リョーマ伝~小学生編~

一刀星リョーマ

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おこぼれ話274 北海道にもGはいます。

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道外にお住いの皆さん、北海道には「昆虫G」は生息してない。とお思いですか?
「昆虫G」が大嫌いな皆さん、「G」のいない北海道に移住したいと思ったことありませんか?
否!わずかだけど北海道にだって「G」はいるのです!生まれてこの方ずっと北海道暮らしの僕がその北海道の地で「G」に会ったのだから!!

それは小2の放課後のこと…近所の公園から帰宅する途中、ぼくは道中で茶色くて長い触角を持った虫を発見した。そう、紛れもなく「G」である。自分はこいつに出会うのは生まれて初めてだった。それまでマンガやアニメの中で何度も見てきたが、8年間生きてきて生で出会ったことはなかった、自分にとっては「実在するだろうが見たことはない幻の昆虫」だったのだ。そもそも「G」は北海道にはいないといわれていることもこの時は知らなかった。
で、その「G」をどうしたかというとその場で踏みつぶした。最初こそ初めての「G」に野生のカブトムシやクワガタを見つけたのと同じテンションで興奮したが、次第に気持ち悪くなったので踏みつぶしてしまった。昆虫界の嫌われ者の宿命か…今となってはすまない「G」よ。仲間の少ない北海道で一生懸命生きてきたというのに…

だが人生で初めて「G」に出会った興奮は失われたわけではない。
帰宅後僕は母に「帰宅途中でGを見かけた!」と驚きをもって伝えたが「北海道にGはいないじゃない!」と言われ、ここで僕は「北海道にはGはいない」と言われていることを初めて知った。しかし僕が観たのは紛れもなく「G」なのだ。

そしてこの話を聞いていた父が「自分も若いころに車屋で働いてた時に換気扇にGが大量発生したことがある」との証言が。父も生まれてずっと北海道暮らしだ。
皆さんこれでお分かりだろう…「Gは北海道にいない」は全くの間違い!本当は「Gは本州ほどじゃないが一応いる」が正しいのです!

PS. 北海道にお住まいの皆さん、または住んでいたことのある・行ったことのある皆さん、あなたの北海道での「G」目撃談もお待ちしております…
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