335 / 502
おこぼれ話197 ハーフというフレーズを知った日
しおりを挟む
小3のある日のスキー場でのスキー学習。その日はセイちゃんとペアでリフトに乗る機会があったのだが、その時のリフトのスタッフは欧米系の掘りの深い顔の若い女性であった。欧米系の顔…すなわちハーフである。日本語はペラペラで、日本人的な要素も顔にあったので本物の欧米人ではなくおそらくハーフだ。
だがこの時点で僕は「ハーフ」という言葉の意味を知らない。ハーフ&ハーフなら理解していたが。
だがハーフという「概念」は理解していた。この頃はすでにウエンツ瑛士やベッキー、滝川クリステルといったハーフの著名人が各メディアで多数活躍していたからだ。なのでハーフという言葉は知らなくても「海外の血が混じっている人」「ベッキーとかウエンツとかそういう系統の人」という形で「概念」そのものは理解していた。
「言葉」は知らなくても「概念」は知っている。この頃の僕のあるあるであった。
だからリフトのスタッフに対しての第一印象も「ベッキーとかの系統の人」との認識であった。
だがセイちゃんはハーフという言葉もしっかり頭の辞書にインプットされていた。リフトのスタッフを見た瞬間「リョーマくん!今の女の人ハーフだったね!」と声をかけたが、ハーフという言葉がインプットされていない僕は「ハーフって?」と聞き返した。その後セイちゃんは「日本人と海外の人との間に生まれた人のこと」とハーフの意味をしっかり教えてくれた。
ここで僕はその概念だけは理解していたことに気づいた。「ベッキーとかウエンツとか、あの系統の人たちはハーフと言うのか」と。
意外なところで勉強になったゲレンデの一日となった。スキー以上に勉強になったのかもしれない。
だがこの時点で僕は「ハーフ」という言葉の意味を知らない。ハーフ&ハーフなら理解していたが。
だがハーフという「概念」は理解していた。この頃はすでにウエンツ瑛士やベッキー、滝川クリステルといったハーフの著名人が各メディアで多数活躍していたからだ。なのでハーフという言葉は知らなくても「海外の血が混じっている人」「ベッキーとかウエンツとかそういう系統の人」という形で「概念」そのものは理解していた。
「言葉」は知らなくても「概念」は知っている。この頃の僕のあるあるであった。
だからリフトのスタッフに対しての第一印象も「ベッキーとかの系統の人」との認識であった。
だがセイちゃんはハーフという言葉もしっかり頭の辞書にインプットされていた。リフトのスタッフを見た瞬間「リョーマくん!今の女の人ハーフだったね!」と声をかけたが、ハーフという言葉がインプットされていない僕は「ハーフって?」と聞き返した。その後セイちゃんは「日本人と海外の人との間に生まれた人のこと」とハーフの意味をしっかり教えてくれた。
ここで僕はその概念だけは理解していたことに気づいた。「ベッキーとかウエンツとか、あの系統の人たちはハーフと言うのか」と。
意外なところで勉強になったゲレンデの一日となった。スキー以上に勉強になったのかもしれない。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる