469 / 502
おこぼれ話331 オ・マ・エなぁーっ!!
しおりを挟む
「オ・マ・エなぁーっ!!」…小2の頃のリュウくんの口癖だ。
相手が自分の手柄を横取りしたり、相手の発言に不服なところがあった際によく用いていた。
言い方としては「オ」と「マ」、「マ」と「エ」の間にスペースを入れてスタッカートに発音するのが特徴だ。
スタッカートに発音することで感情の高ぶりや怒りを表現している(と思っていたのは自分だけかもしれない。でも人が怒りを強調するときってスタッカートをけっこう使ってるものだと思う)。
このフレーズは自分の中ではリュウくんを象徴するフレーズであった。それに「オ・マ・エなぁーっ!!」という言い方は、怒りや抗議を表現するのにかなり使いやすくわかりやすいものだと考えていた。
それですぐ影響を受けることでおなじみの自分はすぐ使ってみたくなっちゃったのだ。
というワケで僕も実践。実践の舞台はある日の朝読書の出来事。
いつも同じ本を家から持ってきて読んでいた僕をトモくんがからかって「家から本を持ってきちゃいけないんだぞ~!先生に聞いてみな!」とかいってきた。もちろん先生がそんなこと言ったこと今まで一度たりともなかったし、図書室や教室の本でなく家から持ってきた本を読んでる人はいっぱいいる上に彼らが先生からおしかりを受けたことなんてこれまた一度たりともなかったので彼の言ってることはウソであることは一目瞭然であったが、念のため放課後先生に電話で確認(学校にいるときは聞く暇なかった)。案の定「家から本を持ってきちゃダメなんてことはない」との返答。
そして翌日、見え見えのウソをつきやがったトモくんにあのお言葉を一発くらわせてやったのだ!
「オ・マ・エなぁ~っ!!家から本を持ってきちゃダメってなんちゅーウソつきやがって!!」
…僕からお叱りを受けたトモくんは笑ってた。逆ギレすることも反論することもなく。ただただ天井を見上げながら笑ってた…
相手が自分の手柄を横取りしたり、相手の発言に不服なところがあった際によく用いていた。
言い方としては「オ」と「マ」、「マ」と「エ」の間にスペースを入れてスタッカートに発音するのが特徴だ。
スタッカートに発音することで感情の高ぶりや怒りを表現している(と思っていたのは自分だけかもしれない。でも人が怒りを強調するときってスタッカートをけっこう使ってるものだと思う)。
このフレーズは自分の中ではリュウくんを象徴するフレーズであった。それに「オ・マ・エなぁーっ!!」という言い方は、怒りや抗議を表現するのにかなり使いやすくわかりやすいものだと考えていた。
それですぐ影響を受けることでおなじみの自分はすぐ使ってみたくなっちゃったのだ。
というワケで僕も実践。実践の舞台はある日の朝読書の出来事。
いつも同じ本を家から持ってきて読んでいた僕をトモくんがからかって「家から本を持ってきちゃいけないんだぞ~!先生に聞いてみな!」とかいってきた。もちろん先生がそんなこと言ったこと今まで一度たりともなかったし、図書室や教室の本でなく家から持ってきた本を読んでる人はいっぱいいる上に彼らが先生からおしかりを受けたことなんてこれまた一度たりともなかったので彼の言ってることはウソであることは一目瞭然であったが、念のため放課後先生に電話で確認(学校にいるときは聞く暇なかった)。案の定「家から本を持ってきちゃダメなんてことはない」との返答。
そして翌日、見え見えのウソをつきやがったトモくんにあのお言葉を一発くらわせてやったのだ!
「オ・マ・エなぁ~っ!!家から本を持ってきちゃダメってなんちゅーウソつきやがって!!」
…僕からお叱りを受けたトモくんは笑ってた。逆ギレすることも反論することもなく。ただただ天井を見上げながら笑ってた…
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる