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記録ノ17 将来の夢:ネプチューンオオカブト
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そう園を数か月後に控えたある日、僕は先生に突然こんなことを聞かれた。
「リョーマくんの将来の夢は?」
そして僕はこう答えた。
「ネプチューンオオカブト」と。
幼児期なら将来の夢にアニメのキャラとかの実現不可能な夢をあげるのも無理はない。
しかしなぜネプチューンオオカブトなのか?
この背景には当時の子供文化を席捲していたあの社会現象が存在する。
そう、ムシキングブームである。
ご存じのない方に説明すると、甲虫王者ムシキングはカブトムシやクワガタのカードを使って戦うアーケードカードゲーム。子供たちになじみのあるムシというテーマとじゃんけんをベースにしたシンプルかつ分かりやすいシステムが受け、ファミリー向けのゲーセンに置かれていないところはないと言われるほどの大ブームとなり、今日まで続くキッズアーケードカードゲームのパイオニアというべき存在だ。
僕も当時、休みの日になれば毎週のようにショッピングセンターのゲーセンに行き、はまったものだ。
そしてネプチューンオオカブトもこのゲームに登場する。
ネプチューンオオカブト自体は全ムシ好き少年のあこがれであるあのヘルクレスオオカブトに次いで世界に2番目に大きいカブトムシだ。
しかしゲームのネプチューンオオカブトはちょいレアキラカードであるが特別強いわけではない。
よく出る小型甲虫よりちょっと能力が高いぐらいであった(といってもムシキングはカスタマイズ次第でどんなムシも強くなるし、通常パラメーターの低い小型甲虫には究極技が使えるなどのそれなりのメリットがあり、中~大型甲虫には能力が高いかわりに究極技が使えないなどのデメリットが存在するのだが)
ではなぜネプチューンオオカブトと答えたのか?
それは僕の持ってたカードの中で数少ないキラカードだったからである。
レアじゃない小型甲虫ばっかり引き当ててた僕にとって、クラスに割といたヘルクレスとかのレアカード(彼らも自力で引き当てたとかではなく中古で買ったとかの可能性もあるが)持ってたヤツがうらやましくて仕方なかった。
そんな中引き当てた数少ないキラカードがこのネプチューンオオカブトというワケだ(あとモーレンカンプオオカブトものちに引き当てた。こちらもちょいレアレベルだ)。
とりあえず自信満々にネプチューンオオカブトと答えた僕。しかし僕はこの時しらなかった。
この将来の夢が一生残る卒園アルバムに刻まれることを…
そう、先生はあの時教えてくれなかったがこの将来の夢は卒園アルバムの自分の写真の下部に自分の名前とともに記されるのだ。
じつは僕だけでなくほかの男子たちにも将来の夢にムシを挙げた者は少なからずいた。それだけムシキングの影響力がすごかったということであろう。
しかし彼らがヘルクレスだのリッキーブルーだのという強いムシの名をあげているのに対し僕の”ネプチューンオオカブト”は浮いてしまった感がある(ちなみに小型甲虫であるオオクワガタを挙げている子もいた)。
そして僕は小学校入学後、クラスメイトから「将来の夢にネプチューンオオカブトと答えた男」してネタにされ続け、運命に翻弄されることとなるのだがそれはまた別の話…
しかしあの頃の自分たちは本気でムシになりたいと思ってたのだろうか?万が一ムシになった際のデメリットを考えていたのであろうか(喋れないとか)?
それはネプチューンオオカブトと答えた僕にも正直わからない。でもあの時の僕らは強いものへの憧れがあったのは間違いない。
もしかしたらゲームのムシみたいに強くなりたいという意味だったのだろう。ゲームの中の強いムシたちはヒーローだったから。
…長く綴ってきた僕の幼稚園時代の記録も、次で最後の1ページが埋まる。
さて最後は何を話そうか?
「リョーマくんの将来の夢は?」
そして僕はこう答えた。
「ネプチューンオオカブト」と。
幼児期なら将来の夢にアニメのキャラとかの実現不可能な夢をあげるのも無理はない。
しかしなぜネプチューンオオカブトなのか?
この背景には当時の子供文化を席捲していたあの社会現象が存在する。
そう、ムシキングブームである。
ご存じのない方に説明すると、甲虫王者ムシキングはカブトムシやクワガタのカードを使って戦うアーケードカードゲーム。子供たちになじみのあるムシというテーマとじゃんけんをベースにしたシンプルかつ分かりやすいシステムが受け、ファミリー向けのゲーセンに置かれていないところはないと言われるほどの大ブームとなり、今日まで続くキッズアーケードカードゲームのパイオニアというべき存在だ。
僕も当時、休みの日になれば毎週のようにショッピングセンターのゲーセンに行き、はまったものだ。
そしてネプチューンオオカブトもこのゲームに登場する。
ネプチューンオオカブト自体は全ムシ好き少年のあこがれであるあのヘルクレスオオカブトに次いで世界に2番目に大きいカブトムシだ。
しかしゲームのネプチューンオオカブトはちょいレアキラカードであるが特別強いわけではない。
よく出る小型甲虫よりちょっと能力が高いぐらいであった(といってもムシキングはカスタマイズ次第でどんなムシも強くなるし、通常パラメーターの低い小型甲虫には究極技が使えるなどのそれなりのメリットがあり、中~大型甲虫には能力が高いかわりに究極技が使えないなどのデメリットが存在するのだが)
ではなぜネプチューンオオカブトと答えたのか?
それは僕の持ってたカードの中で数少ないキラカードだったからである。
レアじゃない小型甲虫ばっかり引き当ててた僕にとって、クラスに割といたヘルクレスとかのレアカード(彼らも自力で引き当てたとかではなく中古で買ったとかの可能性もあるが)持ってたヤツがうらやましくて仕方なかった。
そんな中引き当てた数少ないキラカードがこのネプチューンオオカブトというワケだ(あとモーレンカンプオオカブトものちに引き当てた。こちらもちょいレアレベルだ)。
とりあえず自信満々にネプチューンオオカブトと答えた僕。しかし僕はこの時しらなかった。
この将来の夢が一生残る卒園アルバムに刻まれることを…
そう、先生はあの時教えてくれなかったがこの将来の夢は卒園アルバムの自分の写真の下部に自分の名前とともに記されるのだ。
じつは僕だけでなくほかの男子たちにも将来の夢にムシを挙げた者は少なからずいた。それだけムシキングの影響力がすごかったということであろう。
しかし彼らがヘルクレスだのリッキーブルーだのという強いムシの名をあげているのに対し僕の”ネプチューンオオカブト”は浮いてしまった感がある(ちなみに小型甲虫であるオオクワガタを挙げている子もいた)。
そして僕は小学校入学後、クラスメイトから「将来の夢にネプチューンオオカブトと答えた男」してネタにされ続け、運命に翻弄されることとなるのだがそれはまた別の話…
しかしあの頃の自分たちは本気でムシになりたいと思ってたのだろうか?万が一ムシになった際のデメリットを考えていたのであろうか(喋れないとか)?
それはネプチューンオオカブトと答えた僕にも正直わからない。でもあの時の僕らは強いものへの憧れがあったのは間違いない。
もしかしたらゲームのムシみたいに強くなりたいという意味だったのだろう。ゲームの中の強いムシたちはヒーローだったから。
…長く綴ってきた僕の幼稚園時代の記録も、次で最後の1ページが埋まる。
さて最後は何を話そうか?
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