番の奥の部屋に行ってくれ」
河内に言われ大石らはそのまま2階へと向かった。
2階に着くとそのまま奥の部屋に向かった。
「ここか。なんか不気味だな」
甲賀が呟いた。
「第2庁舎って、元々学校らしくてそれを改装したらしいからな。」
新屋が言った。
「とにかく開けっぞ」
そう言うと甲賀はドアを勢いよく開けた。
部屋の中に入ると既に2人の男がいた。「来たか。好きな席に座ってくれ。全員集まったら自己紹介とかしていこう。あ、ついでに俺はここの班長の浦渼だ。よろしく」
「副班長の海野だ。」
「あっ大石で……」
「自己紹介とかいいからさっさと座って荷物片付けろ。」
海野に言われ大石は軽く頭を下げた。
数分後
続々と部屋に第1班配属メンバーらが入ってきた。
「自由に席選んでねー。」
浦渼が言うとメンバーらは頭を下げた。
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