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おこぼれ話338 バナナーズ

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シュウジくんは体育の時間でチームを組むとき、謎のチーム名をつけていた。
その名は「バナナーズ」…正直みんなこのチーム名には「なんでやねん」といった感じであった。何の脈略もなく「バナナーズ」。彼がバナナ好きだったためだろうか。なぜ彼はそこまでバナナにこだわるのか。永遠の謎であった。

チームを組むたびに彼は「よし!チーム名はバナナーズだ!」と宣言すれば、周りは「またかよ~」とあきれ顔であった。正直僕もそのひとり。だがそれと同時に自分の中ではバナナーズは「偉大なるマンネリ」と思っていた。アンパンマンにおいてばいきんまんが毎回アンパンチでふっ飛ばされたり、ポケモンにおいてロケット団が10万ボルトでやな感じになる(BW以降はそのシーンも減ったけど)のと同じ。毎回お決まりで、展開が読めてるんだけど、なくなるとなんか寂しい。またかよと思ってながらも心の中ではそうなることを想定しているから「待ってました」とも思う。なんせ「バナナーズ」という口ずさみたくなる覚えやすいチーム名もどことなく好きだったのだ。

ちなみにアメリカには「サバンナ・バナナズ」という野球チームが実在する。(バナナボールというパフォーマンスを取り入れた独自のルールを提唱して世界中の野球ファンに知られているとか)
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