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おこぼれ話71 イナズマコンビ~やっぱりサッカーやろうぜの巻~
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小4~小5あたりのある日の放課後、セイタくん家で遊ぶ約束をして、彼の家を訪ねた時のこと…
玄関先で出迎えてくれた彼は突然僕にこんな提案をする。
「リョーマ、学校のグラウンドでサッカーやらねえか?」
…自分としてはセイタくんの家で遊ぶと頭の中では準備が進んでいたのだ。なのに予告なしに突然サッカーやろうなんて…急にもほどがある。自分は納得がいってなかった。こっちはお前と遊ぶためにこっちに来てんだぞ。だいいち二人きりのサッカーなんて盛り上がりに欠けるじゃないかと。
僕は彼には申し訳ないが「イヤ、家で遊ぼう」と提案し、自分の中での予定通り家で遊ぶことになった。
その後、家でゲームしたりしたが、サッカーをやりたかった彼の表情は常に暗かった。何をやっても盛り上がらない。いつも彼の家では笑い声の絶えないたのしい雰囲気なのに。僕もその様子を見て「これは違うな…やっぱりサッカーのほうがよかったか?セイタくんには申し訳ないことをした…」と思った。
そして彼もさすがに退屈してたのか、家に入ってから10数分後に僕に再び提案する。
「リョーマ、やっぱりサッカーやらねえか?」
…上記の通り僕も同じようなことを考えてた矢先のタイミングであった。
僕の返事は「うん!」であった。
そして学校のグラウンドへ向かい、2人でボールを蹴りあった。
グラウンドには僕とセイタくんの2人だけ。僕たちがボールを蹴りあうグラウンドは今まさにふたりだけのフィールドだ。なんといってもセイタくんからパスが回ってくるのが嬉しい(2人しかいないので当然僕しか回す相手がいないのだが)。自分は以前お話ししたようにパス!って言ってもパスが回ってこない人間だったのでその嬉しさはひとしおだ。僕たちは時間を忘れるぐらい、帰宅ギリギリの時間までひたすらにボールを蹴りまくった。ボールを2人じめできたあの時間は格別だった。
ふたりサッカー…最初はためらったが、実際やってみると自分があの時ためらってたのを忘れるぐらい夢中になっていた。
玄関先で出迎えてくれた彼は突然僕にこんな提案をする。
「リョーマ、学校のグラウンドでサッカーやらねえか?」
…自分としてはセイタくんの家で遊ぶと頭の中では準備が進んでいたのだ。なのに予告なしに突然サッカーやろうなんて…急にもほどがある。自分は納得がいってなかった。こっちはお前と遊ぶためにこっちに来てんだぞ。だいいち二人きりのサッカーなんて盛り上がりに欠けるじゃないかと。
僕は彼には申し訳ないが「イヤ、家で遊ぼう」と提案し、自分の中での予定通り家で遊ぶことになった。
その後、家でゲームしたりしたが、サッカーをやりたかった彼の表情は常に暗かった。何をやっても盛り上がらない。いつも彼の家では笑い声の絶えないたのしい雰囲気なのに。僕もその様子を見て「これは違うな…やっぱりサッカーのほうがよかったか?セイタくんには申し訳ないことをした…」と思った。
そして彼もさすがに退屈してたのか、家に入ってから10数分後に僕に再び提案する。
「リョーマ、やっぱりサッカーやらねえか?」
…上記の通り僕も同じようなことを考えてた矢先のタイミングであった。
僕の返事は「うん!」であった。
そして学校のグラウンドへ向かい、2人でボールを蹴りあった。
グラウンドには僕とセイタくんの2人だけ。僕たちがボールを蹴りあうグラウンドは今まさにふたりだけのフィールドだ。なんといってもセイタくんからパスが回ってくるのが嬉しい(2人しかいないので当然僕しか回す相手がいないのだが)。自分は以前お話ししたようにパス!って言ってもパスが回ってこない人間だったのでその嬉しさはひとしおだ。僕たちは時間を忘れるぐらい、帰宅ギリギリの時間までひたすらにボールを蹴りまくった。ボールを2人じめできたあの時間は格別だった。
ふたりサッカー…最初はためらったが、実際やってみると自分があの時ためらってたのを忘れるぐらい夢中になっていた。
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