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おこぼれ話180 肉眼で見た結晶の巻
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小1のある冬の日、雪の積もった部分をただ何となく眺めていると、その部分に何か浮かんできた。
「…!雪の結晶だ!初めて見た!」
そう、結晶が見えたのである。うっすらだけど確かに見えた。それまで雪の結晶は写真やイラストでは見たことがあっても生で見たことがなかったからUMAみたいな伝説上の存在と思っていたのだが、この時実在すると知った。
自分が観た時の第一印象は「雪印のマークみてえ!」である(そもそも雪印のマークのモデルなんだけどさ)。
それから数日後、学校にあった図鑑で雪の結晶を見たとき、結晶にもいろいろな種類があることを知った。
そして自分の見た結晶を調べたところ、その結晶はかなりのレアものだったことが判明。
人生で初めて見た結晶が、いきなりのレアものだったことに驚いた。
時を同じくしてセイちゃんやユウマくんに結晶を見たということを話したら、ユウマくんは「結晶って汚いだろ」なんて言ったが、セイちゃんは「キレイだよ~!」と言い返していたのを覚えている。
自分的にはユウマくんは「結晶見たことないから悔しくて負け惜しみ言ってるんだろ」と思い、結晶を見た自分は心の中でなぜだかいばってた。いばることでもないのに…
「…!雪の結晶だ!初めて見た!」
そう、結晶が見えたのである。うっすらだけど確かに見えた。それまで雪の結晶は写真やイラストでは見たことがあっても生で見たことがなかったからUMAみたいな伝説上の存在と思っていたのだが、この時実在すると知った。
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