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ULTIMATE〜INFECTION
ULTIMATE〜INFECTION第8話
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主要登場人物一覧
蔵島壱成(18) …2代目主人公 警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属
竹島龍聖(18)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属(自殺)
中島佑紀弥(18)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属
藤森俊哉(18)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属
室口翔平(41)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース担当教官
西崎保法(38)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース担当教官
北家徳仁(59)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部部長
……………………………………………………………
遂に卒業試験が始まった。
午前9時、点呼が終わると最初に掛け声を出しながら、歩調を合わせながら走る試験だった。
いつも点呼が終わると1時間ほど行う訓練だ。
「いーち、いーち、いっち、に」
「教育隊ーいっち、にー、さん、しー」
1時間ほど行われた試験を見ながら教官達はチェックをした。
次に口述試験
警衛官職務執行法や、校則などのルールを口頭で述べるという物だ。
1人30分間かけて行われた。
この2つの試験を終え一日目は終了した。
「やべーよ、やべーよ、明日射撃試験じゃん。俺射撃苦手なんだよなー」
中島が慌てた様子で食堂に入ってきた。
「あんなの簡単だろ。撃つだけだろ?」
そう言いながら藤森は手で銃の形を作ってみせた。
「お前ら、勘違いしてねーよな?射撃試験だけじゃねーぞ?」
蔵島が言うと藤森と中島は唖然とした。
「やっぱり、勘違いしてたか。銃の分解もテスト内容に入ってる。1から組み立ててそのまま狙いを定めて撃つ。後、実弾だから今まで行ってきた模擬弾訓練とはまた違うし。」
そう言いながら蔵島は下から射撃分野の教科書を出した。
「俺は、組み立てさえスムーズに出来ればそれでいいと思う」
蔵島が言うと藤森は急いで蔵島の開いている教科書に目をやった。
翌日
この日は射撃試験と筋力試験が行われた。
射撃試験は組み立てから行いその後実弾での発砲だ。
筋力試験は、懸垂、腕立て伏せ、腹筋、走り幅跳びなどを行った。
この4分野が終わるとそのまま一般コースは体操服から出動服に着替え第1グラウンドをULコースは、体操服から隊服に着替え装備をつけるとフル装備での第2グラウンドで走破試験に挑んだ。
夏が終わりを告げた季節だが、まだどこか暑さが残っており、荒い息を吐きながら走り続けた。
2時間、3時間、
まだ笛がならない。ひたすら走り続ける。そしてようやく笛がなり終えた。
笛がなり終えた頃には数人が医務室に搬送される事態となっており搬送された者は試験脱落者とみなされ、もう一度1から警衛官候補生としての教育を受けることになった。
その日の夜
蔵島は食欲など湧かず寮で休憩を取っていた。
「もうばててんのか。はえーな笑」
藤森が言った。
「おー。藤森か。さすがに今日の試験はきつすぎたわ」
「射撃試験はどうだった?」
「一応スムーズにいけたと思うけど」
「そうか。俺、射撃試験ミスったかも。撃つ寸前でつまづいてしまってよ、的が外れた笑笑」
「まじか。走破試験はどうだった?」
「それに関しては問題ないと思うけどな」
その時、中島が部屋に入ってきた。
「おい藤森、射撃の向井教官がお前を呼んでたぞ?」
「え?まじ?」
藤森は急いで廊下に出た。
廊下に出ると射撃分野担当の向井教官が立っていた。
「お疲れ様です」
藤森はすぐに敬礼した。
「藤森、これを見ろ」
そう言うと向井は1枚の紙を渡した。
「射撃試験の結果だ。見ての通りお前の脱落が決まった。射撃試験で脱落をしたのはお前を含めて5人だ。どうする?このまま最終試験まで受けるか?受けないという選択肢もある。最終試験を合格してももう一度1から警衛官候補生としての教育を受ける事になるからな」
向井から言葉を聞いた瞬間、藤森の頭の中は真っ白になった。
「だ、脱落ですか?」
「あーそうだ」
「もう一度1から…」
「おん」
「そんな馬鹿な」
藤森はそのまま膝から崩れ落ちた。両親共に警衛官である藤森にとって、1発で警衛官になる事が何よりの親孝行だと思っていた。だが今それが叶わない事を知ったのだ。
「どうする?最終試験はパスでいいか?」
「いえ、受けます」
「は?」
「ですから受けます。自分最終試験受けます。最終試験をアイツらと一緒に受けます。そしてもう一度警衛官候補生としての教育を受けます」
「そうか…」
向井は、驚きの表情を見せながら、藤森に封筒を渡した。
「そこに退校届けがある。お前にはここを辞めてもらう」
「ど、どうしてですか?」
「自分を大事にしろ。体の悲鳴ぐらいちゃんと聞いてやれ」
「え?何言ってるんですか?」
藤森が聞くと向井はもうひとつの封筒を手に持った。
蔵島壱成(18) …2代目主人公 警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属
竹島龍聖(18)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属(自殺)
中島佑紀弥(18)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属
藤森俊哉(18)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース所属
室口翔平(41)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース担当教官
西崎保法(38)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部ULコース担当教官
北家徳仁(59)…警衛局付属教育隊大阪地方方面本部部長
……………………………………………………………
遂に卒業試験が始まった。
午前9時、点呼が終わると最初に掛け声を出しながら、歩調を合わせながら走る試験だった。
いつも点呼が終わると1時間ほど行う訓練だ。
「いーち、いーち、いっち、に」
「教育隊ーいっち、にー、さん、しー」
1時間ほど行われた試験を見ながら教官達はチェックをした。
次に口述試験
警衛官職務執行法や、校則などのルールを口頭で述べるという物だ。
1人30分間かけて行われた。
この2つの試験を終え一日目は終了した。
「やべーよ、やべーよ、明日射撃試験じゃん。俺射撃苦手なんだよなー」
中島が慌てた様子で食堂に入ってきた。
「あんなの簡単だろ。撃つだけだろ?」
そう言いながら藤森は手で銃の形を作ってみせた。
「お前ら、勘違いしてねーよな?射撃試験だけじゃねーぞ?」
蔵島が言うと藤森と中島は唖然とした。
「やっぱり、勘違いしてたか。銃の分解もテスト内容に入ってる。1から組み立ててそのまま狙いを定めて撃つ。後、実弾だから今まで行ってきた模擬弾訓練とはまた違うし。」
そう言いながら蔵島は下から射撃分野の教科書を出した。
「俺は、組み立てさえスムーズに出来ればそれでいいと思う」
蔵島が言うと藤森は急いで蔵島の開いている教科書に目をやった。
翌日
この日は射撃試験と筋力試験が行われた。
射撃試験は組み立てから行いその後実弾での発砲だ。
筋力試験は、懸垂、腕立て伏せ、腹筋、走り幅跳びなどを行った。
この4分野が終わるとそのまま一般コースは体操服から出動服に着替え第1グラウンドをULコースは、体操服から隊服に着替え装備をつけるとフル装備での第2グラウンドで走破試験に挑んだ。
夏が終わりを告げた季節だが、まだどこか暑さが残っており、荒い息を吐きながら走り続けた。
2時間、3時間、
まだ笛がならない。ひたすら走り続ける。そしてようやく笛がなり終えた。
笛がなり終えた頃には数人が医務室に搬送される事態となっており搬送された者は試験脱落者とみなされ、もう一度1から警衛官候補生としての教育を受けることになった。
その日の夜
蔵島は食欲など湧かず寮で休憩を取っていた。
「もうばててんのか。はえーな笑」
藤森が言った。
「おー。藤森か。さすがに今日の試験はきつすぎたわ」
「射撃試験はどうだった?」
「一応スムーズにいけたと思うけど」
「そうか。俺、射撃試験ミスったかも。撃つ寸前でつまづいてしまってよ、的が外れた笑笑」
「まじか。走破試験はどうだった?」
「それに関しては問題ないと思うけどな」
その時、中島が部屋に入ってきた。
「おい藤森、射撃の向井教官がお前を呼んでたぞ?」
「え?まじ?」
藤森は急いで廊下に出た。
廊下に出ると射撃分野担当の向井教官が立っていた。
「お疲れ様です」
藤森はすぐに敬礼した。
「藤森、これを見ろ」
そう言うと向井は1枚の紙を渡した。
「射撃試験の結果だ。見ての通りお前の脱落が決まった。射撃試験で脱落をしたのはお前を含めて5人だ。どうする?このまま最終試験まで受けるか?受けないという選択肢もある。最終試験を合格してももう一度1から警衛官候補生としての教育を受ける事になるからな」
向井から言葉を聞いた瞬間、藤森の頭の中は真っ白になった。
「だ、脱落ですか?」
「あーそうだ」
「もう一度1から…」
「おん」
「そんな馬鹿な」
藤森はそのまま膝から崩れ落ちた。両親共に警衛官である藤森にとって、1発で警衛官になる事が何よりの親孝行だと思っていた。だが今それが叶わない事を知ったのだ。
「どうする?最終試験はパスでいいか?」
「いえ、受けます」
「は?」
「ですから受けます。自分最終試験受けます。最終試験をアイツらと一緒に受けます。そしてもう一度警衛官候補生としての教育を受けます」
「そうか…」
向井は、驚きの表情を見せながら、藤森に封筒を渡した。
「そこに退校届けがある。お前にはここを辞めてもらう」
「ど、どうしてですか?」
「自分を大事にしろ。体の悲鳴ぐらいちゃんと聞いてやれ」
「え?何言ってるんですか?」
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