リョーマ伝~小学生編~

一刀星リョーマ

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おこぼれ話59 おごられる人ひさしからず

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記録ノ23でさらっと触れた2年生の時に学校を去ったクラスメイトのズル休み常習犯、リョータにアイスをおごってもらったという話。今回はこれを掘り下げてみることにしよう。

それは2年生の5月下旬~6月上旬頃のある日の放課後のこと。
その日僕は平日放課後の日課であった家から自転車で10分ほどの公園を目的地にしてのサイクリングをしていた。
その道中、クラスメイト2人ぐらいと行動を共にしていたリョータくんに出くわす。
「オマエもしかして〇〇公園に行くのか?オレらもちょうど行こうと思ってたところだ!」
僕はリョータ達と一緒に公園へ向かうことに。
そしてリョータくんは自慢げに首にぶら下げたあるものをみせる。トトロの財布だ。

道中で他のクラスメイトもさらに2人ほど合流して、公園に到着…
の前に公園のそばにあるコンビニへ。子供だけでコンビニへ入るのは初めての経験だったのでこれだけでも特別感があった。だがさらなるサプライズが…
なんとリョータくんがガリガリ君をおごってくれるというのだ!
おごってくれたのはリッチシリーズのチョコ味。自分もずっと食べたかったが近くの店でなかなか打ってなくて食べられなかったフレーバーだ。それを本人の分も含めて6本。リッチシリーズは通常より高めの100数十円するのにそれを全員分おごってくれるのだから太っ腹だ。全部で600円以上。小2にとってはかなりの大金であろう。
これだけおごってくれる小2なんて日本中、いや世界中さがしてもそうそういないだろう。

その後公園の広場へ行き、皆でガリガリ君を実食。
友達と食べるアイスはやはり格別だった。あの時のおいしさはどんな高級アイスにもかなわないといっても過言ではない。
一刀星リョーマ、友達と買い食いする楽しさを満8歳にして知った瞬間であった。
リョータくん、16年越しにゴチになりました!
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