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おこぼれ話241 あの人はセイちゃんでしょ~?
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小1の夏のある日曜、家族でショッピングモールへ買い物に行った帰り、駐車場にて僕は聞き覚えのある声に呼びかけられる
「あ、リョーマくん!」
声の主はセイちゃん。彼女もこの日家族でショッピングモールに遊びに来ていた。ちなみにモール内では一切会うことはなかった。お互い気づかずすれ違っていた可能性もあるが。
僕は声に気づいた瞬間に「セイちゃんだ!」と気づいたが、僕の両親は当時セイちゃんが我が家に遊びに来たことがなかったこと、参観日で父よりクラスメイトの顔を見ている母もまだ小学校生活が始まってギリギリ半年たってなかったという日の浅さでクラス全員の顔と名前が一致していなかったことで彼女の名前を知らなかった。
そのため両親は車に入った直後「さっきの子誰?」と聞いてきたが僕はすぐこう返した。
「あの人はセイちゃんでしょ~?」…何当たり前なこと聞いてんだ?みたいな口調でこう返答した。その言い方がユーモラスだったため、家族が変な空気になることはなくむしろ笑ってくれたが、「自分の常識は人の常識」みたいな言い方は幼かったとはいえ今思えばよくなかった。自分が知ってるからって他人も知ってるとは限らないんだから。
まだ家族だからよかったというべきか。血のつながらない他人だったら変な空気になってたかもしれない。だがこの時は言い方に救われたといっても過言ではなかったかもしれない。
「あ、リョーマくん!」
声の主はセイちゃん。彼女もこの日家族でショッピングモールに遊びに来ていた。ちなみにモール内では一切会うことはなかった。お互い気づかずすれ違っていた可能性もあるが。
僕は声に気づいた瞬間に「セイちゃんだ!」と気づいたが、僕の両親は当時セイちゃんが我が家に遊びに来たことがなかったこと、参観日で父よりクラスメイトの顔を見ている母もまだ小学校生活が始まってギリギリ半年たってなかったという日の浅さでクラス全員の顔と名前が一致していなかったことで彼女の名前を知らなかった。
そのため両親は車に入った直後「さっきの子誰?」と聞いてきたが僕はすぐこう返した。
「あの人はセイちゃんでしょ~?」…何当たり前なこと聞いてんだ?みたいな口調でこう返答した。その言い方がユーモラスだったため、家族が変な空気になることはなくむしろ笑ってくれたが、「自分の常識は人の常識」みたいな言い方は幼かったとはいえ今思えばよくなかった。自分が知ってるからって他人も知ってるとは限らないんだから。
まだ家族だからよかったというべきか。血のつながらない他人だったら変な空気になってたかもしれない。だがこの時は言い方に救われたといっても過言ではなかったかもしれない。
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