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おこぼれ話169 犯人は男子トイレのニオイ
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小3のある日の中休み、直前の2時間目終盤から尿意に襲われていながらもなんとか授業が終わるまで踏ん張った僕は休み時間が始まるやいなや急いでトイレに駆け込んだ。
しかしトイレに入った瞬間、僕の鼻を恐怖の悪臭が襲う。おそらくは大のニオイかと思われるが、大便器を確認してもどの便器にも流し忘れた大は一切見当たらなかった。
僕だけではなく、男子トイレに入った皆が口々に「臭せぇ!」と声をあげる。まさに地獄絵図。
出すものを出してすっきりして次の授業に備えるためのオアシスであるはずのトイレが謎の悪臭によって地獄と化してしまったのだ。
教室に戻った僕は自分の席に座るやいなや、自分の机に鉛筆でダイイングメッセージ風にある一文を書いて、死体のように机に倒れたフリをした。
そのメッセージとは「男子トイレのニオイ」。自分としてはあの異臭の恐ろしさを女子やトイレに行ってない男子に伝えるため、そして笑いを誘うための演出だ。
倒れたフリをした僕を真っ先に発見した男子は僕の机に書かれた「男子トイレのニオイ」の一文を見て爆笑。集まったほかのクラスメイトは引き気味だったが…
しかしあの悪臭の正体は結局何だったのか…今となっては知るよしもないが大の残り香か?だとしたらすさまじい残り香だ…
しかしトイレに入った瞬間、僕の鼻を恐怖の悪臭が襲う。おそらくは大のニオイかと思われるが、大便器を確認してもどの便器にも流し忘れた大は一切見当たらなかった。
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出すものを出してすっきりして次の授業に備えるためのオアシスであるはずのトイレが謎の悪臭によって地獄と化してしまったのだ。
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