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おこぼれ話158 黄色いキウイって珍しいの?
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小5の家庭科の授業でフルーツを切って盛り合わせてフルーツの盛り合わせを作った。
フルーツは家からひとり1種類ずつ持っていく(種類はひとり1種類だが、個数は制限なしだった記憶が)、誰が何を持ってくるか事前に班で相談して決めたのだが、僕はキウイを持ってくることになった。
自分が持ってきたのは黄色のキウイ(ゼスプリゴールドってやつ)。黄色いキウイは物心ついたころからよく食べていた。普通のより甘みが強いので普通のキウイより好きだったりする。
僕たちの班の盛り合わせは当日、班の仲間であるセイタくんの提案で、みんなのフルーツを花のように盛り合わせることになった。
そして、僕の持ってきた黄色いキウイは花の中心部を担うことになった。まさか自分の持ってきた果物が盛り付けの大事な部分を担うことになるなんて…キウイよ、オレはアンタの偉業を実の子のことのように誇りに思うぜ…
そして僕のキウイは半分にカットされた後、さらに食べやすいように4分割され、皿に乗せられて白い皿に咲く大きく美しい花の顔へと姿を変えた。この盛り合わせは2セット作られた。
班のテーブルに乗った2輪の花の迫力と美しさはよだれものであった。食べる前からよだれ出ちゃってるよもう…フルーツなんて特別好きなわけじゃないのに…
各班員たちのフルーツという種が組み合わさった軌跡のコラボがどの花にも負けない美しい大輪の花を咲かせたのだ。
完成後、M上先生や見学に来ていた他の先生方が各班の盛り合わせを見て回っていた。
そして僕たちの班の花も絶賛された。誇らしい。
しかしここである先生が花の中心部、そう、僕の黄色キウイを見てある一言を発する。
「えっ!?これ黄色いキウイ!?先生始めて見た!!」
この時僕は驚いた。「黄色いキウイってそんなに珍しいのか!?」
…もちろん知らない人は知らないんだから先生に罪はない。だが僕は物心ついたころから黄色いキウイを口にしてたし、スーパーで販売されている現場を見たことだってある。というか普通に売られている。
自分にとっては「普通の存在」であり、大々的に市販されているのだからだれもが知ってて当たり前の存在と思ってた。それを知らない人がいたことに驚いてしまったのだ。
価値観の違い…というか「自分が知ってるからと言ってそれが世の常識とは限らない」という現実に直面した日であった。
フルーツは家からひとり1種類ずつ持っていく(種類はひとり1種類だが、個数は制限なしだった記憶が)、誰が何を持ってくるか事前に班で相談して決めたのだが、僕はキウイを持ってくることになった。
自分が持ってきたのは黄色のキウイ(ゼスプリゴールドってやつ)。黄色いキウイは物心ついたころからよく食べていた。普通のより甘みが強いので普通のキウイより好きだったりする。
僕たちの班の盛り合わせは当日、班の仲間であるセイタくんの提案で、みんなのフルーツを花のように盛り合わせることになった。
そして、僕の持ってきた黄色いキウイは花の中心部を担うことになった。まさか自分の持ってきた果物が盛り付けの大事な部分を担うことになるなんて…キウイよ、オレはアンタの偉業を実の子のことのように誇りに思うぜ…
そして僕のキウイは半分にカットされた後、さらに食べやすいように4分割され、皿に乗せられて白い皿に咲く大きく美しい花の顔へと姿を変えた。この盛り合わせは2セット作られた。
班のテーブルに乗った2輪の花の迫力と美しさはよだれものであった。食べる前からよだれ出ちゃってるよもう…フルーツなんて特別好きなわけじゃないのに…
各班員たちのフルーツという種が組み合わさった軌跡のコラボがどの花にも負けない美しい大輪の花を咲かせたのだ。
完成後、M上先生や見学に来ていた他の先生方が各班の盛り合わせを見て回っていた。
そして僕たちの班の花も絶賛された。誇らしい。
しかしここである先生が花の中心部、そう、僕の黄色キウイを見てある一言を発する。
「えっ!?これ黄色いキウイ!?先生始めて見た!!」
この時僕は驚いた。「黄色いキウイってそんなに珍しいのか!?」
…もちろん知らない人は知らないんだから先生に罪はない。だが僕は物心ついたころから黄色いキウイを口にしてたし、スーパーで販売されている現場を見たことだってある。というか普通に売られている。
自分にとっては「普通の存在」であり、大々的に市販されているのだからだれもが知ってて当たり前の存在と思ってた。それを知らない人がいたことに驚いてしまったのだ。
価値観の違い…というか「自分が知ってるからと言ってそれが世の常識とは限らない」という現実に直面した日であった。
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