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おこぼれ話141 ソフトがなければカメラで遊べばいいじゃない

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3DSが発売されて2カ月ほどたった6年生の春。
僕の欲しいソフトは一向に発売される気配はなく、相変わらず内蔵ソフトと既存DSソフトでプレイする日々が続いていた。
このころ任天堂が誇る看板タイトルのひとつであるゼルダが3DSで発売。マリオやピカチュウを差し置いてお先に3DSに登場のリンク。マリオはまだか、ポケモンはまだか…ますますそう思う日々になっていった。(誤解のないよう書いておくがゼルダに恨みを持っているわけではない。ただ自分の欲しいソフトがでるのが待ち遠しくて仕方なかっただけだ)。

そんな中で僕は3DSのカメラでも遊び始めるようになる。買い始めたころから使ってたけどね。
カメラと言えばDSiの頃からついているが、僕はDSiを買ってもらえなかったので、ゲーム機のカメラは長年のあこがれ、夢だったのだ。
だから3DSのカメラで遊びまくった。自分の持ってるおもちゃとか、容量を無駄にするな!ってぐらい撮りまくった。
そんなある日のことである。僕が放課後に近所の公園を自転車で通りかかると、クラスメイトの男子に呼び止められた。
どうやら付き合ってるという噂のあったクラスメイトの男女2人がイチャイチャしてたからカメラ持ってたら証拠撮っておけのことであった。
僕は言われるがままに3DSを取り出してそいつらの写真を言われるがまま撮っていた。今となっては申し訳なかった。もちろん被写体となった女子にすぐ止められて3枚ほどしか撮らなかったが。
帰宅後、撮った例の写真のうち、最後に撮った女子が手でカメラを覆うような写真に落書き機能で手の部分を黄色く塗って「ゴッドハンド」にしたりした。今となっては申し訳ない。アイツに言われるがままであったが、今となってはそれを実行した自分にも非がある。

それからもしばらくソフトに恵まれない日々…しかし6月、ついに転機が訪れる。
ついにぼくの3DSにも春がやってくるのだ。以下次回。
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