リョーマ伝~小学生編~

一刀星リョーマ

文字の大きさ
上 下
247 / 504

おこぼれ話109 手話で描こう

しおりを挟む
小4の3学期、道徳の授業で障害について様々なことをグループごとに調べて発表する機会があり、僕はソラくんと一緒に2人で手話について調べて発表することになった。
僕はソラくんと2人で手話について発表することとなった。

まずは2人で図書室に置いてあった手話の本を見て様々な手話を調べてみる。
本は複数あり、主要な単語を紹介したもののほか、会話形式で紹介しているものや手話で歌う童謡を紹介したものもあった。
ソラくんは本の中に書かれていた「好きなTV番組について」という会話を丸暗記して披露することになった。結構な長丁場の会話だ。
発表では手話をしながら口で意味を説明(=普通の会話)しながら披露する。この会話の中では「ドラえもん」を示す手話(本当に本に載ってた)があって驚いた。指を3本たてた両手を顔に持ってきてドラえもんのヒゲを表した後、両手を腹部に持って行って四次元ポケットを探るような動作をするというものだ。
もちろん僕も何かしらの手話を披露することとなっている本を読んで覚えられそうな手話を目を皿にして探し、必死に覚えようとするもなかなかマスターできずにソラくんにはダメ出しされて迷惑をかけてしまう日々…進歩のないまま発表日だけが刻一刻と迫っていく…
残り数日というタイミングで僕が見つけ出したのは「指の動きで曜日を表す」という手話だ。
その中で僕は「火曜日」とあともうひとつの曜日(何曜日だったか忘れた)を覚えた。

そしてやってきた発表日。僕は何とか覚えたその2つの手話を冒頭で披露。その後は完全にソラくんのターン。僕の出番は自分の実力不足のせいで冒頭数十秒で終わった。
その後ソラくんが上記の通りの長丁場の会話を披露したことから何人かのクラスメイトは「リョーマ何楽してんだよ」とか思ったことだろう。言い訳にしか聞こえないだろうがこっちだって大変だったのよ…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》

小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です ◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ ◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます! ◆クレジット表記は任意です ※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください 【ご利用にあたっての注意事項】  ⭕️OK ・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用 ※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可 ✖️禁止事項 ・二次配布 ・自作発言 ・大幅なセリフ改変 ・こちらの台本を使用したボイスデータの販売

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語

六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

リョーマ的Y2K子供文化史考

一刀星リョーマ
エッセイ・ノンフィクション
あの時少年だった筆者があの時の少年少女とそうでなかった人たちに贈る、2000年代~10年代初頭の子供文化に関する考察と持論集

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...