リョーマ伝～小学生編～

おこぼれ話262 新聞を作ったよ

小3の頃、自分の趣味で新聞を作ったことがある。
なぜ急に新聞を作りたくなったかというと、でんぢゃらすじーさんの単行本扉絵に乗っていたじーさん新聞に触発されたからだ。
その新聞は元々コロコロのふろくだったもので、単行本では文字が小さくて読みにくかったが、本編に負けず劣らずギャグいっぱいの内容が面白かった。
そこで自分が架空のギャグ記事でいっぱいの新聞を作ろうと思ったのだ。誰かに見せるためとかじゃない、単なる自己満足のため。

新聞といっても学校で作る壁新聞みたいに大きな画用紙ではなく普通のコピー用紙に鉛筆書き。
内容は大好きなラチェット＆クランクの世界で起きたギャグっぽい出来事を描いたもの。ラチェクラの世界観を使いながらもニュースの内容はオリジナルかつ、作品の世界観から逸脱したシュールを通り越して支離滅裂な内容のものばかりだった。
個人的に気に入ってたギャグ記事は「大人気ホビー、ラーチェマン（ビーダマンのパロディ）で死亡事故が起きたけどほっとけ」という記事。「人命が失われているのに”ほっとけ”と無関心なところ」が個人的に面白いポイントだと考えていた。それにしても死亡事故でほっとけだなんて。架空の事故とは言え子供ってホント残酷ね…

この新聞は全部で4面ぐらい作った。
最後の面はテレビ欄。テレビ欄があってこその新聞だと自分は考えていたからだ。子供のうちって新聞なんてテレビ欄と4コマ漫画ぐらいしか読まないもんだからね。
そのテレビ欄の番組内容や局名もとにかく支離滅裂なもの。ヨーヨーテレビとかはなくそテレビとか。（ちなみに大人になってからヨーヨーテレビなる局が台湾に実在することを知って驚いた）
番組構成や内容も笑いに走った支離滅裂なもの。個人的に気に入ってたのがある局にて「朝7時台から映画を放送する」というCS以外ではありえない超イレギュラー編成。枠名も「朝から映画」だった。
これまた「他局がニュースとかやってる中で何のんきに映画なんてやってんだ」ってとこに面白さを見出してたのだ。

とにかくこの新聞は自分が「面白くてくだらない」と思うようなことを追求しまくったのだ。
1面から最終面まで楽しい気持ちで書くことができた。