リョーマ伝～小学生編～

おこぼれ話301 クリスマスの都市伝説の巻

小5の時、お昼の校内放送の企画としてクリスマス近くに「クリスマスの都市伝説」なるものが紹介された。語り手は放送委員のエノウエさんだった。その内容は以下の通り。


「クリスマスイブの夜、靴下を枕元に置いとくと、”ある人”が現れ、”あるもの”を中に入れていきます。翌朝靴下の中を覗くと、中に吸い込まれて異次元空間に飛ばされてしまいます…」
「えっ！？」「マジかよ！？」「怖～い！！」
…ここまではクラスのほぼみんな信じてゾっとしながら聞いていた。都市伝説とはいえ身近な題材だったのが大きいだろう…しかしこの話には安心できるオチが待っている。
「…ですが煙突のない家にはやってきませんので安心してください。」
「あ～よかった…」「ウチ煙突無いから大丈夫だわ…」
煙突のない家は大丈夫という救い。周りは僕含めて煙突のない家がほとんどだったからみんな一安心。

…だが僕はこの話は荒唐無稽すぎると思っていた。
「クリスマスイブの夜にやってくるある人ってサンタしかおらんやろがい！そんでもって靴下に入れておくモンゆーたらプレゼントしかあらんやろがい！！もしこの話が本当だったらクリスマス成り立たんやろがい！だいたい毎年毎年世界中の子供たちがプレゼントのために靴下用意しとくんや！これが事実としたらクリスマスに毎年世界の総人口結構な割合で減ってるやろがい！」
…ところでこの都市伝説の出自ってどこだろう？本とかネットに書いてあったんか？それともエノウエさんたちの創作？
似たような話を聞いたことあるよって方情報お願いします。